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仕事は「自分がどうしたいか」が問われる

20代の頃、上司や先輩に「あなたはどうしたいの?」と言われることが多かった。
私がなにか仕事の相談をする際に、「・・・で迷っているのですが、どうすればいいでしょうか?」と質問すると、大体冒頭の言葉で返ってくる。
当時は「わからないから聞いているんでしょ!」と戸惑いと怒りの気持ちが多かった。

「なんでわからないから聞いているのに、逆に聞き返してくるんだろう・・」

当時の自分はこんな気持だったと思う。

最近、後輩の指導をしていて「あなたはどうしたい?」の質問の意図がようやくわかった。

仕事って上の人が必ずしも答えを持っているわけではない。
資料を印刷するとか、お客様にアポを取るとか、書類を送るとか、やることが決まっている仕事は答えがあるだろう。
だが、8割くらいは答えがなく、都度考えながら行うのではないか。

だから、若手であろうと新卒であろうと、経験が少なかろうと、「自分なりのやり方を考え」仕事を勧めてほしいのが上司先輩としての気持ちだ。
勿論、最低限教えなければいけないことはきちんと教えた上で。

今、私も後輩2人と取り組んでいるプロジェクトがある。
一人の後輩は、やっていることに対して問題提起を沢山する。だけど、批判はするけど「アクション」までは出てこない状態だ。
そんな時、私も「あなたはどうしたいの?想いも聞かせて」と言っている自分に気がついた。自分で言いながら、過去に指導してくれていた上司や先輩も同じような気持ちだったんだろうなと実感する。
私から質問された後輩は、当然アクションまで考えていなく、戸惑いを見せている。まだまだ自分ごと化するとこまではできていないから。
もしかしたら、「そこは上が考えてよ」と思っているかもしれない。

でも、私はこれから先も、同じ質問を後輩に投げかけていくと思う。
なぜなら、「あなたはどうしたい?」の質問が、やがて仕事に対する当事者意識を芽生えさせることにつながるから。
そして、答えのない仕事に対して、後輩たちが自分なりの考えを持って行動するように変わっていくと思うから。私がそうだったように。

仕事は自分自身の強い想いがある程、質のいいものに変わっていく。
逆に、誰かから言われた方法で取り組み続けていると、
その人自身の良さが質に変わることはない。
要は誰が行っても同じ仕事まででとどまる。

私達は、一人ひとり何かしらの良さを持っている。
自分の良さを活かすことができるのは、自分自身が答えを出し続けること。
だから私は「あなたはどうしたい?」とこれからも問い続けていく。

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