ハッシュタグ「土用丑の日はうのつく本を読もう」に乗り『失われた足跡』(アレホ・カルペンティエル)を挙げる。未開部族の原始楽器を探索するためオリノコ川上流に旅立つ音楽家の物語。商業に関わる苦悩、文化の相違、細密に描写される南米のジャングル。幻惑的にしてアイロニカルな主題を楽しめる。

お読みいただき、ありがとうございます。 今後も小説を始め、さまざまな読みものを公開します。もしもお気に召したらサポートしてくださると大変助かります。サポートとはいわゆる投げ銭で、アカウントをお持ちでなくてもできます。