見出し画像

始点

僕らがたどり着いたのは
ベトナムの首都ハノイ。
ホアンキエム湖の周りを散歩したり
シクロと呼ばれる、
自転車の前方部分に乗客を乗せる荷台のついた
チャリンコタクシーに初めて乗りました。
かつてのフランスによる統治時代の名残、
西洋風の教会もあり
東南アジアの雑多な街並みに
響き渡る鐘の音が
「ハノイ」特有の雰囲気を
醸し出していました。

翌日向かったのは
兼ねてからいきたかった場所、
ベトナムの世界遺産で
景勝地、「ハロン湾」です。
穏やかな湾に
にょきにょきと乱立する
岩山。
船の団体ツアーで
途中から二人でカヌーに乗り
自由に散策しました。
ちょこっとだけ陸に上陸し
記念写真だけ撮って
またこいで船に帰りました。

そしてまさかの、タイとカンボジアの国境越え、
シェムリアップまでのバスで
同乗していたアメリカ人の5人組と
ベトナムの地で再会。
どうやら東南アジア周遊のルートが
ほとんど同じだったようです。
そしてハノイ3日目の夜は
彼らと「Taboo Bar」と
いうナイトクラブへ。
SNSが発達し
世界のどこにいても
スマホひとつで連絡がとりあえる
世の中で
こうやって偶然に、なんの約束もせず
会えるとは。
不思議な縁を感じてなりません。
こうしてベトナムのラストナイトを
踊り明かし
僕たちはハノイから飛行機に乗って
初めに降り立った地、タイのバンコクに
戻っていきました。


Taboo barでのパーティー

 

ハロン湾
ハノイの教会



相棒のはるきゃんは
少し体調を崩してダウン。
約1ヶ月でちょこっとだけ
海外にも慣れた僕は
1人でブラブラしたり
世界遺産、
アユタヤまでちょっと遠出して
観光したりしました。
相方が復活した後は
事前に大学の先輩から教わっていた
「ナナエンターテイメントプラザ」へ。
大人のエンターテイメント(笑)
これぞ、バンコク(笑)
ただ歩くだけでも楽しい(笑)

夜が更けても
屋台からは食欲をそそる香りと音が鳴り
バーやクラブは扉を開け
遊女達は明るく照らされた
宵の中を舞います。

昼から夜まで楽しませてくれるバンコク。
最後の夜は
はるきゃんのすすめで
バックパッカーが集まるカオサン通りの
「ザ・クラブ」へ。
東南アジア旅を締めくくるに相応しい
場所でした。
日の元で歴史や文化を学び、
光輝くネオンの元、所々で踊り明かした旅。
フルムーンパーティーに始まり、
ザ・クラブで幕を閉じました。
これが19歳、僕の初の海外放浪記。
ここが10年近くたっても
世界を流れ続ける私の原点です。


相棒とのラストナイト

合掌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?