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穏健

夜行バスで僕らがたどり着いた町は
「ホイアン」。
ベトナムの中部に位置するこの街は
世界遺産に登録されています。
かつて国際貿易港として繁栄し
日本人街も形成されていたとか。
昔々、ホイアンで日本人街と中国人街を、
繋いでいたのが橋が、
ホイアンの観光名所のひとつ、「来遠橋」、
通称「日本人橋」です。
入場チケットが必要と、事前情報で
知っていたのですが
チケットオフィスのような場所もなく
なんかスルスルッと橋まで行って
普通に渡りました(笑)
謎。
「まぁいいや、もうけもうけ。」
すいません、馬鹿な私達を許して(笑)

日本様式と中国様式
そしてベトナム式の建築が
織り混ぜって調和し、
点々と灯るランタンの光が
なんともノスタルジックな
気持ちにさせました。
この旅で訪れた「町」で
一番気に入った場所でした。

そして2日目は
スクーターを借りて
郊外へ。
人生初の原チャ運転。
ベトナムの地で色々とデビューしました。
初めは恐かったけど
慣れ始めたら気持ち~。
向かったのは「マーブルマウンテン」。
この記事を書いている時に知ったのですが
あの有名なお話「西遊記」にて
孫悟空が閉じ込められていた
山だそうです。
そして三蔵法師に救いだされる。
彼ら、ベトナムから旅してたのね(笑)
そんなことは全く知らない、
救いようのない若僧二人でしたが、
それでもとにかく楽しむのが
僕らの役目とばかりに
洞窟寺院や山の展望台からの景色を堪能(笑)
ちょうど良い運動になりました。

帰って川沿いの屋台でご飯。
只でさえなにか哀愁のような雰囲気が
漂うこの町の夕暮れ時は
堪らなくノスタルジーに溢れていました。
そこで食べたベトナム料理として名高い
「生春巻き」。
うん、皮はしっとりとしてておいしい。
でも個人的には揚げてもらった方が
テンションあがります(笑)

ホイアンから長距離バスに乗り
フエで乗り継ぎ。
疲れていたのでショッピングモールで
だらーっと過ごす1日。
そこから乗る夜行バスで事件は起きました。
海外の道には
高速道路などから町に入るときに
スピードを出しすぎたまま
走らないように
スピードブレーカーなる、
道路に小さな段差があります。
おそらくそこを猛スピードで
通ったのでしょう。
ベトナム特有のリクライニング
二段ベット式バスの上の段、最後列に
寝転がっていた僕達。
バスで寝ている全員が
一斉に跳ね上がりました(笑)
その眺めたるや圧巻(笑)
一番後ろだったので
寝ている全員が同じタイミングで
宙に浮いた瞬間を目にしたのです。

Fu*k
という怒声が飛び交うなか
ウケていたのはどうやら僕だけ。
怒りより笑い勝ち(笑)

笑う門には福来る
笑顔溢れる旅は
ベトナム最終地点の首都に向かいました。 


マーブルマウンテンの展望台
ベトナム生春巻き


夜のホイアン

Cảm ơn


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