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碧の軌跡改 断章「偽りの楽土を越えて」

※ネタバレがたくさんあります!ご注意を!


前章まででキーアを失い、国防軍に囚われたロイド。

断章のはじまりはノックス拘置所から。

 ロイドは拘置所に囚われ、なんとその同室にはガルシアが。ふたりで協力して拘置所から脱出することに。
 ちなみに他の支援課メンバーは拘置所には囚われず、それぞれ異なる場所にいるそう。なんでロイドだけ拘置所なんだろね。

 国防軍を順次無力化し、無事拘置所から脱出したロイド。ここでガルシアとはお別れ。脱出する途中で全部の牢屋に話しかけましたが、マルコーニ会長やアーネストなど、懐かしいメンツが揃ってました。ガルシアは、まだマルコーニ会長が囚われているのに自分だけ脱出するわけにはいかないとし、ロイドと別れ、マルコーニらを救出することにするそう。ご武運を!!

 ノックス森林道を一人で進む中、またしても国防軍が。はさみうちにされます。
 どうにか森林道の脇にある樹海に逃げ込む形で難を逃れたロイド。あれ、挟み撃ちにされたってことは、拘置所からも国防軍が来たんだよね。じゃあガルシアは…??

 森林道では最終的に国防軍に包囲されてしまいますが、ここで奇跡のお助けが。なんとツァイトです!しかも巨大な狼の姿の!

ツァイトの背中に乗せてもらい、その場から逃げるロイド。向かう先はどこかわかりませんが、とりあえずツァイトの背中もふもふしてそう。乗りたい。
 その道中、ツァイトからいろいろ教えてもらいます。

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 ここから少し長めの話を…。

 マリアベルの言っていた、幻の至宝とはデミウルゴス。大昔、女神から授けられた7つの至宝のうちのひとつ。人の認識や知識、ひいては因果まで操るトンデモ性能を持つ至宝でした。この至宝には高位の人格が与えられることで空の至宝のように暴走したりしませんでしたが、そうであるために、次第に至宝の心にはダメージが蓄積されていきます。あらゆる人の性と業、世界の不条理…そういうものがわかってしまう至宝は、自分自身がいつか暴走してしまうことを恐れ、幻の至宝という自分自身の因果を無くすことで自身をこの世から消滅させました。
 幻の至宝を失った人類はそれから反省することなく、幻の至宝と同等な何かを生み出そうと必死になります。1200年前の大崩壊以後、700年間に渡ってその方法を探し周り、とうとう500年前、無から有を生み出す錬金術の力も借りて、至宝を再現する方法を見つけ出したのです。そこで作られたのがキーア。キーアは純粋な人類ではなく、ホムンクルスつまり人造人間だったわけです。
 さらに錬金術師たちは、その至宝を育てるために「教団」という組織を作り、教団に至宝を育てさせます。教団は、各地からさまざまな情報を収集し、それを至宝の核、つまりキーアのもとへ集めます。その情報収集のために使われたのがプレロマ草。錬金術師たちは至宝の核の育成を教団に任せますが、それを資金的に可能にするために表世界に対して銀行家という形をとり、資金を集め、核を育て上げるための傀儡として教団を利用した。そして500年の時を経て、至宝の核であるキーアが育て上がり、今に至る、という歴史がキーア関係ではありました。
  なんか難しい話になってますが、まだどうにか理解が追いついています笑

 ちなみに現在のクロスベルは大きなドームに包まれており、至宝に許された存在しかクロスベル市内に入ることはできません。

 そんな話を聞きますが、ロイドの決意は変わらず。事件がどうのこうのも大事ですが、「キーアが本当はどうしたいのか」を特に大事にすると告げます。

 すると奥から聞き慣れた声が。

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 そう、ワジです。ワジは、ノエルが支援課からいなくなったあたりでしれっと支援課からいなくなっており、行方知らずでした。野暮用があるといって出ていったそうですが、まさかのここで再会。同行しているケビンやリースからも推測ができるように、ワジは聖杯騎士団のドミニオン第9位「蒼の聖典」でした。アッバスはその聖騎士。まさか彼が七耀教会の人間だったとは。もともと謎の多い人物でしたが、ここまでとは。教会がワジをクロスベルに潜伏させたのは、ある程度事態を予測していたから。教会恐るべし。やっぱ、軌跡シリーズってつまるところ、「教会VS結社」の物語なんだと思うわ。うん。

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 そしてその移動手段として教会の作戦機、メルカバを使うことに。

しかしメルカバ、デザインすごくいいよね。シンプルでなおかつシュッとしてる。好き。


ここで断章終了。断章だけあって短めですね。ただいろんな情報がたくさん詰まった章でした。

次章はついに終章。「それでも僕らは。」です。

ではまた次章でお会いしましょう!!! アデュー。(ワジ風)

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