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皆既月食

仕事終わって
そろそろ日没という頃に犬の散歩に外へ出たら、大きな満月が山の向こうから顔を出しました。

月食の始まりはもう少しあと。
ちょっと急いで散歩を済ませ、軽くお腹に入れてからまた外へ。

ちょうど月がかけ始めました。

私のiPhoneではきれいに撮ることはできないけど、やっぱり撮りたくてパシャパシャと撮り続けていたら…バッテリー切れ。

ゆっくり欠けるお月さまを
しばらく眺めていました。

昨日登った虚空蔵山より少し東に上った
満月を、サラサラと流れる川の流れの音を聞きながら、ふわ〜っと吹く風の匂いを楽しみながら少しずつかけていく月を眺めてる。

こんなにゆっくりと月を見ているのは久しぶり。自然の生み出す神秘的な天体ショーは、とても美しくてすっかり魅了されてしまいました。見られた事をとても幸せだなぁと思い、今ここにいることをありがたく感じました。

小さなことにくよくよし過ぎていたなぁ…。

自然の中に自分を置くと、本当にちっぽけだなぁって思う。
この広い宇宙の中での私は、空気の中の目に見えないゴミのような存在。それなのに気にしなくていいことを大きく育ててしまい、その重圧に勝手に押しつぶされそうに…自分でしていたのだ。

昨日の山へ登っていた時も、一歩前に進むことしか考えてなかったし、これから先も先のことだけ考えればいいんだ。

もういい歳なのに、こんな自分が情けないだとかそんな事も思わなくていいんだ。だってそれって、そう思うことがもう誰かと比べている。

どんな自分もOK!


今夜のこの皆既月食も、ついこの間辞めた団体のグループチャットで、たくさんの月食の画像が流れてきた。私のiPhoneは型が古いし技術もないのでこれが月?みたいな写真しか撮れなかったんだけど、思い切って載せてみました。もちろん、反応は少ないけど、他の人のステキな月の写真にはステキだね〜とか素直にコメント出来た。
そこでコメントするのももうすぐ終わり。って思ったらなんとも思わなくなった。

辞めたことで出来ることが多くなった気がします。

月が完全に見えなくなり赤い月となり、星がとてもきれいに輝いています。その星の中に幾つもの飛行機が飛んでいくのも私は好きです。
空が大きい田舎に住んでいることに感謝です。
28年前、ここへ来ると決めた夫に感謝です…そう思うまでに28年かかりましたが…。

さて、また月が出てくるまでを楽しみに外へ行きましょう!

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