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吾輩はガキである 24/02/02

2月2日金曜日。午前9時に寝て、13時に起きた。

「今が何時で……?今日は何日で……?どこまでが昨日……?」と末期の生活リズム崩壊患者の気分を味わった。
味わったというか末期患者そのものだった。寝たのに寝てないのに寝たのに起きた。

最初に怯えたのが「はえ……日記書いたっけ……?」だったのも何かに取りつかれているようで少し怖い。

そうだ、少し仮眠しようと思ったんだ!お昼ご飯にお寿司食べようと思って~、活動限界越えないためにちょっと休もうと思って~……。ずっと起きてたんだった。

思い出して支度し、すぐに外へ出た。
前日に買った上着を着て歩き、回転寿司に向かう。歩いて行ける距離にはくら寿司しかない。

回転寿司がめちゃめちゃ好きなわけではないけど、2週間で3回目だし4か月間で5回目くらいだ。いやめちゃめちゃ好きじゃん、寿司とハンバーガー。なぁ。あとコーヒー。なぁて。

急にハマったのも、最近「レア寿司」の存在に気づいたからだ。あら汁だけは知ってた。
回転寿司にも仕入れの問題で出している代物があるっぽくて、この前たまたま「幻のとろ鉄火軍艦」とやらにブチ当たった。破格だった。他の普段からある寿司ネタと違って、明らかにコストパフォーマンスが良い。

あとはコーヒーと緑茶が満足に飲めるうえに、デザートが好みの味。くら寿司デザートの小豆餡ってなんか美味しい気がする。

行き慣れたチェーン店で周りが気にならないのもありがたい。カウンターwithパーテーション。おひとり様ホイホイ。
行ったことのないお店に行くたび、お手洗いやおしぼりやお冷の場所と扱いに内心ヒヤヒヤしている。食器回収場所があるかをチェックしながら食べるのなんて、ご飯に集中できなくなる。

美食家ってわけでもないが、美味しいものは美味しく食べられる環境で食べたい。食だけに集中するなら孤独が鉄則だとすら思う。

着いた。発券して、お冷と紙おしぼりを取りつつカウンター席に座る。慣れたな。
今日のレアは特盛海鮮軍艦とあら汁だった。ほぼ定番らしい。ただお得感は俄然ある。

「路傍のフジイ」がある程度無料公開されていて、それを読みつつニュースオモコロウォッチとメタタクシーを聴きながら十二分に食べた。フジイさん、展開次第だけどなかなか刺さりそうだった。
食べすぎなくらい食べた。

特盛海鮮軍艦だ パリラ パリラ

満足~~~~~!!!!!!

そのままの足でパソコン専門店に向かった。周辺機器を見るだけでそこそこ楽しいし、マイクやサブモニターや便利なグッズがあれば買うつもりで入店した。
しっかりマイクとマウスパッドを買ってしまった。パソコンを買ってから、マイクもマウスパッドもあとでいいや!と買ってなかったのだ。

あと定価の半額で良さげな性能の中古モニターが売っていて、10分くらい迷いうろうろした。半額でも1万円するけど、十分に魅力的に見える品物だったのだ。でもお金は有限だし。

途中で目利きの老夫婦みたいな人が来て、目の前で「コレ下さい」って堂々と買って行った。おかげで清く購入を諦められた……とはいえ容赦なかったな。

かなりお金を荒く使ってしまった。

我慢出来ていないのが7割と、貯金があったらぬくぬく暮らし続けそうだ!退路を断つぜ!という謎の言い訳が3割。

客観的に見ると「危機感があるならまずお金って使わないのでは」と思う。

2品でも買うかどうか結構迷って、その小さな店舗に40分くらい滞在してた気がする。
中古や在庫処分で掘り出し物もあるし、興味がある人には楽しい場所だ。気になるものを通販と照らし合わせると時間かかっちゃって。


買い物を済ませ店を出た。
お寿司を食べたらほぼ必ずお腹が痛くなる(というか冷えている主食全般お腹が痛くなる)。トイレを探すが、探すまでもない。過敏性腸症候群患いとして、よく歩いて訪れる街の綺麗なトイレは把握済みだ。家電量販店の自動ドアを入ってすぐのトイレに駆け込んだ。う~ん、安心感。

そのあと自動販売機でキリマンジャロブレンドの缶コーヒーを買ってみた。キリマンジャロブレンドってなんですか?
勘でボタンを押した。いつもアメリカンコーヒー(とは名ばかりの、薄めただけの曰く酸っぱいコーヒー)を飲むから勘で。当たってた。
缶コーヒーにしては相応に美味しく飲めた。

一日に5杯はコーヒーを飲むのに、全く味について詳しくない。一日5杯コーヒー飲んでたらそりゃあ眠れなくもなるしお腹も壊すわな。この日は緑茶も飲んだし乳製品も食べたし。腸が弱い人に対してカフェイン・乳糖・寒冷は全部ダメなのに。美味しいからつい。Enjoy!お腹は壊れ続ける♪

コーヒーの高い・美味しい・好みか否かくらいはわかるが、違いは述べられない。SNSでイラストを見る時、知らない音楽を聴く時も同じだ。
「好み!」「好みじゃない!」しかない。言及し語れるほどでもないけど、好みのうちには確実に入ってるものってあるよね。ふんわり好きなだけの。

ギター持ってる等身大の女の子イラストとか、なんかやたら早口のボカロとか、好きではあるけど何がいいのか似た物の何が違うのかを語れない。例えば微妙に違う二つをクイズにされた時に、違いの内容について正解する自信がない。

歌詞に関しては「全部隠喩じゃない!?!?」と思ったまま不意に語り出したくなる。国語の教科書で好きな作品が「おれはかまきり」から更新されないまま学生時代が終わったし、詩は多分好きなんだろう。探すほどではない。

自分が「全部同じじゃないですか!」の器になりそうな趣味に対して見切りをつけるのが早い。「諦めがはやすぎる」と言われる理由に繋がるけど、異常な熱中をして狂ったようにハマる将来が見えてこない。

ハマりすぎること自体への恐怖心みたいなものもちょっとある。興味があるものに集中すると時間を忘れるというか、時間という概念が世界から消えちゃう。そう思えることでお金が稼げたらそれが一番いいのに。

僕が狂ったように熱中できること……?なんて思いながら、食べて買って満足し、徒歩のまま帰路についた。知っている街ってストレスなく楽しみ尽くせて落ち着く。

帰る途中、なんとなく近所の公園に寄ってみた。
陽は落ちていて、人目がほとんどつかない位置にブランコがある。つい3日前に星野源を聴きながら座った公園だ。その時は寒くて帰ったが、十分な上着を手に入れてパワーアップだぜ!とこぎに来た。

いや、22歳男性が「ブランコこぎに来た」て。そもそも上着でパワーアップってなに。自分の中にツッコみたい気持ちもあるのはあるけど。
ブランコ楽しいだろ!!!足腰が健康的に使える人間の特権中の特権だから!!!!!!

1時間そこにいた。

僕が狂ったように熱中できそうなことってブランコかもしれない。1時間ずっとこぎ続けちゃいないが。

途中、星野源の「CrazyCrazy」が流れた。最近好きになった曲だ。ついブランコを一時止めて、リピート再生に切り替えた。こういう時はちゃっかり気に入った曲を流し続ける。

「熱中することが見つからない」へのアンサーとも言える歌詞と、ノリのよさがハイなテンションにしっかりハマった。

お早う始めよう 一秒前は死んだ
無常の世界で やりたいことは何だ

CrazyCrazy/星野源

日記に引用すると痛々しくなっちゃうんだけど、本当に感じたままこの日一番心震えたのはこのブランコとこの曲だった。この曲みたいに楽しんでれば、そのうちなんとかなるだろう。

別にバカにされてガキだと思われようが、大人と思われたら損するばかりだ。むしろありがたい。
まだ色んなことを教えてほしいし、色んな人のことを知りたいのに。対等に見られすぎるのも恋愛対象になる可能性も全てが邪魔だ。サンプルを見たい、教えを乞いたい。22歳なんて若造中の若造だ。
一人の大人として見られると、まだまだずっと不都合に感じる。
吾輩はガキである。世界を知らない。

全力でこいで上を見たら冬の大三角見えるし、丘の上にあるから夜景が見えちゃうし。
遠心力と重力に任せて人目ゼロで全力でブランコこいでみ!?!?楽しいからね!?!?

またハイパーピンボール理論を思い出した。
この言い方に従うと、日記の毎日更新だけは「やってみている」状態にあたる。ただこれに対して”やってみている”という実感はやっぱりわかない。誤魔化して「立派なクリエイトです!練習です!」と書いては見るものの、クリエイト感は手応えとしてない。

この年齢での転職、何も選ばずやり始めればどこかしら拾ってくれる気はする。己が選んでしまっているだけで。

見ての通り社会をナメ腐っている。
僕が社会をナメる時、社会もまた僕をナメている。きっと牙を剥く時に牙を剥かれる。出る杭は打たれる。強かな意志で生きようとするなら、強かな意志に返されてしまうのだろう。

正直なところ、今もたまに文章で食っていくってどんなもんかな~と求人情報を探している。が、おそらく本気度とやってみよう精神に欠けているのだろう。Just Do it!!!

ナメ腐ってて意志の弱いうちは本気度が足りないから上手くもならず認めてもらえないし、認めてもらおうとするなら弾き返されても挑み続ける意志の固さが必要だよね~。

でも、焦ってはいない。
色んな世界を見ようとするうちに、正気を失っていければいいかなと思っている。

こなまるでした。

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