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電車で足を踏まれてケガをしたらどうなる?させたらどうなる?

あまり楽しくない話題ですが、今日まさに被害に遭ったので、忘れないうちにnoteに書いておこうと思います。今回はたまたま被害者だった訳ですが、誰しも加害者になりうることなので、記憶の片隅にでも留めていただけたらうれしいです…。

悶絶レベルで足を踏まれた

事の起こりは今朝。わたしは足の甲があらわになるタイプの靴を履いて満員電車に乗っていました。車両の端っこの方だったので、つり革もあまりなく、乗っている人は自分の足で踏ん張っている状態。そんな中、電車が揺れ、乗車していた何人かがよろめきました。そのうちの一人の足が私の右足のあらわになっている部分を思いっきり踏んづけたのです。かなりしっかりしたブーツのかかとでした。

「いっ…!!!!!!(小声で悶絶)」

なぜか「痛い」と主張できなかった

今考えると、その時点で「痛い!!」ともっと声を挙げてもよかったのかもしれません。しかし、なぜなのでしょう、私は声を押し殺しつつ、痛みに耐えました。涙目になりながら、私を踏んづけたブーツから視線を上にたどっていくと、ブーツの持ち主は会社員風の女性でした。わたしから見えたのは彼女の横顔だけでしたが、少し目が合ったような気がします。でもすぐに彼女は目をそらしました。あの感触からして、彼女自身、誰かの足を踏んだことはわかっているはずでした。

痛みは消えず、結局…

結局わたしも彼女も互いに声をかけることのないまま、わたしは電車を降りました。足の痛みをひきずったまま。もともと最近あまり調子がよくなかったのですが、足の痛みはそれをますます助長させました。誰かと話していても、痛みが気になって話に集中できません。

やっとのことで帰宅し、じっくりと足を見ると、右足には500円硬貨よりも大きな青アザができていました。触るとズキズキと痛みます。おそらく骨折はしていないと信じたいのですが、しばらくは足に負担のかかる靴は履けないと思います。せっかく秋用のヒール高めのブーツを新調したのに…。涙

電車トラブルでのケガの医療費はどうなる?

こういう場合、もし病院に通う必要が生じたらどうなるのか気になって調べてみました。結論から言えば、「相手に過失があれば損害賠償は可能だが、相手が不明では(相手への)請求は事実上不可能」、「ただし保険金は受けられる可能性がある(難易度高めそう…)」とのことです。

そもそも、「満員電車の中で足を踏まれたことによるケガである」ことを証明するのはかなり難しいと思います。さらに「この人に足を踏まれました!」という相手を証明するのはなおさらですよね。

下記は保険金を申請する場合の具体的対応方法です。

現在ご加入の保険から保険金が支払われないか確認して下さい。また、以下の補償制度を受けられる可能性もあります。通勤で乗車していた場合、通勤災害として労災保険(労働基準監督署の担当)の給付があり得ます。
補償の要件を満たすことの裏付資料も必要です。事故状況を最寄り駅に届けておくことも役立つことがあります。

可能な範囲で痛みを伝えよう。痛い思いをさせてしまったら謝ろう

そんな訳で、なかなか立証は難しそうですが、一歩間違えば、わたし自身も加害者になりえますし、本当に大ケガやトラブルにつながりかねない出来事でした…。

踏んだ方は、踏んだことに気づいていなかったり大したことがないと思っているかもしれません。踏まれた方は痛いので、大ごとなのですが、踏んだ方は痛みを感じていないので、どうしても気持ちの温度差があります。

トラブルに巻き込まれたくないのはお互い様ですが、痛かったら可能な範囲で「痛い」と伝え、お互い連絡先を交換しておくのも大事なことだと思います。大事なことなので繰り返しますが、あくまで可能な範囲でです。具体的な話はこちらの記事が大変参考になりました。

>>「電車内で足を踏まれてケガをしたときにとるべき対処法まとめ」

加害者と話し合うことは大事ですが、明らかに相手がヤバい雰囲気の人なら、命の危険を冒してまで話す必要はありません。
労災がおりれば加害者が払わなくてはいけない治療費なども少なくて済むので、意思疎通がうまくいくよう、最初から加害者を責めすぎないようにしましょう。
怪我が重症で話が通じなさそうな相手の場合は、敢えて逃がすのもアリです。下手に絡まれて時間を無駄にするより、一刻も早く応急手当てをして病院に行くべきです。重症の場合は相手のヒールに「証拠」が残りますし、監視カメラもあるので通報して被害届を出しましょう

そして、わざとではないとしても痛い思いをさせてしまったなと思ったら、しっかり謝るという事も大事だと思います。知らんぷりをすると、痛い思いをした側は、「痛み」に加えて「怒り」が湧いてきます。謝ってもらうだけで相手の気持ちも幾分和らぐかもしれません。

わたしもたまにピンヒールで出かけることがありますが、これで踏まれたら本当に即出血レベルだと思います。自分もいつでも加害者になりうるんだな…といろいろな意味で痛感した一日でした。どうかこれ以上悪化しないように、そして同じようなイヤな思いをする人が少しでも減るようにと願います。

ありがとうございます。いつかの帰り道に花束かポストカードでも買って帰りたいと思います。