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13歳

13歳のとき、自分は何を考えていただろう。

以前、とある中学校のキャリア教育の授業に参加したことがある。

中学1年生の生徒たちが、料理人、測量士、NPO職員、畜産農家など、様々な職業のひとたちの話を聞いて、「働く」とはどういうことかを考えるというもの。

当時の私は大学生で、社会人ではなく、中学生と社会人の中間にいる立場としてその授業に参加した。中学生にとっては、一人暮らしで、海外に何度か行ったことのある私の体験自体が珍しかったらしい。

「どうしたら、苦手教科を克服できますか?」
「中学2、3年生のときにやっておいたらいいことはなんですか?」

そんな質問以外にこんなこと聞かれた。

「海外に行くとき、絶対持っていくものは何ですか?」
「海外で一番よく聞かれる質問は何ですか?」
「一人暮らしって怖くないですか?」
「これからしたいことは何ですか?」
「恋人はいますか?」

そんなプライベートなことまで。笑

13歳の彼/彼女たちにまっすぐに質問されると、自分でも意外なほど、まっすぐな答えが口に出た。13歳の気分をちょっぴりおすそ分けしてもらったような、そんな一日のことをなぜかふと思い出した今日だった。

ありがとうございます。いつかの帰り道に花束かポストカードでも買って帰りたいと思います。