ビートルズを2%くらいしか知らない私が見た【EIGHT DAYS A WEEK】

これを配信レンタルで見た。2時間弱くらいのドキュメンタリー。

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(※見る前の私の知識)
よくテレビで流れる数曲は知っている。メンバーの名前は一人不明。どの楽器を弾いているのかも、楽器のパートも全然分からない。誰が何人歌っているのか分からない。(恐らくジョンは歌っているはず)確か4名くらいのイギリス人。年齢知らない。恐らく二名くらいはご存命。多分50年~60年代に流行った。ジョンが曲を作っていることは知っている。もう一人ジョンと同居して作ってる人がいる。(←ロケットマン知識)他の人も作っているのかは知らない。
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ビートルズの曲を今まで一部しか知らなかったけど、これを見たら恋愛の曲が多いなというイメージ。あの子はお前が好きだぜとか、誰が誰を好きとか、君に夢中さとか、なんかそういう感じ。
驚いたのが、4人がわちゃわちゃっとじゃれ合うシーンが目立つ。クイーンでそういうベタつきじゃれ付きみたいなのがあんまりないから、少し驚いた。ビジネスやってますって感じのクイーンより、学生仲良し4人組って感じのノリ。よくはしゃぐし、本当にアイドル(?)みたいな雰囲気。世界的なアーティストというよりは世界的なアイドル扱いだったのか?男性ファンもあまり写ってないだけかもしれないけど、圧倒的に女性が多い気がする。

自分たちの状況を素直に歌詞にしてしまうところ、クイーンより顕著だった。(ヘルプとか、みんなが俺の女になりたがるぜみたいな曲とか。)
インタビューで「なんでこんなに売れてるの?」に「僕たちにも分からない」って返してたけど、クイーンならこんな返しはしないだろうなと思って見てた。

ビートルズのじゃれ合いと、記者会見の時のコメディー色の強い受け答え。これが面白かったけど、自分が一番楽しめたのは女性客の反応だった。
ライブの最中、発狂したように頭を抱え頭を振ってギャーギャーと叫んでいる。いや曲聴こうよ。
ライブ中失神している。これ見る度に思うけど本当に可哀想。目覚めたらライブ終わってるからね。
インタビューされて、自分の名前と推しの名前を伝えて一生好きですとか言ってる人も面白かった。当時はこういう雰囲気だったのか。

日本に来た時は熱狂されたけど、右翼団体の抗議もすごかったらしい。それはそうか。クイーンと違ってモロ戦後の時代だし、イギリスは敵国だったんだから。
日本に対してはサッパリしていた。「本で見た知識しかないよ。多分間違ってる」←サムライ、ニンジャ、チョンマゲとかそういうことだろうか?
まあでもこんなものだよね。来日する前から、好物に日本食を挙げるロジャーとか、好きな国は日本と言い切ってしまうフレディがむしろ珍しかったのかもしれない。

アメリカに行った時、一挙一動全てをキャスターが伝えてたのがすごかった。「今手を振っています!本当にあの髪型なんですね!」
別に普通の髪型にしか見えないけど、当時は珍しかったんだろうな。

ライブのシーンでは3人が密集してギターやらベース弾いてたからガチャガチャしてんなー、ぶつかりそうって思ってハラハラして見てた。

ドキュメンタリーの最後の方、ライブをしても誰も自分たちの曲を聞かない、騒いでいるだけだと言って、ウンザリしたビートルズはライブを辞めることにした。
ビルの屋上でラストライブやってるシーンは少し切なかった。みんな一生懸命見上げてるけどもちろん見えないし。いろいろなことに心底ウンザリして、客を自分たちから遠ざけた感じ。もう見えない、手の届かないところに行ってしまったという感じ。なんとなくだけど、どんなにウンザリしたとしても、クイーンはこういう事しないような気がする。

しかし見ながらずっとクイーンならクイーンならって考えてる時点で、自分が浸かっている沼はまだまだ深いようだ。クイーン沼、今のところ全く底が見える気配がない。

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(※見た後の私の知識)
恋愛ソングが多い。(初期だけ?)メンバーは4人、名前全員覚えた。恐らくリンゴ氏がドラム。ジョンとポールが曲を作っている。後々ジョージも作り始める。リンゴも作るのかは謎。弦を弾く人が3人、ドラム1名。ドラム以外の3人が歌っていて、うち2人が1つのスタンドマイクで歌う。もうウンザリだと言い出すのはジョージ。
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