京極夏彦と水曜どうでしょう

今、京極夏彦さんの『姑獲鳥の夏』っていう小説読んでるんですよ。
とは言ってもまだ読み始めで、600ページあるうちの50ページくらいまでしか進んでないのであらすじもよく分かってないんですけど。

でも、たったこれだけ読んだ時点で『この小説は面白い』と断言できるんですよ。

あらすじも分からない段階で何が面白いのかっていうとですね。
登場人物の喋り方が水曜どうでしょうっぽいんですよね。

北海道のローカル番組にして、大泉洋の出世作である『水曜どうでしょう』。バラエティ番組が好きな方なら、北海道民ならずとも見たことがあるのではないでしょうか。
そんなアナタにオススメの小説が『姑獲鳥の夏』です。

例えば、こちらの一節。

『それじゃあまるで、僕が幽霊のようなものじゃないか!』

このセリフ、大泉洋が言ってるっぽくないですか?

文句ばっかり言ってたら藤村Dに無視されて、挙句の果てにキレた大泉洋を彷彿とさせますよね。

続いては、作中で京極堂を訪ねた関口が、店主と会話しているこちらの一節。

『君はそれを僕に当てつけで言っているのかい?(中略)』
『別に君に言っているわけじゃないさ』

この会話、大泉洋と藤村Dの口論っぽくないですか?

もうね、読み始めて50ページ目にして、京極夏彦の怪奇譚を読んでる気分じゃないんですよ。完全に水曜どうでしょうを観てる気分で読んじゃってるんですよね。

僕の脳内では京極堂と関口が、藤村Dと大泉洋で再生されちゃってるので、口論が白熱するほど笑っちゃうんですよ。

作中に出てくる会話も、例のフォントで書けばこの通り。

完全に水曜どうでしょうの世界観になってしまいます。

思うに、作中の人物の一人称・二人称が『僕・君』だったり、人を呼ぶ時に『○○君』っていうのが水曜どうでしょうっぽさを増してるんですよコレ。あと、あーだこーだ騒ぐ関口君をスパッと諫める京極堂の藤村D感がスゴイ。

ちなみに、今んとこ僕が一番水曜どうでしょうっぽくて笑った一節がこちら。

痔の話をする大泉洋と、突っ込む藤村D。って感じしません?

たぶんアレでしょうね。12時間くらい深夜バスに乗せられて痔が悪化した大泉洋が藤村Dに文句言ってるシーンでしょうね。

水曜どうでしょうっぽいっていうか、これに関してはそんなシーンがあったような錯覚さえ覚えます。

一回水曜どうでしょうに見えてしまってからというもの、僕はこの小説を正しく楽しむ術を失ったような気がしています。
というわけで本日は、水曜どうでしょうファンの皆さんにオススメしたい小説『姑獲鳥の夏』のご紹介でした!

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昆布山葵

コスミックキノコ

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コメント1件

京極先生が小樽出身だから、言い回しが似ているのかもしれませね
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