人よりも支えあっている動物を探す

昔のロン毛で偉い人は言いました。
『人という字は支えあって出来ているんですよこのバカチンがぁ!加藤ぉう!!』

人という字は支え合って出来ている。
このトリビアの泉で60へぇくらい取れそうな雑学を知らない日本人は居ないでしょう。

確かに人という漢字が立体だったとしたら、平面に置いても上手いことバランスを保ちそうな気がします。

でも僕は思いました。

もしかしたら、世の中には人よりも支えあっている生き物がいるんじゃないかと。

例えばこちら。

犬という字。

点の部分が重力に負けて落下していますが、人に負けず劣らず支え合っているではありませんか。
考えてもみれば犬は群れで行動する生き物…漢字の上の話だけでなく、犬は支え合うことに関して人よりも上だと言っても過言ではないでしょう。

逆に、猫という字は全然支えあっていません。

けものへんのあたりがズルーってなってます。
上のくさかんむり的な部分も繋がってないので落下してますね。

猫は自由気ままに生きる動物…漢字の上でもあまり支え合ってはいないようです。

つまり僕は、動物を漢字にしたとき、支えあっている動物と支えあっていない動物の明暗はクッキリと分かれるのではないかと考えたわけです。

そして動物の中には、人よりもはるかにバランス良く支えあっている漢字もあるのではないかと。

もはや気になって仕事も手につきません。かくして僕は山ほど残っている仕事を一旦放棄して、人よりも支えあっている動物を探し始めたのです。

馬はもう全然ダメです。

チョンチョンの部分が重力に負けてバラバラになってしまいました。
むしろ今までどうやって支えていたんでしょうか。

猿も支えあっていません。

上の『土』みたいな部分が画面の外まで行っちゃってますね。
けものへんも相変わらずズルーってなってます。

猿は群れで行動するので行けるかと思ったんですけど、まぁアイツらボスザル決めるためにメチャクソ喧嘩しますしね。

寅はベチャッてなりました。

かろうじて読むことはできますが、これでは寅の威厳を保つことができませんね。

っていうかこの画像作ってる途中で、『寅』じゃなくて『虎』と表記するのが正しかったかもしれないと気づきましたが、どうせ『虎』なんて間違いなく崩れるので作り直しませんでした。

鼠は、もはや何て書いてあるか読めない。

崩れすぎて跡形も残ってませんね。あんな細い土台にデカイかんむり乗せるからこんなことになるんだ。
でも何となく、このグチャグチャ感がネズミっぽいなとは思いました。

惜っっっしい!!

兎は点さえ無ければほぼ完璧でしたね。

純粋なバランスだけで言えば、人の字の支え合いっぷりを超えてるんじゃないでしょうか。『兎は寂しいと死んじゃう』なんてよく言いますが、これだけ独立できてれば立派なもんです。

あぁー!もうちょい!!

『龍』の字はだいぶ支えあってます。

左側が重力に負けて崩れてしまいますが、右側パーフェクトです。
右側だけなら人という字よりもバランス良いんじゃないでしょうか。
上から押しても倒れなさそうな力強さを感じます。さすがドラゴン。

象はさすがの安定感です。

地上最大の動物の名はダテではありません。
前後左右どっちに転がしてもバランス取れそうな安定感…

群れで生活している動物だけに、バツグンの支え合いっぷりを見せていただきました。ちょっと傾いてますが、暫定1位といったところでしょうか。

雀もなかなか惜しかったです。

最初、雀っていう字を見たときは『来た!』って声が出ましたからね。
見てくださいよこの土台の安定感。テレビ置く台くらいしっかりしてるでしょう?

でもよく見たら、上の点々の部分がどこにも繋がってなかったんで落ちちゃったんですよね。左側のヤツなんて、ナナメにシューンってなってる部分で滑って画面外まで飛んでいっちゃいましたからね。

亀も惜しかったです。

最初はしばらく安定してるんですけど、左側がちょっとだけ重いのでだんだん傾いてしまいました。まぁ想像上の話なんですけど。

もしみなさんがご自宅で『亀』の字を飾るときは、傾かないように横線の部分にヒモとか巻いておいたほうがいいかと思います。

蛇…これも惜しい。

崩れてますけど読めなくは無いんですよね。やっぱり画数の多い漢字は平面に置くとどうしても崩れてしまいます。

そもそも『人』なんて二画ですからね。
そら支え合うわ。そんなん言ったら『入』も同じくらい支え合っとるわ。

二画で言うと『几』とか『刀』だってなかなか支えあってるし。そう考えるとやっぱり、画数の少ない漢字のほうが支えあいやすいってのはありますね。

『蛇』は十一画…これだけ画数が多いと、どこかにほころびが出てしまうのもやむを得ないという話です。

…いや待てよ?

蛇…?さっき、『虎』を『寅』って書いちゃうミスしたけど…

あの法則を使えば…!!

パー…フェクトッ…!!

どうですかこの非の打ちどころの無いバツグンの安定感は。

『巳』。つまり十二支でいうところの『蛇』ですね。

画数にしてわずか3画。シンプルな漢字ほど絶妙なバランスを保つという法則を体現しています。

仕事を中断して1時間。僕はとうとう答えに辿り着きました。

人よりも支え合っている動物は巳(ヘビ)。

以上です。皆様もこの知識を暮らしにお役立てください。

僕はこれから『間に合わないので締め切りを伸ばしてください』というメールをクライアント様に送らなければならないのでこの辺で。

では次回、また僕が仕事を放り出したお時間にお会いしましょう。

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