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モンサントを訪れて

ポルトガルのモンサントという村を訪れました。山頂に城跡があり、中腹には岩にへばりつくように家が建ち並ぶ不思議な集落です。

まずリスボンからカステロ・ブランコまで電車で行きます。2時間半くらいです。ヨーロッパの電車はカッコいいイメージがありますが、ポルトガルの特急は近鉄電車クオリティでした。

カステロ・ブランコからモンサントへ向かうバスは朝晩2便だけとのこと。でも物価が安いのでタクシーに乗っても大丈夫。1時間くらい乗っても3000円くらいでした。
ポルトガルも田舎に行くとあまり英語が通じません。場合によってはフランス語が通じることもあります。

村の中腹までタクシーで行ってあとは徒歩です。山頂が見えていますが、そこまで登ります。

車から降りた周辺はわりと普通のヨーロッパの集落といった感じです。家も地面も石で出来ています。人の気配はないです。

少しモンサントらしい景色になってきました。
岩に家がめりこんでいます。

完全に岩の中に家があります。扉が滑稽です。

山頂の城跡を目指して登山。殺風景です。

廃墟になった教会が残っています。

頂上に着きました。

山頂からの眺望です。どこまでも平原が広がっています。

山から降りてきます。同じ素材で作られた町並みは美しいです。

観光客向けのお店もあります。

カフェもありました。岩の住居の中が見学できて感激です。観光地なのにコーヒーもポルトガル名物のエッグタルトも良心的な価格です。

ちなみに岩の住居は売っていました。

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敵から身を守るためには険しい場所に町を築かなければいけないのですが、地形が険しいとそこに建物を作るのに工夫が必要です。
斜面や岩の多い環境に抗わず、それを利用したモンサントの村から、現代でも建築を考えるヒントを得た気がしました。

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