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HSPであること

HSP(Highly sensitive person)とは、一言で言えば「刺激に敏感な人」のこと。
脳機能的なものによる性質であり、病ではありません。
簡単なチェックリストによって診断することができます。

1 感覚に強い刺激をうけると、そのことによって容易に圧倒されてしまう。
2 自分の周りの環境の微妙なことに気づきやすい。
3 他人の気分に影響される。
4 痛みに非常に敏感である。
5 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋、あるいは1人になって刺激をやわらげる場所に閉じこもりたくなる。
6 特にカフェインには敏感に影響される。
7 まぶしい光や、強い臭い、肌触りの悪い布、近づいてくるサイレンの音といったものに容易に圧倒されてしまう。
8 豊かで複雑な内面世界をもっている。
9 騒音によって不快な気持にさせられる。
10 芸術や音楽にとても深く感動する。
11 時々神経が擦りきれるほど疲れ、一人になりたくなる。
12 何かをする時には、良心的に、きめ細やかに、細心の注意を払って行う。
13 すぐ驚く。
14 短時間に多くのことをかかえると、あわててしまう。
15 なにかの環境において誰かが不快に感じている時、もっと心地よくなるために何が必要なのか気づくほうだ。
16 人々が一度にわたしに多くのことをさせようとすると、気持ちに余裕がなくなり苛立ってしまう。
17 ミスをしたり忘れ物をしたりしないよう、人一倍努力している。
18 あえて暴力的な映画やテレビを見ないようにしている。
19 わたしの周りで多くのことが起こっていると、神経が高ぶって不愉快な気持ちになる。
20 空腹になると、集中力や気分が乱れるなど、強い反応をおこす。
21 生活に変化がおこると、不安に陥る。
22 香りや味、音楽や芸術における微妙でデリケートな違いに気づき、それを悦びに感じる。
23 同時に自分の中でたくさんのことが進行すると気分が悪くなる。
24 生活において、動揺するようなこと、圧倒されるような状況を避けることを最優先にするようにしている。
25 大きな音や雑然とした状況など強い刺激に悩まされる。
26 課題(仕事)をやる間、競争しなければならなかったり、観察されたりすると、とても緊張して不安になり、普段のようにできなくなってしまう。27 子供のころ、両親や教師はわたしのことを繊細あるいは内気だと思っていたようだ。

※Aron & Aron (1997) によるHighly sensitive person Scaleを久保言史が訳したもの

私はこのチェックリストほぼすべてに当てはまります。

生活している中での具体的な例としては:
・おいしいものを食べていると感覚が味覚に支配されてしまい、話すことができない。(または無理して話すと味が分からなくなる)
・目の前の人が何かに怒っているとき、自分に責任を感じてしまい、悲しい気持ちになる
・横に誰かがいると、よく眠れないので、旅行は苦手である。(なぜか授業中は眠れる…)
・仰○ニュースやアンビリ○ボーのような、緊迫した状況を扱う番組や、戦争特番は見ることができない。
・すごく混雑した場所にいると、人の声や雑音がうるさく感じられて気分が悪くなることがある。
・大きな音に対して容易に驚き、身体全体でびっくりしてしまう。
・焦ることがないように、準備を入念に行う。
・本や音楽によって容易に泣く(もはや泣きじゃくる)。

私は自分がHSPだと気づいてから、自分の生きづらさを言語化することができるようになりました。
それによって、そのことを身近な人に対して説明し、理解してもらえることができるようになったのも大きな収穫でした。
今は、この性質を肯定的にとらえています。

これから、自己理解のためにも、HSPによって引き起こされた細かい事象についてもつらつらと書いていきたいと思います。

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