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短編小説の様な歌詞を書いたつもりですが…。

まるで短編小説の様な歌詞を書いたつもりですが…。

藤田嗣治画伯のフランス留学時代をモチーフにした物語を考えました。

画家志望の若者がパリに留学をしています。彼は毎日街中のカフェに座り、行き交う人々の姿をデッサンしていました。

ですが、彼は貧しかったので注文するのはいつも決まって一番安いスープ一杯だけでした。

ある日、ウエイトレスの女性が彼にこう話しかけてきました。

「あなたのデッサンはまるでfoujitaの様ね」

その会話がきっかけで2人は交際を始め、やがて彼女をモデルに絵を描くようになります。

藤田嗣治画伯と言えば、乳白色の裸婦画が有名ですが、彼も彼女をモデルにそういった"女神の姿"を描き続けました。

しかし、彼女は病気か事故で亡くなってしまい、彼の前から消えてしまいます。

それでも彼は記憶を頼りに、彼女の"女神の姿"を永遠に描き続ける…。

というお話しです。これをメロディに合う様に字数や言回しを調整して書いた歌詞が以下の通りです。もし宜しければ映像と共にお楽しみ下さい。よろしくお願い申し上げます。

「foujita」
パリでの僕らの出会いは
画家の集うカフェ
一番安いスープなのに呆れもしないで

僕のデッサンを覗いては
foujitaのようねと笑う

ああ いつも君を描いた
あの日見せた女神の姿の絵を

パリでの別れを記憶に
foujitaの絵を観る
コートの襟を立て雨を
しのいで眺める

白い肌の裸婦画に
姿を重ねる

ああ いつも君を描いた
あの日見せた女神の姿
ああ いつも君を描いた
神に召され
光る星になっても


私の創作活動の対価としてサポート頂けましたら、今後の活動資金とさせていただきます。皆様よろしくお願い申し上げます。