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歌うべき事が見つからない!

私事で恐縮ですが、ここ数年は自作曲を歌モノからinstrumentalに切り替えております。

その理由は僕自身の歌唱力の無さももちろんあるのですが、決してそれだけではありません。

歌詞が書けないのです!

いや正確には"歌うべき事がない"のです。

歌詞という形態の文章自体は書けるのですが、それが楽曲を通じて伝えたい事なのか?と言うと全くそんな事はなく…ただ単純に"歌詞を書く為の技術"を用いて書いているだけになってしまうのです。

要するに僕の歌の殆どは、歌を通じて伝えたい言葉じゃないから、気持ちの全くこもっていない歌詞と歌になってしまうのです。

それに、歌詞とは言葉だからどんなにぼやかしてもそこには必ず"意味"がついて回る。これも邪魔で仕方ないのです。

何故なら歌があると、歌詞があると、他の全ての要素を差し置いて評価がそこに集中してしまうからです。

僕としては、ハーモニーも聴いて欲しいし、メロディーそのものの美しさも感じて欲しいのです。

僕はイギリスのソングライティングコンテストに毎年参加しているのですが、同じ曲の歌モノとinstrumentalとを両方エントリーしたらinstrumentalの方が断然評価が高くて準決勝まで進みました。

因みに歌モノの方はそこまでの評価は得られませんでした。なのでそれだけ歌(英詞)が評価を下げてたって事ですね。

本当に僕からしたら、歌とは歌唱力以前に何を歌うのか?って事の方がよほど難しい問題です。

イギリスのソングライティングコンテストで5つ星を獲得しただけの歌モノはコレ。

同じ曲で準決勝まで進んだinstrumentalがコレ。

聴き比べて頂けたら幸いです。

私の創作活動の対価としてサポート頂けましたら、今後の活動資金とさせていただきます。皆様よろしくお願い申し上げます。