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オベーションのエレガットという選択。

僕は先日、80年代製のオベーションのエレガットを買いました。特に状態は良くなかったのですが…。

僕は以前…もう10年以上も前にovationのエレガットをメインに使用しておりました。弾き心地は気に入っていたのですが、大きくてとても嵩張るのでギブソンのチェット・アトキンスceというモデルと引き換えに手放してしまったのです。

以前使用していたモデル。
ここ吉祥寺の曼荼羅ですね。懐かしい!

でもその後も心の隅でずっと引っかかっていました。特にカッタウェイのないタイプは。そのルックスがなぜか好みなんですよねぇ。

しかしオベーションのエレガットはあまり見かけないです。オベーションと言えばスチール弦モデルが主流です。しかも僕が欲しいのはノンカッタウェイ。とても希少です。

そんなある日、デジマートを何気なく見ていたら見つけてしまったのです。数日悩んで、でもこれ逃したら次いつ売りに出るか分からない。と思い、取り敢えず実物を見てみる事にしました。

お店は幸い御茶ノ水だったので、世田谷の自宅から雨の中車で向かいました。

何故、車なのか?というとオベーションのハードケースは巨大で重くて、しかも手提げの取っ手しかないので、そんなのを持っての電車移動はしんどいと思ったからです。

さしたる渋滞も無く御茶ノ水に到着し、幸いな事にコインパーキングも直ぐ見つかり無事駐車してお店に直行。
ありましたオベーションちゃん。

さっそく試奏させて下さいと店員さんに言って、
手渡してもらった瞬間

…あ!あんま状態良くないなぁ。

と感じました。
特にネックは順反りしていますし、それだけではない
何となくの弾き難さを感じました。

普通なら買わないです。
でもこの時代のオベーションのノンカッタウェイのエレガットは本当に稀少。
それに出音は普通に出ていたし、値段もまぁこんなもんだろうという適正価格(決して安くはない)だったので購入しました。
店員さんにはプリアンプが壊れたら修理不可能と言われました。
部品がないからでしょうが、そうなったら生ギターとして使います。
でも本当はたとえそうなったとしても直せる手段はあるはずですと内心思ってはいますけどね。

支払いを済ませ速攻帰宅してポロポロ弾いてみました。
どんなに注意深くお店で試奏しても改めて自宅で落ち着いてじっくり弾くと色々と気が付くものです。
やっぱ弦高が高い!
12Fあたりで4mmほどあります。
これは何とかせねば。
まずスーパーローテンションの弦に張り替えました。
少し弾き安くはなったけど弦高自体はさほど変化なし。


ってことでトラスロッドを回そう!
と思ったらロッド付近が狭く、家にあるレンチではロッドにアクセス出来ないという事態が発生しました。

これはもうリペア屋さんに診てもらおう。
と思います。
なんて今書きながら実はちょっと弾いているんですけど、
なんか慣れたらこのままでも弾けない事はないかなぁ。
と思えてきてしまいました。
元々僕は弦高はベタベタに低いのが好みで、
他のギターも限界ギリギリまで下げています。
たまに生徒さんのギター(一応調整済み)を弾かせてもらうと
弦高高いなぁっていつも思いますから。

まぁ、もうちょっと悩んでみます。
でもあと1mm弦高下がるだけで全然違うんだけどなぁ。


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