立体で見る世界(116)

こんにちは、紺野うみです。

あなたは、この世の中をどれくらい多方面から「立体的」に見つめられているでしょうか?

まずしっかりと持つべきなのは、自分自身の視点……これが基本となるスタート地点ですね。

目の前に広がっている世界を真っ直ぐに見て、自分の耳に聞こえていることを素直に受け止めて、感じられる世界。

最初はここから目を逸らさずに、ありのまま受け止めるということもとっても重要なことだと言えるでしょう。

そして、その「表」の世界をしっかりと捉えることができたら、今度は「裏」側まで見ることができるようになりたいものです。


自分以外の視点を想像する

自分の目から見ている世界ですらも、目を逸らしたり、素直に受け取ることができない私たちにとって、「他人の視点」を想像することは簡単なことではありません。

でも、それを「知ろうと努力すること」が、どれだけ大切なことか……。

たとえば、誰かに対してあなたが抱いている不満や嫌悪があったとします。

単純に平面的な世界で過ごすならば、あなたはその自分で感じた気持ちだけを抱えて生きていくことになるでしょう。

でも、ほんの少しでもいいから、想像してみてほしいのです。

「相手から見えている世界はどんなものだろうか?」ということを……。

その人の生きてきた人生や、胸の中に秘めている想い、抱えている事情のことを、僅かだけでも想像してみることができれば。

きっと、次に選ぶ相手への態度も行動も、少しだけ変化するかもしれません。

その想像の一歩や、相手という「人」と向き合うひと手間が、できるかできないかで人の器というのは大きく変わってくるのではないでしょうか。


物事には人の数だけ解釈がある

よく「正義は立場で変化する」と言いますが、世界の見方は人の数だけ存在して、物事の解釈も人によってバラバラなのが基本です。

あなたが「これは正しい!」と思っていても、別の人から見れば「それは絶対におかしい!」と言い張ることだってあります。

置かれた立場や見ている方向が変わるだけで、こんなにも揺らぎやすい世の中……狭い視野の中だけで誰かと常に戦いながら、頑なに窮屈に生きていくのは幸せな人生でしょうか。

それだったら、「いろんな視点が存在する、広くて不安定な世の中だ」という前提を理解したうえで、なるべく多くの視点を持ちながら、そこから道を選んでいける人生の方がいいと思いませんか。

自分の見ている景色だけで組み立てた考え以外を認めない人は、きっと他人のすべてを否定し続けるしかなくなってしまいます。

誰かと戦って勝つことで、自分の価値を位置付けたり、力を示そうとする人もたくさんいますが……。

そんなことを繰り返していたら、周りからは人がどんどん離れていき、せっかく自分以外の視点を授けてくれる存在になるかもしれなかったかけがえない人たちを、自分から遠ざける結果になってしまいますからね。


世界は立体で出来ている

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