《あこやんさん》から近衞寮放送室Vol.1の感想

はじめまして。あこやんと申します。

ワンダーウォールを知ったきっかけは
渡辺あやさんのファンでこの作品の強力な何かに引っ張られたからです。

放映から2年経ったいまもワンダーウォールと繋がれていることを嬉しく思っています。

ワンダーウォールという作品に出会い、
色々なことを考えるようなりました。

私は言うべきことは言いたい人間です。

しかしながら、今の社会で問題に直面した時、声を上げても相手にしてくれる人は少ないように思います。
波風立てない風潮、自分の個性をしまって番号の振られたロボットのように、足並み揃えて生活することが求められているように感じます。
特に組織では強く感じます。
(大げさかもしれませんが。)

前回の放送でも言っていた、私には関係ないとか保守的な発言。それは自分を守るために仕方ない装備のようなものかもしれません。

しかしかく言う自分も周りを気にするようになり、気持ち悪い感じがしています。

前回の放送を視聴して、こんなに議論する場があって、良いんだと安心しました。
何にも解決にはならないけど、同じ気持ちになることってすごく大切なことなんだと教えてもらいました。個人レベルで変わることが社会を変えていく小さな歩みであること。

ワンダーウォール劇場版、
はやく皆さんに会いたいです。
映画館に行きたいです。

近衛寮放送室のこの時間をとても楽しみにしています。

感想送るのは怖いですが、皆さんなら。
ワンダーウォールを信じて。

⇨✉️キューピー役・須藤蓮からのお返事

あこやんさん、はじめまして。キューピー役の須藤蓮です。放送室、見ていただいてありがとうご ざいます。すごく嬉しいです。

今の社会は波風を立てることを嫌う。そして、組織の中にいるとロボットになってしまう。その 感覚、すごくよくわかります。おっしゃるとおり、多くの人が個性をしまっておく必要があると考えている気がします。自分を押し殺して誰かの指示に従えることはイイコトで、自己主張すること はメンドクサイことだという暗黙のルールがありますよね。僕はそのルール無視しまくって、白い 目をされては傷ついてます笑

少し話がそれるのですが、僕は5年ほど前にいわゆる受験競争を”勝ち抜き”ました。そして大学の 友達も、そうして”勝ち抜いてきた”人たちです。その仲間内の何人かが
「競争に身を置くことが1番のエネルギーで、そうしていないとこわい。」 「苦労していないと焦ってしまう。好きなことをしているとむしろ不安に感じる。」
と口にしていました。そして競争や評価に躍起になっていた僕は、ものすごく共感しました。

僕は当時本気で、自分以外の何かが幸せを定義してくれる
と勘違いしていました。だから、そこに身を投じていないと、唯一の幸せから放り出された気が して不安だったんです。

でも競争とか、評価とか、数字とか合理的なものの中に、”幸福に生きる”というパラメーターは存 在していません。客観的な基準の中に、人間の幸福という主観的で超複雑なものを持ち込めるは ずないですよね。当たり前なんですけど、僕がずっと見落としてきたことです。
 (気がついた時はショックのあまり、しばらく天地がひっくり返った気分でした)

ここまで長々とこんな話をした理由ですが
この僕の勘違いと、自己主張できない世の中に、なんとなくつながりを感じたからです。
たぶん二つとも、個人のうちから湧き上がってくるものを信用できない、しない態度だと思うん です。そんな感覚が、色々なところにこびりついている気がします。

自分なんてどうでもいいんだっていう考え方は、僕らの感性を鈍らせるがします。 (受験当時、自然が美しいこととかすっかり忘れてましたし、好きなものや大切なものを自分 じゃ判断できなくなりました。)
そして結果的に他者のそれを受け止める力さえ失っていくかもしれません。

もしもこれが今の社会なのだとしたら、ジワジワと明日に希望を描く力を失う気がします。 暗い話ですが、そんな危機感があるんです(社会にというより、そんな風にまたすぐ自分がなっ てしまうことにかもしれません)

だからやっぱりメンドクサくても、意味がないって笑われても、声を上げることも、議論するこ とも大切な気がするんです。

自分のうちなるものを大事にして、他人のそれも大事にしようと努力すること そして未来への明るい展望を切り開こうとすること そんなこと自体が幸せなんだって思い出すこと

それが、声を上げることや、議論するということなのかもしれません。 たとえそれが何にも解決を生まないのだとしても ”幸福に生きる”ために大切なことだと思うんです。

それがもし、社会を変えていく小さな歩みだとしたら、僕はすっごいワクワクします。

キューピー感かけらもなくてすいません笑 ではまた、放送室で!