みんなぴったりのキャスティングで
とても楽しかった。子ども役の人たちは
比較的背が低い俳優を使い、
大人役は背が高い人を使うことで親子感を
演出していたように感じた。

渡辺直美は普通に歌が上手いし、天真爛漫に
暴れ回る感じがぴったりだった。
ぽっちゃり体型で歌が歌えて踊れる人はそうそう
日本にはいないし、これを演じられる人がいて
本当に良かったと思う。
パンフレットにトレイシーで一番大変なのは
体型を太ったままに維持することだと
書いてあって、それだけ動きっぱなしの役なのだと
改めて感心した。

三浦宏規は情けないへなちょこイケメンっぷりが
あまりに似合ってて面白かった。個人的に彼は
正統派イケメンより頼りないくらいの方が
輝くと思っているからよかった。

壮ちゃんは本当に人たらしだな、と思った。
ダンスがうまくて、頼りになって、惚れた相手は
捕まるリスクを冒してでも助けに行くような男は
もう惚れるしかない。カテコでも役に入ったまま
で頑として清水の手を離さないのがすごいな、と
思った。
普段もいっつもにこにこしてて、世の中の人が
笑顔が可愛い人が好きっていうのはこういう人のことを言うのだろうな、と思うんだけど、
そういうとっつきやすさとかっこよさを
兼ね備えたらそれはもう最強なのよ。
シンプルに憧れられて恋人ができるのは
三浦宏規なんだけど、こんなはずじゃなかった
ってすぐ振られそうなタイプだし、
壮ちゃんみたいが一番ガチで惚れられることが
多くて、別れてもすぐに彼女ができる、
彼女が絶えないタイプだろうな、
となんか思った。

清水は見るたびに雰囲気が別人なのが
すごいと思う。ペニーは一般人設定だから
歌もちょっと下手な感じだし、
すごく普通の子感が出せてるのがすごい。

芽実ちゃんは全く踊れないという設定だけど
普通に踊れてるやんけ、と突っ込みたくなった。
素人アイドルでそんだけ踊れていれば
十分なのよ。わがままでめんどくさいけど
ほんとかわいい。

そして、瀬名さんとエリアンナさんのかっこいい
こと。本当にタイプの違うカリスマ性のある
美女で惚れる。

ゆう様は愉快でよかった。
昔、TDVで見た時はあんまり声伸びないし、
好みじゃなかったんだけど、変な声で堂々と
暴れ回ってるのが妙にしっくり来るオカン。

あと、アンサンブルの中で上の方の3人がたまに
別作品のアンサンブルで見かける人で、
本当に歌がうまくてよかった。