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前世は知らなくて良いという話

私たちが前世を覚えていないのは
忘れている必要があるからだ。

たまに覚えている人や思い出す人もいるけど
わざわざ無理に思い出す必要はないし、知る必要はない。

前世を忘れているのは、忘れてた方が現在の生での学びを遂行しやすいし、そしてその方が生きやすい。
下手に前世を覚えていると、記憶が邪魔してしまうのだ。

前世からの業(カルマ)というのはあるが、
別に前世など知らなくても
そういった業は、現在の生での悩みや障害に反映されている。
特に前世を知らなくても、今世の悩みや障害を乗り越えクリアしていけば良いのである。


さて、かくいう私も昔、前世が視れるというチャネラーさんに視てもらったことがある。

「私の前世は何だろう?」とそれは興味があったので、知ることは楽しかった。

前世を視ることができる人や霊視ができる人は、霊能者やチャネラーなどといわれるが
そういった特殊な能力を持つ人たちで、
本当に能力がある人というのはごく僅かだ。

実際に、視える人、能力がある人はいるのだが
そういった能力は非常にブレやすいため、基本的に日頃から修行が必要らしい。

なので、私が当時視てもらったチャネラーさんもどこまで正確に視れていたのか、情報が正しかったのかはわからない。
ただ、評判はかなり良かった。
前世云々以外の現実的な相談に対しても的を射ていた。

今思い出しても、そのチャネラーさんのスタンスで良かったなと思うのは、ネガティブな情報を言わないことだった。
もちろん、占いや霊視などでの相談事では、ズバッと「悪いことは悪い」と言った方がいい場面もあるし、必ずしもネガティブな情報を言わないことが良いという訳ではないかもしれないが

こと前世の情報に関しては特に、ネガティブな情報は視えても言わない方が良いと思う。

前世という曖昧で、知っても情報量が増えるだけで記憶の邪魔になってしまうような内容は
現在に影響がなく支障のない範囲で、軽い情報やネガティブではない情報だけで十分なのだ。

私はチャネラーさんから
「宇宙での転生は長いが、地球での転生は非常に少ない」と言われた。
私自身、とても生きにくい感覚はあるので納得したが、あまりにも少ない転生回数で、
もしかしたら、チャネラーさんに視えなかったか、もしくは私の潜在意識が見せなかったなどで
実際にはもっと転生しているのでは?とも思う。
(スミレさんからも、そんなに少ないようには見えないと言われた。)


前回の記事で、ツインソウルのことに少しだけ触れたが
私のツインソウルが6人いるという話も、そのチャネラーさんからの情報によるものである。
私は特にツインソウルについて気になっていたわけではなかったが(興味はあったが)
前世の話での流れでツインソウルの話になった。

この時に聞いたチャネラーさんの話では
私の数少ない地球転生の中で、今世の私以外は、みんな男性だったのいうのだ。
つまり、今世の私は地球転生の中では初の女性ということになるのだが……。

基本的に、前世が異性ばかりだったという人は、前世の性別を受け継いだような趣味や思考や性格になる人が多いらしい。
たとえば女だったら男まさりな性格になったり…などは柔和な方だけど
現在の自分のジェンダーに違和感を感じたり、その傾向が強いとトランスジェンダーというようになったりするとの話だ。
(そのチャネラーさん曰くだが)

しかし、私は自分が女であることに対して一切の違和感がない人間である。
むしろ趣味嗜好もかなり女寄りの女だと思うし、そして恋愛対象は異性なので、
前世が男しかないのだとしたら、逆にかなり驚きだ。

それに対して言及すると、どうやら私には、
私を含めて世界に6人のツインソウルがいるらしく、そのツインソウルは全員女性なのだそうだ。
だから女性に関する情報を共有しているらしく、女性的な趣味などで自分が女性であることに違和感を感じないらしい。

また、前世も、そんなに男性的に生きていたという感じではなく、
ネイティブアメリカンで男女の区別があまりない環境だったとか、あと他は江戸時代に役者云々とかそんな感じだったらしい。

ただやっぱり、情報として視えなかっただけで、私は女性の前世があるのではないかな?と思います。
なんていうか、ツインソウルの情報だけでは補えないくらいのあまりの違和感のなさというか、ちょっとあまりにも趣味嗜好が女女、乙女してたりするんでwww

(でも逆に女に憧れる男もそんな感じの趣味嗜好になってしまうのだろうか)
あ、でも少女漫画の方が好きだけど、浦沢直樹のMONSTER とか、鋼の錬金術師とかも大好きだけどね…。


まあそんな感じで、私も前世を視てもらって話を聞いた時はワクワクしたものだが
評判の良いチャネラーさんだとしても、情報としてどこまで正確なのかはわからないし
前世については特に鵜呑みにせず、軽く受け止めるくらいが良いと思う。

前世の情報というのは、霊視やチャネリングの中でも特に曖昧なものだ。

たとえば、生まれ変わった来世の私が、自分の前世を知りたくなり、前世の霊視をしてもらったとしよう。
しかし、視てくれる霊能者は全ての情報が視えるわけではない。

今世の私は一時期、趣味程度のアルバイト程度でエキストラをやっていたことがあるのだが
もしそのエキストラをしていた部分だけ視えたとしたら、私の前世は(売れないチョイ役の)俳優になると思う。

また、元旦那は芸術家肌で、私の絵を描いたり写真を撮ったりしていたこともよくあったが、その部分だけ霊視で視えたとしたら、私の前世はモデルになってしまう笑。そんなバカな。

趣味程度に小説を書いてるシーンだけ視えたら、小説家と言われる可能性もあるだろう。

めちゃくちゃに病んでいる場面だけ視えたとしたら、精神を病んでいた人だった、となるかもしれない。

人の下で言いなりになって働いてるだけの姿が視えたら、もしかしたら奴隷だったとみなされるかもしれない。

また、人生の前半で社会的に成功した人も、後半になって落ちぶれていたとしたら
後半の記憶があまりにも強ければ、成功した部分が視えないという可能性もある。

このように一部のシーンだけ霊視で現れるという可能性もあり、前世霊視というものはかなり曖昧なものであると思う。


つまり前世というのは、他者に聞いてもあまり意味のあるものではなく
そして、ただ “意味がないもの” だけで済ませられたらまだ良いのだが、

よけいな情報が増えたせいで、よけいに記憶や苦しみや今世の課題が増えることもあるので
やはり、忘れていた記憶に、新たによけいな記憶や情報を増やすことはあまり得にならないのだろう。


また私自身は、今が良い時代とは決して思えないのだが
それでも、昔の時代はもっと大変で、もっと生きにくい時代はたくさんあった。

(それでも断然今より地球環境に優しく、ある意味地球が平和だったと思うが、まあそれは別の話で。)

今よりも普通に殺されたり、あるいは人を殺したり、殺したくないのに命令されて殺さなくてはいけなかったり
殺人以外の犯罪も多く、差別や性犯罪が当たり前にあったり
戦や戦争が多かったり、自由はなく奴隷のような一生を過ごさなくてはいけなかったり、
医療の発達や、食事情、衛生状態などの環境が悪く、早世している人が圧倒的に多い。

身分の高い貴族に生まれていれば平民よりも良いかもしれないが、
平安時代の貴族は全人口の0.003%
フランス革命前のフランス貴族は全人口の1.5%
だったので、前世が貴族でそれなりに良い暮らしをしていた経験を持つことは少ないことが多く、
そういった時代に平民として生まれ、貧しく苦しい生活を余儀なくされた人は多かったはずだ。

前世を思い出しても、あまり良い思い出がなかったり、むしろ苦しい記憶のことが多いと思うので
やはり無駄に思い出しても良いことはなさそうだ。


何かの拍子に前世を思い出したり、何か必要があって思い出すということもあるみたいだが
そういった自然な流れ以外で、
たとえば霊視や退行催眠などの方法で、無理に思い出す必要はないと思う。

また、前世を思い出すことがあっても
今は今の生を生きているので、前世の自分や、前世の生き方に執着してはならない。

大切なのは、今の人生を生きることだ。

一番大切なのは、今の自分自身であり、今の人生だ。

私たちは、前世というものを忘れるように設定して、生まれてきている。


 


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