行きたい国はどこか？と聞かれたら

フランスって答えると思う。

ハワイもいいな。

そんな人は多いと思う。

フランスって街も人も何もかもが素敵なイメージで
お洒落で素敵で憧れる。
女性でフランスが好きな人は多いだろうと思う。

ハワイも特有の伝統とか文化とか素敵だし、雰囲気とか空気とか、南国の中でもキラキラしてる。

私が憧れる国ってかなり多数派で、
あらゆる人が好むような場所で
だから、そのことにそこまで意味を見出せるものではないと思う。

でも「惹かれる国」というものは
何か魂の縁がある場合もあるらしい。

すべてがそうだとは言い切れないような気もしてたけど
そうなのかな？

私が惹かれる国はヨーロッパが多い。

フランス以外だと
イギリス、ドイツ、チェコ、スロバキアなど…

ヨーロッパに行きたいなと思いつつ
全然行ったことないから、どこか行ってみたいな。

そして、私が子供の頃に一番惹かれた国は

オランダだ。

理由は単純なもので、
民族衣装が可愛かったから。
風車の雰囲気が好きだったから。

そんな理由だったけど、本当に好きで憧れて

オランダの民族衣装、一度は着てみたかったし
いや一度と言わず毎日でも着たかったし、

小学生の頃の教科書（何の教科書か忘れたけど社会科かな？）
にオランダの風景と民族衣装着てる女の子の写真が載ってて
そのページがすごく大好きだった。

子供の頃は、オランダ人は普段着に民族衣装を着てるものだと勘違いしてて
普段からこんな服が着れるオランダ人はいいなと羨ましく思っていた。

（この感覚は、外国人が「日本には今もサムライがいる」と勘違いするような感じだと思う。
今でもそう思う人がいるのかは知らないけど、私が高校生の頃は海外姉妹校の子にいた。）

中学生になってハウステンボスに初めて行ったけど
ハウステンボスはそれで楽しかったけど、
でもやっぱりここじゃないんだよな、という感じ。

そしてだんだん大人になるにつれ、あんなに憧れたオランダに、昔ほど憧れを感じなくなってしまった。

理由は「現代」のオランダを認識してしまったから。

現代のオランダは、世界の幸福度ランキングでも上位で
先進国の中でも自由度が高く、それでいて秩序が守られている魅力的な国だと思う。

とても魅力的に感じるが
でも、そこにあるのは、
私が昔憧れたオランダではなかった。

昔のオランダは、今よりも生活水準は低く生きにくかったかもしれない。

でも、私が憧れてたのは、たぶん昔のオランダだったんだろうなと思う。

ただ、オランダは古い歴史ある街並みや建物を大切にしているので
街並みや建築物に、昔ながらの美しさを感じることはできると思う。

昔の感覚とは違うけど
オランダは素敵な国だと、今も思う。