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見落としながら生きている

くたびれて眠ったあなたを
かけてゆく月が
静かに見守っていた週末
目を離した一瞬にも
季節は進んでいるから
いろんなことを見落としてしまう。
時間は等しく流れているようでいて
その実、決してそうではない。
時間というものが
極めて個人的なものだということを
正しく受け止めることができたなら
日々の越し方に
もっと想いを寄せるだろう。
どのみち生きている時間は
まるで夢のようなものではあるけれど。

みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。