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輝きながら駆け抜けていく

炉開きとなり、師走の足音が近づいてくると
想い出される言葉があります。
「光陰矢の如し」
「歳月人を待たず」
お茶の師匠が決まってかけたのが
これらの掛け軸でした。
宇宙の時間からみれば、私たちの一生は
きらりと一瞬光を放つようなものだといいます。
宇宙と比べなくても、半世紀あまり生きてみると
やはり一瞬だったような気がします。
それは、たとえ百年生きたとしても同じことなのでしょう。
何年、何十年、百年以上であろうとも
せっかくだから、輝きながら駆け抜けてゆきましょう。
流れる星のように美しい弧を、この人生に描くのです。
最後は闇と鎮まるその刹那まで
きらきらと光の粒を撒いていきましょう。
後に残るひとたちが希望を抱けるように。

みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。