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PMっぽい職種についている、中央アジアとロシアを愛するIT系社員 なお、IT系っぽい記…

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PMっぽい職種についている、中央アジアとロシアを愛するIT系社員 なお、IT系っぽい記事はほとんど書きません。お料理報告になりがち。

最近の記事

人間は大抵本当のことを言えない

私の職業は一応PMなので、なんだかんだと人(主には顧客)から色々な情報をヒアリングしなくてはいけない、というシチュエーションに遭遇する。 この時、ヒアリングしたい情報はもちろん”本当の話”なのだが、これがまあなかなか難しい。 一発で欲しい情報を入手できることなんて滅多にない。 ”回答”をもらうことは簡単だ。しかし、回答=本当の話、欲しい情報とは限らないのである。 テクニックでなんとかなる?例えばよくあるのは質問の使い分けだろう。 オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン

    • 初めての転職…と見せかけてエイヤと海外に飛んだ話

      時間の流れは速いもので、新卒で入った会社を辞めてはや10年。 当時の私は、金融業界向けの業務用システムを開発していたSIerで5年目になり、自分の将来を考え、転職活動をしてみようとしていました。 シンプルに仕事が忙しかったのと、割り振られる案件に一貫性がなく身についたスキルもあまりなかったのと、お給料が振るわなかったのとで、人生に迷いを感じていたわけですね。若い。 ピンとこない転職活動当時はまだまだ開発者枠だったので、IT系の転職イベントを覗いたり、転職サイトでエンジニアの

      • 今は無き思い出の書斎の話

        憧れの図書室、というと思い出すのはいつでも『美女と野獣』のお城の中の、天井までギッシリと本が詰まったあの図書室。優美な曲線の階段もあるけれど、階段に登ったところで到底届かなそうな……魔法があるからいいのか。 あれはもちろんフィクションですし、自分のための空間というには些か壮大すぎます。もはや何がどこにあるかもわからなくなりそうですね。 それよりもっとコンパクトな、手の届く範囲の自分と本のための空間、つまり書斎を思い描くと、今は亡き祖父の書斎を思い出します。 間取りとか、

        • めちゃくちゃゆるいが、石が好き

          幼き頃のおもひで小さいころ受けたお説教の内容を覚えていますか? 一つ一つは覚えていなくても、同じようなことで何度も怒られてたとか、通信簿に書かれていたとか、そういう印象深いものははっきり覚えていたりすると思います。 私が覚えているのは2つ。 お外でおともだちと遊びましょう。 砂を食べてはいけません。 はい。 まあ、食べてたわけですよ。砂。というか、正確には小石。あと食べてたというか、舐めてたというか。はい。 黒塚くんと違うのは、ザラザラしてなくても舐めてたことですかね…

        人間は大抵本当のことを言えない

          「話した方がはやい」は本当か

          はじまり『うちに入って何ヶ月か経ったけど、仕事しててどうですか』というごくありふれた世間話を振り、それに対して返された、フルリモートが主流であることと、Slackでのやり取りがメインであることに対する感想の一端だったと思う。 その場では軽く同意しつつ、「とはいえ、Slackとかで文章として残ってると便利なことも多々ありますよ」「要は使い分けですよね〜」みたいな返しをしたような気がする。 が、後から思い返すとなんかモヤる。 モヤモヤ。 話した方が早い。うん、まあ……うん。

          「話した方がはやい」は本当か

          PMになってからの2年を振り返る

          ※この記事におけるPM=プロジェクトマネージャーです。 この記事は「mohikanz Advent Calendar 2021」20日目の記事です。 はい、またです。せっかく二年をまとめようとし始めたので、締め切り設定がてらエントリしました。 前回18日目はWakuさんの『 ロックダウンされた都市からの脱出』でした。手に汗握っちゃいますね。日本での報道だと海外の状況はざっくりした情報に丸められてしまうので、こういった生の声を聞くと、コロナというものの影響の大きさを改めて感じ

          PMになってからの2年を振り返る

          大人のディナー!ギネスシチューを作る

          この記事は「mohikanz Advent Calendar 2021」3日目の記事です。 mohikanzがどういうコミュニティかについてはこの記事をお読みください。 前回2日目はMakTakさんの『CIEMへの招待』でした。ガジェットあまり持ってないタイプなのですが、こういう布教記事見ると欲しくなってしまいますね。 良いクリスマスプレゼントのネタが見つかったところで、3日目の今日はクリスマスディナーにぴったり!……かもしれないギネスシチューの作り方を紹介します。 ギネスビ

          大人のディナー!ギネスシチューを作る

          ハンガリー料理Székelykáposztaを作る

          毎度おなじみ、「食べたことないけどレシピはある外国の料理を作ってみよう」noteです。 今回は突然のハンガリー。ハンガリーも独特な食文化を築いているようですが、皆さんはハンガリー料理を食べたことはあるでしょうか。私はないのですが、ハンガリーのシチュー、グヤーシュの名前くらいは知っています。 本日のレシピ、Székelykáposzta(おそらく読み方はセーケリー・カポースタ)もこのグヤーシュの1種になるようです。 ハンガリー語はわかりませんが、セーケリーが形容詞みたいな感じで

          ハンガリー料理Székelykáposztaを作る

          中央アジアのトマトうどん、ラグマンを作る

          中央アジアの各国に共通して存在する料理はいくつかありますが、今回作るラグマンもその一つです。麺料理は世界各地に様々ありますが、このラグマンはそういったたくさんある麺の中でも、日本のうどんによく似た作り方と食感の麺を使います。 もし、中央アジアに行く機会があって、なんとなく馴染みのあるものが食べたいなーと思った時は、ラグマンにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。 庶民の料理なので、基本的にお手頃価格で食べられます。 レシピは牛肉ですが、中央アジアでは羊肉を使う方が一般的か

          中央アジアのトマトうどん、ラグマンを作る

          モロッコ料理のケフタを作る

          この記事はmohikanz #cooking Advent Calendar 2020の8日目の記事です。 昨日はせつさんの『リモートワークのお供に油そばはいかが?』でした。見た感じ材料は全部家にありそうなのですが、肝心の油そばを食べたことがないような気がしているので、まずはお店に食べに行く必要がありそうです。 やっぱり正解を知らないとね……なんてことを言いながら、今日作るのは食べたことのないけどレシピカードは持っているモロッコ料理です! ケフタってなんだろう……と思って調

          モロッコ料理のケフタを作る

          ロシアの冷製スープОкрошкаを記憶を頼りに作る

          Окрошкаとは アクローシュカ、と読みます。 ロシアの夏の定番とも言われる冷製スープで、そのレシピは大きく分けると2パターンあるようです。 1つはライ麦を発酵させて作るквас(クワス)と呼ばれる飲料を使うもの。 もう一つは牛乳を発酵させて作るкефи́р(ケフィル)と呼ばれる飲料を使うもの。 私のホストマザーはТАН(タン)という飲み物を使って作っていましたが、これは恐らくケフィル寄り(白かったし……) はい、「そうだ、アクローシュカ、作ろう」と思ったのは暑くなってきて

          ロシアの冷製スープОкрошкаを記憶を頼りに作る

          話題になったシュクメルリを作る

          これはmohikanz Advent カレンダー(cooking編)の12/23の記事です。 週末に作った料理がめちゃめちゃ美味しかったので突然入りました。 シュクメルリとは鶏肉で作るグルジア(ジョージア)料理です。 おお懐かしき魅惑のPur-Pur。ハチャプリ食べたい。 松屋で話題になった限定メニューが来年1月から全店舗展開ということでニュースになりました。 「なにぃ、1月だと……! 私は今食べたいのじゃ!」 というわけで作りましょう。 材料ニンニク4片 鶏肉(今回は胸

          話題になったシュクメルリを作る

          レシピ本を買ったのでアフリカ料理に挑戦

          これはmohikanzアドベントカレンダー~cooking編~の12/14の記事です。 昨日のカルボナーラ美味しそうでしたね……食べたい…… 私とヤギのシチューとフフグローバルフェスタ、というイベントがあります。 日本最大級の国際協力イベント、と銘打たれたこのイベントはNGO、NPOの他、フェアトレードの企業、各国の大使館などが一堂に会する国際色豊かなものです。諸外国の雑貨や食材、料理やお酒が楽しめます。 その日ブースのお手伝いをしていた私は昼休憩でなんとなく目に留まったア

          レシピ本を買ったのでアフリカ料理に挑戦

          転職したらホワイト企業だったと思ったけど異世界トリップかもしれない

          これはmohikanzアドベントカレンダー2019の6日目の記事です。 Slackワークスペースmohikanzのおかげで劇的ビフォーアフターしたお話です。 腸煮えくり返るので読み直さないことにしている前提話は『オウンゴール(略』をご覧ください。 蘇る思い出と戦いながら書いたので文体はブレブレです。許してください。 近況の話mohikanzの首狩り族に声をかけられて転職いたしました。 7月からレガシー環境からまさかの時代倍速早送りでAI系ベンチャーのPM職になっています。

          転職したらホワイト企業だったと思ったけど異世界トリップかもしれない

          問題意識の生やし方

          はじめに さて、先日投稿したノート、勉強会とかイベントとかそういうものに参加できておらず、特にIT系のアウトプットもしていない私には全くもって想定外が過ぎる人数の方に読んでいただいたようで恐縮です。  あんなに長いのに。  嫌な思い出が蘇って胃が痛くなった方とかいらっしゃいませんか……大丈夫ですか……胃薬を飲み慣れてない方には『爽和』(大正漢方胃腸薬)とかお勧めですよ…去年の秋くらいに人生で初めて胃薬飲んだ私が言うので間違いないです(ステマ)  あと友人が知らせてくれてビック

          問題意識の生やし方

          試合終了(転職代行)のカウントダウンが始まったところでオウンゴールが決まった話

          最近流行りの(?)退職エントリー、炎上とPMと私編。エモいエントリーは別立てです。 あほみたいに長い愚痴エントリーです。「あるある(諦観)」「ないわー(失笑)」「うちはまだマシだった…(安心)」など反応はご自由にどうぞ。 エントリー内での連絡手段がメールに限られていますが、そういう会社なんです。 昨年末の一波乱からあれこれあって、年度末まで在宅勤務という形で落ち着いた。何と、会社始まって以来初めての自宅勤務者。これぞ文明開化。 が、派遣スタッフは増えないし、唯一のスタッフさ

          試合終了(転職代行)のカウントダウンが始まったところでオウンゴールが決まった話