100台vs100人

みなさんこんにちは!
年が明け、今年はとうとう、“社会人1年目“
東京オリンピック開幕の年でもあり、人生の節目の年ともなる2020。
素直に全力で物事に取り組む、そんな1年にしたいな、と思います。

さて、今回のnoteのテーマですが
『AI時代で人である自分が活躍するためには』です。
“人である”という部分が強調されているように私は感じました。

さっそくですが、米国の職業 701 種について、AIや機械が各職業を代替することができる技術的な可能性を分析した研究では、就労者の47%が代替できる可能性の高い職業に従事しているといわれています。

日本で考えた場合、米国と同様の傾向となり、AIや機械が代替することができる技術的な可能性が高い職業が49%にもなるそうです。

AIによって失われる職業、はたまたAIに勝る職業の両面から、AI時代で人である自分が活躍する方法を考えていきたいと思います。  

目次
1.AIの出現
  第一次AIブーム
  第二次AIブーム
  第三次AIブーム
2.失われる職業
3.AIに使われる側と、使う側

1.AIの出現
AIという概念や考え方は、そもそもいつ頃に生まれたのでしょうか。
それは遡ること70年前、1950年代にAIに関する研究が始まりました。
「人工知能」という言葉が初めて登場したのは、1956年の夏にダートマスで開催されたワークショップだそうです。
このワークショップで、当時、著名な学者であったアレン・ニューウェル、ハーバード・サイモンが「ロジック・セオリスト」という人工知能プログラムのデモを行いました。これは自動的に定理を証明するプログラムで、世界初の人工知能プログラムと言われています。

以下では人工知能研究のブームについて振り返ります。これまでどういった経緯でAIが発展してきたかみていきましょう。

第一次AIブーム(1956年~1960年代)
第一次AI(人工知能)ブームは、1950年代後半~1960年代。人間を超えるようなAIが期待されていたのはこの時代も同様、この時点のAIは、「推論・探索」によって問題を解決するといった方向で研究が進んでいた。人間の思考過程を記号で表現し実行する(推論)やその処理(探索)の発展形として、様々なアルゴリズムが考案。それにより、コンピュータによる特定の難解な定理の証明やチェスやオセロといったトイプログラムによる処理が可能になる。

この時代からAIがあったことに、私は正直驚きました。
70年前から研究が行われていて、現在では人間さえも超えてしまうのではないかというところまできていることを考えると、今後、さらにAI時代が加速していくこと恐怖さえ感じます、、、、。

第二次AIブーム(1980年代)
第一次AIブームが収束して、約20年後である1980年代に第二次AI(人工知能)ブームが始まった。第一次ブームでは「推論」や「探索」により、人工知能を実現しようとしたが、第二次ブームで注目されたのは「知識」であった。

ここで人間が機械には絶対に敵わない、知識や情報量に差がでてきます。以下のグラフはエン・ジャパンが行った、AIによって失われる職業についての181人の転職コンサルタントへのアンケート結果です。



グラフからも見てわかるように、情報を処理する仕事がAIによって代替されていくことは言うまでもなくありません。AIは人間と異なり、1度記憶したら忘れることも間違えることもありません。AIはさらに進化を続けて優秀な人工知能へとなっていきます。

第三次AIブーム
第三次AI(人工知能)ブームは、2000年代から現在まで続いる。AIが最近話題となっている理由は、第三次ブームによりAIが発展を遂げているためで、いま注目を集めているのは「ビッグデータ」と呼ばれているような大量のデータを用いることで人工知能が自ら知識を獲得していく「機械学習」。コンピュータ自身が学習するというコンセプトは第二次ブームのころからあったが、そのころはコンピュータの計算速度や容量が追いついておらず、実現できていない。

ここで私がAIの凄さを実感した出来事があります。2016年に「AlphaGo(アルファ碁)」がプロ棋士に勝利したことです。
このことはAIの発展や利用推進に大きく関与したのではないでしょうか。
第一次、第二次は記憶させ、情報を管理することはできていました。与えられた知識を取り出してくることはできていましたが、とうとう人間と同じように自ら学習し、推測・判断する能力を備えたAIが生まれました。

2.失われる職業
以下のグラフはAIの利活用が望ましい分野のグラフです。




(出典:総務省『ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究』)
ビッグデータを正確にかつ迅速に情報の出し入れができるAIだからこそ出来ることは、増えていく一方です。機械操作を行う作業は人間でなくてもできるので、車の自動運転や、スーパーやコンビニのレジ打ちもAIには持ってこいです。Amazon Goや変なホテルでも無人化ら実現しているので、これが主流なってくる世の中はもう目の前だということが分かります。

自動運転用の車もどんどん開発されてきているので、タクシーの運転手や、配送業は真っ先にAIに仕事をとられてしまうことは確実です。
また、空港、ホテル等の受付、コンビニ、スーパー他、レジの無人かも当たり前になっくるでしょう。
そんなAIにどんどん仕事を奪われていく世の中でどうやったら活躍できるのでしょう。

3.AIに使われる人と、使う人
今までAIに敵わない、勝てない、仕事をとられる、といった負のイメージばかりでしたが、よく耳にする“今後はAIを使う人と、AIに使われる人の2択”について考えたいと思います。
もちろん使われる側ではなく、使う側になればいいだけです。
AIは入れられた情報、知識をもとに学び、業務に活かしていきます。
逆手にとれば、臨機応変な判断だったり、その場に応じた判断が求められる人が必要な人は強いということです。
AIはAIでしかく、100台あれば100台みな同じ働きをします。
一方で人間は、100人いれば100人みな違う思考、正確、心、を持っています。
1台ごとに差が全くないAIにはできないことは、人間だったら一人一人、他人と差をつけることができるということです。
感情をもつ人間だからこそ、対人で人の心、気持ちに寄り添い、情に熱くなり、親身に寄り添っていくことができる人間が、この先生き延びていくのではないでしょうか。
それをするためにはもちろん、その人の情報などを把握する必要があります。その際にはAIを使いながら、その日その時々に臨機応変な柔軟な思考や判断力とを掛け算しながら仕事に活かすことができれば、AIに使われる側にはならないと思います。

AIにできないことをする。
それは感情を持って働き、生きること。

これがAI時代で人である自分が活躍していくために必要なことだと私は思います。



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