私自身...

1.地方出身者からみた“東京”

@岩手県盛岡市

ここは私が高校3年まで生まれ育った地です。
今回のお題の“地方”のイメージの代表!
と言っても過言ではないかと、、、(笑) 
田んぼだらけで高層ビル1つなく、電車は30分に1本のあるかないかの無人駅。
みなさんが思い浮かべているその田舎の風景まんまの地で私は生まれ育ちました!

中学1年で姉が上京して、知らない間に自分も東京圏の大学にいく道しか考えていませんでした。

そしてそのまま大学進学を機に、上京しました。

大好きなアーティストのライブ会場
ドラマや映画の撮影地
夢と希望のテーマパーク
憧れのファッションブランド
おしゃれで美味しいたべもの

今までは新幹線で2時間半もかかっていたところに、電車で1本でいけることで、これが東京かぁ〜!という現実に当初ワクワクしていたことを今でも覚えています。

地方創生
東京一極集中

この問題に私自身も加担してしまっていることはさておき、、、!
さっそく本題に入りたいと思います!

地方創生とは、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策。2014年9月3日の第2次安倍改造内閣発足後の総理大臣記者会見で発表された。ローカルアベノミクスともいう。(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/地方創生)


2.東京一極集中

画像3

(出典:https://www.sbbit.jp 総務省「2018年住民基本台帳人口移動報告」)

これは、東京圏転入超過数の推移東京一極集中を表すグラフです。

グラフからも見てとれるように、リーマンショック直後は、東京への転入が下がっていますが、2011年から右肩上がりで増え続けていることがわかります。

ではなぜこんなにも東京一極集中、一都三県が進んでいるのでしょうか。

1つは私自身もそうですが、進学を機に東京圏へ上京が理由だと思います。また、転職や、就職で東京圏に移動してきた人も多いと思います。

ここで!周りの大学進学を機に上京した友人に、上京してきた理由を聞いてみましたのでご覧下さい!

Yくん“親元を離れて1人で自立したいと思っていた、一人暮らしをしたかった“

私もこれに少し似た意見です。今、これを逃したら一体いつ東京圏で一人暮らしをする機会があるのだろうか、と高校生の時に思いました。親元を離れ、自力で生きていきたいと思い、上京しました。

Kくん“旅行をあまりしたことがなくて、観光地が集まる東京に夢を抱いていたから、1度住んでみたかった”

”Rくん“行きたい大学が東京にあったことに加えて、人も情報も物も密集する地に興味があった。人脈を広げたり、視野を広くしたかった”

だそうです!

次に出てくるグラフが示している結果にも関わり深い回答がたくさん聞けました!

画像3

(出典:https://www.mlit.go.jp/common/001042017.pdf)

国土交通省のグラフからも、大学進学が理由で上京したことは大きいとわかります。


しかし、現実的には東京の一極集中に歯止めはかかっていないとニュースや新聞で目にする日は多いです。

確かに、地方出身のわたしが思うに、情報量や観光地、食べ物、洋服、コンサートやライブ、イベントetc...全て東京圏がほとんどである以上、“あこがれ”が集中してしまうのも無理ないと思います。

大学も、企業の数も言うまでもなく東京が1番多いです。
生活を豊かにする、より彩りあるものにする材料で溢れかえっている東京。
さらにオリンピックで活気付く東京。
これ以上人口密度を上げない為にどうしたらいいか、次に考えたいと思います!

3.地方活性化

日本の首都・東京が抱える様々な問題を、地方で解決していくことで一極集中も多少は収まるのではないかと私は思いました。
そこで、東京が抱える問題をいくつかリストアップしてみました!

・待機児童の増加
・都内老年人口の増加
・医療費増大による政府負担拡大
・生活保護者の増加etc...
(出典:http://www.soumu.metro.tokyo.jp/05gyousei/jichiken/pdf/0405.pdf)


保育士の人手不足、保育園幼稚園少なさによる待機児童の増加、それによる(これだけが原因ではないが)出生率の低下に対して、老年人口は増えていき、、、、というように全ての問題が全てに絡み合っているなと思いました。

逆に、1つ社会問題を解決できれば、そこから連鎖するように課題解決できるかもしれません!

例えば首都圏から地方に引っ越して、地方の幼稚園に入園させた家庭には、手当てとして料金の引き下げなどして待機児童を減らすことに繋げるなど、どうでしょう。

また、虐待や犯罪事件も少なく、緑豊かな地でのびのびと育児ができることを地方のみならず、東京も政府が掲げてアピールしてみたり、大学のキャンパスを地方に移動したり、増やしたり、企業の本社を地方にしたりすることが必要になってくると思います。

イベントやコンサートを積極的に地方で行ったところで、“イベントに行きやすいから”等の理由でそこに住む人は少ないと思います。

しかし、地方に足を運ぶタイミングが増えれば、地方にしかない魅力、良い点に気づけるチャンスが増えるという考え方ができます。

これを活かして、「コンサートやイベント×観光」に力を入れて、コンサートに行った人だけ安くホテルに宿泊できて、次の日に観光をさせることを狙ったり、イベントに行った人に特典で観光バスの無料化だったり、観光地の入園料無料化だったりをして、「コンサートのみの目的で訪れる地方」から、「コンサートと観光で訪れる地方」へと、変革していったらいいと思います!

そこでどんどん地方の魅力付けを行うべきなのではないかな、と思います。

生まれも育ちも東京圏の方は、地方をまだ知らないだけだと思うので、、、、!笑


4.さいごに

私は地方出身者としてと、関東在住者としての2点からこの問題を考えました。

大学進学を機に上京する人の多くは、大まかにいうと東京圏への憧れ。

東京圏を出ようとしない人の多くは、地方の良さを知らないだけ。

どちらの意見も非常に分かります。

日本全土が、今の“東京”とまでは言いませんが、活気で満ち溢れている流行最先端の国になれば東京圏一極集中は勢いが収まるでしょう。

地方の緑豊かな地だったり、綺麗な水、空気を奪うわけではありません。例えばですが、岩手県は海鮮、お米、野菜、肉などの食で日本を引っ張っていく。一方、下隣の宮城県は東京に勝るほどの情報や流行が集まる首都圏的存在になる。

こうして首都圏の役割を果たす地域と、田舎の役割を果たす地域がお互いが行き来しやすいほどの距離を保ちつつ、適度に入り混じっている、こんな日がくれば、地方創生はできるのではないでしょうか。


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