"テニミュじゃない"

この記事を見てくださっている皆さんこんにちは。

わたしはミュージカルテニスの王子様、通称テニミュが大好きな人間です。

この度4thシリーズが7/9の不動峰公演からが開幕し、思うところがあったので色々と書きます。誰もが読んで気持ちのいいものだとは嘘でも言えませんのでご注意下さい。ただ、私と同じ気持ちの人が沢山いると信じて筆を執った次第でございます。

まずは4thシーズン開幕、おめでとうございました!

お尻は痛かったけどとっても楽しい3時間だった。

特にキャラクターが生きてると実感できたのが最高だった。話し方、動作、表情、歌声…その全てがキャラクターと原作へのリスペクトに満ちていた。演出も含め、ああ、今この板の上ではキャストがキャラクターと共に生きているんだ!そう思えた。

こんな風に思えるのは、きっとキャスト含めてカンパニー全員がテニスの王子様を愛し、テニミュを愛し、観ているお客さんを愛し、研究をして下さった日々があるからだと確信した。本当にありがとう。

そして今回のシーズンから、今までとは演出も曲もガラリと変わった。今までの曲は一曲もなかったし、セットも様変わりした。

でも観ていて過去作が恋しくなるようなことは一度もなかった。だって私は今、「これから始まるテニミュ」を見ているわけで、過去作の続きを見に来たわけではないのだから。一瞬一瞬に込められた熱と愛、その全てを受け取ることで精一杯で、それがとても心地よかった。

脈絡のない文章で申し訳ないが、つまり何が言いたいかというと、初めて観た4thはとても楽しかったということ!

劇場からの帰り道、興奮冷めやらぬまま、友達とあそこが良かったね!ここが最高だった!と話しながら歩いた。話は尽きなくて、また絶対に観に来る約束をした。周りの方々の顔にも笑顔と興奮が溢れていた。私たちと同じような会話をしている声がたくさん聞こえた。きっとみんなと同じ感動を分かち合えている、そう思った。

しかしどうしたことだろう。

帰宅後にTwitterを開けば、批判、批判、批判の嵐

見れば「今までと違って違和感」「曲調が変わって嫌だ」「セットが変わって無理」「あの演出無くしたの許せない」「トンチキ感が足りない」

などなど、ことごとく過去作と比較したもの。

そしてみんな声を揃えてこう言っていた。

"テニミュじゃない"

私はこのような惨事を見て、まず悲しかった。

キャストさん、スタッフさんが精一杯努力して作った作品が「今までと違う」で片付けられてしまうことに。

そして、上記したような批判的な意見を、皆がTwitter上で表立って叫んで、面白おかしく拡散されることに。

今はSNSの影響力ってすごい。

エゴサだって簡単にできるし、キャストもスタッフも批判されてることくらい簡単に分かる。

しかも"テニミュじゃない"なんて言われてる。

別に批判的な意見に耳を傾けるなと言っている訳ではない。それをTwitterを使って拡散しようとしてることが、単に人を傷つけようとしているか、同調している自分に酔っているようにしか見えない。

本当に作品のことを思っているなら公演アンケートがあるのにも関わらず、表立って大声で批判するのはなぜ?

特に長年テニミュを追ってきて今回批判する方、Twitter上で好きなジャンルを批判の的にすることがそんなに楽しいんですか?それって本当にテニミュ好きなんですか?あなた達のSNSは影響だって大きいのに、

初舞台の方だっている、ここが登竜門と信じて賭けてきた方だって絶対いる、それなのにこれ…

役者さんのファンの方で、テニミュに出る推しを楽しみに観に来た方だっているだろう。なのに、その推しが初めて出たテニミュは「前と違うから」といって叩かれまくっている。

そんな時の人の気持ちを想像できない人でTLが溢れていることが悲しい。

優しさは想像力から生まれるって本当だと思う。

今までとは全く状況が違った、今までと同じ楽しみ方が許されない時代になってしまった、声をあげて笑うことも、キャストの呼びかけに大声で応えることもできない、何回も劇場に足を運ぶことが難しい人だってたくさんいる

そんな中でも楽しめるテニミュを追及した4thテニミュ、「真新しいテニミュ」を掲げていたのが今回のテニミュではなかったのか。前々からそういう風に大々的に宣伝されていたのにも関わらず、「前と違うからテニミュじゃない」ってどういうこと?

今までと違う?

当たり前じゃないんですか?

時代だって変わる、人の目だって肥える、進化のないジャンルに先はない時代だから

今回のテニミュは今までと違って嫌い?

今までと違うという色眼鏡のせいで、沢山あるいいところが見えていないのではないですか?

誇張されたトンチキな歌詞だけが、ボールのピンスポがあることだけが、ベンチが一つになっていることだけが、ネットオブジェだけが、テニミュの全てだったのでしょうか?

もちろん、物事が一新する時には批判が付き物だろうし、このような事態はまあ予測できたのかもしれない。

どうしても今回のテニミュが受け入れられない人もいるかもしれない。

だからといってTwitter上で4thをばちぼこに叩くのは違う。(大事なのでもう一度いいます、公演アンケート、あるので!)


"これがこれからのテニミュなんだ!"


私含め、今回の新しいテニミュの始まりを応援している皆さん、今回何か縁があってテニミュを見て好きになった皆さん、好きなジャンルが批判の標的になって悲しかった皆さん、これからも無理せず、楽しめる範囲で、応援していけたらいいですね😊

今回のテニミュが受け入れられないと永遠に大声で叫んでいる皆さん、今までお疲れ様でした。家で過去作のDVDでも観て、同調してくれる同志様と一緒に楽しんでいてください。

最後に、締めの一言





前の方が良かったとか言うオタク

チケット譲って


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