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心底めんどくさい同担問題について

私は12年間ジャニオタをしている中で、ずっと付き纏ってくるものがある。
それが「同担問題」だ。

同担に対して何にも思わない人もいれば、同担を拒否する人、逆に同担ウェルカムの人もいる。
私は拒否派の人間だ。


私の最初の自担(推し)を好きになりたての頃は、同担など全く知らなかった。
そういう用語も知らなかった。

しかし、クラスメイトが「〇〇くんってかっこいいよね」と話しているのが聞こえると心がざわっとした。
ライブに行って〇〇くんのうちわを持っている人、メンカラの服を着ている人(数年前メンカラの服で参戦するの流行ってましたよね・・・)を見かけると、
「私の方が好きなのに」「私の〇〇くんなのに」という憎悪にまみれた嫌な感情が現れることに気づいた。

ライブ中はあの子にはファンサしてるのに私にはしてくれない。というまた負の感情が現れる。
帰ってからX(旧Twitter)やTikTokを開くと、同担のレポや感想が流れてくる。
私が知らない彼の姿。見たかった姿。
それにあの子は私より多く入ってる。
そういう感情が湧き起こる。



それが「同担問題」だ。


きっと感情としては、「嫉妬」に似たもの。
現実世界で片思いしている彼が別の女子と話していたり、付き合っているという噂を聞いた時のざわっとした感情。
あれと同じものだと思っている。


もちろんそれをアイドルに対しても同じと扱うのは、違うのかもしれない。
1人のアイドルに何百人、何千人、何万人ものファンがいるということは重々承知だ。
いわば全員がライバルである。


でも、私一人が彼を応援していても彼は輝けない。人気が出ることもない。
彼のファンが沢山いるおかげでグッズや写真が売れて彼の収入になり、知名度が上がることでテレビや雑誌に出ることにも繋がる。
彼の夢を応援するためには、同担は欠かせない存在なのだ。



しかし、私たちはどこか自担(推し)を自分だけが好きなヒトとして存在させたくなる。
そういう自己中心的な考えに陥ってしまう自分がめんどくさい。


さらに同担にもいろいろなタイプがいる。
彼と繋がりがあるという虚言オタク、彼からファンサをもらったオタク、彼を入所当時から推してるオタク・・・
全てに私は妬み、嫉み、拒否反応を起こしてしまう。
同担とはこれからも仲良くなれないと思う。私は本当に器の小さい人間だとつくづく思う。

私はオタクである限り、この厄介な同担問題によって感情をぐちゃぐちゃにされ続けるのであろう。
それも込みでオタクの醍醐味だが。



自担くん、めんどくさいオタクでごめんな。

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