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#WOW2024 Week3 Can you dynamically zoom into a clustered area? 出題概要


2024年より、光栄なことにWorkout Wednesdayの出題者として参加させてもらえることになりました。
日本からの参加者ももっと増えてほしい!との思いから、
出題概要や要件を毎週和訳していきます。

WorkoutWednesdayとは?

Tableauを中心としたBIツールコミュニティの有志が、
7年ほど前から開催しているイベントです。

Workoutの名の通り、筋トレしてBIツール力を鍛えるというのが趣旨で、
毎週水曜日にお題となるViz(グラフ)と要件が掲載され、参加者は可能な限り再現を目指します。

https://workout-wednesday.com/

難易度は総じて高めで、TableauだとDATA Saber合格したてぐらいだと、
解答見ずに解くには難しい問題が多めです。
ただ、試験ではなくスキルアップが目的なので、

  • まったく解答やWeb検索せずに自力で解く

  • Web検索しながら自力で解く

  • 一定時間自力で頑張って後は解答見る

  • 最初から解答見ながら写経してスキル習得する

等挑戦の仕方は自由です。

元々はTableauのみでしたが、近年は他のツールにも広がっており、
2024年1月時点で以下のツールの問題がほぼ毎週出題されます。

参加方法

Tableauに関しては、Tableau Publicという無料でほぼ全機能が使えるものがあるので、挑戦にあたって必要なものはPCだけです。
より詳しい参加方法は下記のArakawaさん(@yoshi_datavizjp)のブログ記事を参照してみてください。

https://www.yarakawa.com/single-post/how_to_workoutwednesday


Week3の出題概要

お題

Can you dynamically zoom into a clustered area?
選択したマークに動的にズームインできますか?

ということで、バージョン2023.3から登場した
「動的な軸範囲」機能を使った問題です。

画像クリックで出題ページへ

要件の和訳

  • ダッシュボードサイズは 800×800

  • 3シート

  • 4ファイルのデータを、国と年で関連付けて使用します。(年は横持ちなので、ピボットする必要があります)

Tableau desktopもしくはPublicしか無い場合、
ピボットしてリレーションすることができるのは1データのみなので、
データ準備ができないと考える方も居るかと思いますが、
以下の画像の通りにやると、複数ファイルをピボットして
リレーションできます。

同一ディレクトリにファイルを置いて、「ファイル」から各csvを選ぶ
  • 平均寿命とGPDあたりの所得を人口でサイズ分けした散布図を作成する

  • 地域を選択できるフィルタを上部に作成

  • ツールチップにVizを追加して、マウスオーバーした国の経年変化を表示

  • ドラッグで選択した国のみで、動的に軸範囲を変更する

  • 選択をはずした際、軸範囲は寿命は0-100、所得は500-100000に戻す

終わりに

Workout Wednesdayは、今回の様に新機能が追加された際に、
その機能を使ったお題が比較的早期に出題されます。
新機能の紹介動画やblog等で見るよりも、実際に作ってみると応用のアイデアや制限事項に気付けるので、ぜひ挑戦してみてください。

おまけ ピボットの謎

要件のところで書きましたが、今回はデータ準備でハマる方が居そうです。
下の画像のとおり、接続1つだとピボットできるのに、
複数接続してそれぞれから選ぶとピボットできないという謎の仕様。。
私はできないと思いこんで無理やりブレンドでやって苦労しました。

接続1つだとできる


複数接続してそれぞれからファイルを持ってくるとできない

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