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ハンズオンが最強の勉強法である

変化が速い世の中になり、キャッチアップすべき題材がどんどん増えている。エンジニア稼業はその最たるもので、勉強・調査・検証を仕事の中でも(外でも)頻繁に行わないといけないのが現状だ。

そういう事情があるので、技術系の勉強会がいたるところで頻繁に開かれている。あまりに多いので専用サイトもあるくらいだ。

この勉強会の内容は、発表者がスライドを用意してプレゼンし、それを聴くスタイルが多い。イベントごとにTwitterのハッシュタグが用意され、感想や意見が共有される(コレを眺めるのが楽しい)。最後はビールにピザ・寿司をつまみに懇親会をしてお開きというパターンが定番だ。

組織内で得られた知見をクローズドにせず外に広めていく。そのクオリティが高いと組織や個人のプレゼンス向上につながり技術コミュニティ内での評価が上がる(=業界で有名になる)。そういう文化が息づいており、この業界の健全でいいところだと思っている。

それはそれで楽しいのだけど

最近はせいぜい5名くらいの少人数でやるハンズオンの方が学習効率がいいなと感じている。たとえば、とあるライブラリを学習しようとしたとき、話をただ聞くだけなのと、実際に手を動かして試すのでは得られる経験値が全然違うのである。

実際にやってみると、いきなり動かなくて躓いたり、気になる点やよくわからない点が出てくる。それを講師にインタラクティブに聞けるのが良い。また、慣れてないと筋の悪いアプローチをしてしまい時間を浪費することも多いのだが、講師が先回りして合理的な進め方を示してくれる。時間あたりの学習効率がめちゃ良いのだ。

講師が予想外の問題にぶちあたり進行が止まることもよくあるが、別によいのだ。上級者が問題を解決する方法を学んで刺激を受けるのも面白いし、議論しながら原因を探すのも楽しい。また、使うツールや操作方法は人それぞれ結構違っていたり好みがあったりするので、他人の作業をみて「こういうやり方・ツールがあったのね」と見たことがない刺激が脳に入るのも良い。

今日もフロントエンドのエキスパート、@kitak さんを講師にしてVueの入門ハンズオンをやった。僕は前日にドキュメントを一通り目を通したものの、実際のところどうなのかピンとこなかった点がいくつもあった。が、やはり投げた質問に答えてもらい、そこからまた議論をしていく中で疑問点を解消でき、すばやく全体像もつかむことができた。

個人的には

講師の方を呼ぶのには、有料で値段がそれなりに高くてもよいと思っている。こういっちゃ身も蓋もないが、時間こそが最高のリソースなのでコスパを考えるとお金でショートカットしたい(kitakさんはやよい軒の優待券で引き受けてもらったのでありがたい...)。

お金はさておき、教え合いの文化はもっと広がっていってしかるべきと思う。というわけで、たまに開催しているので興味ある方はお声がけいただければ幸いです(もちろん講師をやりたい方も!)

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