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運行再開を心待ちにしています。

今回の投稿は少年時代に鉄道ファンだった私が今、気になっている鉄道路線について書きます。

2022年の集中豪雨で長期運休中

JR米坂線(よねさかせん)は米沢駅(山形県)と坂町駅(新潟県)間の約90㎞を結ぶローカル線です。両方の駅名の頭文字をとった名前なので覚えやすいですね。

JR米坂線の路線図

この路線の魅力は何と言っても紅葉シーズンの景色です。私も写真でしか見た時がないのですが、山々の隙間を通る列車からの風景が素晴らしいです。

仕事の移動で並行している国道を車で良く通ります。「いつか米坂線の列車に乗ってゆっくりと紅葉を眺めたい」と考えていました。

ところが、2022年8月3日〜4日にかけて新潟県と山形県の県境付近で猛烈な雨が長時間続き、大規模な土砂崩れが至るところで発生。橋梁や線路を飲み込んでしまいました。それ以降、ほとんどの区間が運休になっています。現在はバスによる代行輸送となっています。

勿論、鉄道だけでなく道路や建物にも被害は及びました。私がいつも通る道の途中に川の氾濫で土台の一部が流された建物が当時のまま残されています。それを見るたびに豪雨の凄まじさを感じます。

JR東日本によると復旧費用は86億円で、復旧作業は5年程かかるとの事。JR東日本だけの費用負担だとあまりにも大きすぎる金額のため、国と沿線自治体に費用分担の在り方も含めて協議中との事です。

列車の走っていない線路は雑草だらけの無惨な姿です。廃線になったのかな?と勘違いするような景色です。

乗りたいと思ったその時が一番のタイミング

この先の運行再開は全く見えない状況ですが、仮にこのまま廃線となってしまったら、たとえ私が長生きをして待っていてもこの区間を走る列車に乗る事は出来ません。「米坂線に乗りながら紅葉を眺めたい」と願っても、廃線跡の線路を歩くのがせいぜいでしょう。

「いつか乗れるだろう」ではなく「乗りたい!」と思ったその時が一番のタイミングだと今は感じています。

私はこの道を通るたびに、寂れていく線路を見て「いつかではダメなんだよな。思い立ったその時でないと乗れないんだよな。」と考えます。そして、自分に対する戒めにもしています。

何年後になるか分かりませんが、運行再開が実現したら、すぐに乗車したいと考えています。その時を期待しながら待ちたいと思います。

最後まで読んで頂きまして、感謝致します。
次回の投稿も、良かったら覗いてみて下さい。

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