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歌舞伎町タワー・衝撃の2Fジェンダーレストイレを実際に使ってみた!

はじめに

歌舞伎町タワーが一般公開してから2週間と2日目になった。

試しにツイッターで歌舞伎町タワーを検索すると、いまだに話題のツイートで上位に出てくる大半はジェンダーレストイレのことだ。

歌舞伎町タワー、一般公開した初日の夕方に行ってみた。

上の記事歌舞伎町タワー・衝撃の2Fジェンダーレストイレ!は、最新集計時刻 2023年4月30日 04:06時点で1,408ビューになっており、それまで過去最多であっただまされた!?勝間和代推薦!お金持ちになるための最強本15選の866ビューを48時間せずにはるかに上回ることになった。

まさかここまで人々の関心を集めているとは、正直驚いた。

上の記事は実質予告編で終わってしまったので、つづきを書くことにする。以下は、一般公開初日の現場レポートだ。

もう漏れちゃう!我慢できない!というトイレに直行したい人は、目次から「衝撃のジェンダーレストイレ!」に飛んでくれ。

歌舞伎町タワーをぐるりと一周

西武新宿線沿いに近づく。

曇りなのが残念だよね。青空だと特に映えるんだよ、この建物は。特に上部の方が。

あ、エスカレーターがある。あそこから入るのか。でもなんか入りづらい。

正面へ。

オープン前に通った時は、4階までの低層階は見えなかったので、おお、なるほどこうなっていたのかと新鮮な感動。

建物真ん中の空洞は、観光バスが出入りするようだった。中国人の富裕層っぽい人たちがいた。

35mm判換算16mmの十分広角なレンズでも全部が入らねぇ。

見上げていると、けっこう飛行機が通っていることに気づく。

高そうなお肉屋さんが1階に。

ぐるりと半周。むしろ正面はこちらか…。人がたくさん。こちらもエスカレーターがあって、みんな映画館に行くのだろうか?人を入れると厄介なので写真は撮っていない。

すごい設備だとされる映画館の予約状況。

写っているのは私です。

上映1時間前なのにすでに『RRR』が売り切れ!まあ180分を過ごすなら、座席は快適なほうがいいよね。

『シン・仮面ライダー』も『THE FIRST SLAM DUNK』も『RRR』も以下のマガジンに書いているから、よければそっちも見てね。『THE FIRST SLAM DUNK』と『RRR』は複数記事書いてるよ。

名探偵コナンの新作は、この日が封切だった。全上映残席余裕ありなのは、わざわざ1回目は高いお金を払わなくても…ってことですかね。まあ、上映回数が多いせいもあるかもしれないけど。

『THE FIRST SLAM DUNK』もいい音響で鑑賞したいよね。△なのは納得。

さて、歌舞伎町タワーに入る前に、気になる場所を先にチェック。

売春の交渉現場へ

先日、23時のニュースでもその場は映っていた。背景には強いボカシが入れてあったが、やっぱりあそこだとわかった。

くわしくは以下の記事を。

ニュースの内容は、ホストが客に立ちんぼ(売春)をさせていて、逮捕されたことに絡めたちょっとした特集。

新しい文化の発信地とすべく華々しくシンボル的にそそり立つ歌舞伎町タワーだが、そのすぐ隣の敷地の向こう側では歌舞伎町のもう一つの側面である売春がまだ行われているのか、それとも一斉に摘発されて、もうなくなっているのか、かなり興味があった。

結果、ニュースでも流れたように、公然と立ちんぼは行われていた。

この落差にまず私はちょっと感動してしまった。

これからどうしていくのだろう。

現場の一部から臨む歌舞伎町タワー。

立ちんぼしている女がどんなか見るためにもう一度大久保病院の入り口前を通って、反対側からまた歌舞伎町タワーを撮った。この左側は交番。

どんな女が立っているのかは、ご自分で確認いただきたい。

衝撃のジェンダーレストイレ!

さて、本丸である。

意を決して、西武新宿線沿いの人が少ないエスカレーターの方から、歌舞伎町タワーに入った。

ドキドキ。

事前情報がほぼない。なにと何が入ってるというのはちょっとだけ読んだが、覚えてない。高級映画館が上の方にあり、さらにホテルが上の方にあり、レストランがあり、でもまだ開業してないんだっけ?とかその程度。いや、実は結婚30年突入記念に上の方のレストラン予約できないかなと思ってた。トイレが衝撃すぎて、今の今までそのこと忘れてたぞ。

エスカレーターで降りてくる人がどんな客層かもさりげなくではなく、じろじろ見るレベルでチェック。

普通の人かな。

さて、2階についた。

すごい人混み。

そっちは避けて、人気(ひとけ)のない方へ。

トイレコーナーだった(笑)。

高級ホテルに行った時などもそうだが、トイレがどんな風に作られているかはとても興味がある。重要なチェックポイントだ。

ん?ジェンダーレストイレ?

どんなだ?

ワクワクが止まらないぜ。

たまたま、先日こんなツイートを見ていた。

スタバって人生で一度しか入ったことがなく、その店舗はトイレがおそらく建物の共有部分だったと思うので、男女共有トイレのイメージがわかなかった。

似たようなもんかな?と思った。

今書きながら気づいたが、男女共有トイレって、つまり家にあるのと同じか。

私が勤めている会社でもそういうところあるけど、ほどんど男専用になってるね。

さて、掲示のあるつきあたりから左に進む。

並んでる。

ん、列の中に男の人もいる。

スタバの男女共有トイレのツイートからの勝手に想像したイメージが強かったので、小便器専用があるとは露知らず。

用を足したかった私もここで順番を待とうかと。

もう一度上のトイレの案内図をここに出す。

構造的に左右両方から列ができることがわかるだろうか。

これね、迷うんだよ。

右側の方が長蛇の列になっていたけど、左側にもできていた。

私は左に並んだ。

右から入ったんだけどね。

なんかでもねえ、いたたまれないんだよ。この場にいるのが。

ほとんど女の人だしね。

トイレのドアが開くでしょ、すると出てきた女の人と目が合うんだよ。

まあ、俺は女が大好きだから、女の顔を見るのが大好きだから、よけい見ちゃうってのもあるんだけど。

常日頃から空気を意図的になるべく読まないようにしているこの俺でも、この雰囲気は結構きつい。

すぐ隣の多目的トイレに逃げ込もうと思ったが、先に別の男に入られた。

まだそこまでしたいわけじゃないと自分に言い聞かせて、その場を離れた。

こんな掲示もあった。

リアルタイムでの使用状況。すごいな。

撮ったこの画像を後で確認して気づいたが、男専用、女専用もあったのだな。

それ、現場で並んでいて、気づかなかったよ。

それに記憶では、この男専用からでも女の人が出てきたように思うけど…。それは錯覚かなあ。ずうっとそこにいたわけじゃないからな。いや、でも、左の方から確かに女の人出てきた…。

廊下をさらに進むと左側は人がたくさん。あ、スタバがあった。

でまた戻り、あれ、小便器コーナーあったの?と気づく。最初に出した写真にも確かに写っているけど、そこまで細部を見ているわけでないからな。

なにしろ、ジェンダーレストイレというワードにすべて脳のリソース持っていかれた。

左の小便器コーナーへ。

進むのだが、あれ、自動ドア?本当にここであってるの?

なんだか怖くなり、引き返す。

途中にエレベーターまであるし、なんか不思議な構造。

やっぱりここに来たのだから、せっかくだから、ジェンダーレストイレ、使う!

強い決意。

左側に並ぶ。

並ぶというより、前の人はすぐ行って、次だったか。

いや、並ばずにすぐだったか。

ここの記憶があいまい。

なぜなら、次の出来事が強烈だったから。

あ、空いた!と思ったので、歩みをすすめた。

これはどこでもよくあるように、使用中だと赤で、空きだと青。

青だったので、ドアを開けようとした。

「あ」と中から女の声がして、ドアを閉められた。

マジかよ!

赤から青になった瞬間を見ていたわけではなかった。

いかんせん、あちこち興味深く眺めてたからな。

冷静に考えれば、赤から青になったのならば、信号ではないのですぐに進むのではなく、中から人が出てくるのを待つところだ。

そのときのことはとにかくはっきり覚えていない。

とにかく、青だから入れるなと思って、入ろうとしただけだ。とにかく!

その女の人が、ちょうど出ようとしたところだったのか、入ったばかりだったのか、それも記憶に定かではない。

ただ、女の人が用を足すには早く出てきたように思う。

結局、私はその個室を利用した。

さすがに彼女が出てきた直後は行きづらく、とはいえ、ちょっと早く行きたくもあったので、彼女が手を洗うよりも早く、個室に入った。

狭い。

汚い。

なんか汚い。トイレットペーパーが床に散乱している。

まだオープン初日だよね?

その犯人が女かどうかはわからない。そもそも私がせかしたのが原因で、前の女の人が焦ったかもしれないし、そうでないかもしれない。

経験的に女が必ずしもトイレを綺麗に使うわけではないことを私は知っている。会社の女子職員からもしばしば聞く話だ。

それはともかく、鍵のかけ方、ちょっと迷った。

一刻も早く出たかった。

さっさと出して、さっさと出た。

とにかく、狭い。そして、暗い。

それがいやだった。

便器に腰を下ろせばまた感想は変わったかもしれない。

ただ、列ができているし、長居はできないと思った。

トイレはある種リラックスする場であると思うが、なんだか俺は心理的に追い込まれていた。

早くこの場を脱出したい。

ドアを開ける。

たぶん視線は感じた。

覚えていない。

とにかく手を洗う。

ここでまた面食らう。

思い出してほしい。家ではなく、公衆トイレで手を洗うときを。

手を洗いながら、あるいは洗い終わってから、正面の鏡を見ないか?

鏡がないんだよ。

想像してほしい。いつもの動作をした後、顔を上げると、鏡がないんだよ。この空振りした空虚感。

それだけではない。

向こう側も手を洗えるようになっていて、文字通りその手洗い場で手を洗う人と、下手すると目が合う。

そうでなくとも、並んでいる人と目が合う。

この違和感。

歌舞伎町タワー2Fのジェンダーレストイレ、マジ衝撃だから!

これを読んだ人は、ぜひ自分でも体験するように。

また、他の体験者からのシェア・コメントも待ってます!


ジェンダーレストイレの行方

なお、ツイッター情報によると、女性用が増えたみたいですね。

このツイートは本日2023年4月30日12時分現在、ツイッターで「歌舞伎町タワー」で検索して一番上に来たものです。

いろいろ思うところもあるのですが、それについてはまた別の機会があれば。


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