Take Me Out to The... 第50週

 それは、ともすれば冷淡ともとれる反応で、透は内心焦り出した。しかし、彼女の目は穏やかだった。

「なんか……私のこと色々見てたみたいだね」

「うん、まあ……気持ち悪いかな?」

「そうだね……ちょっとだけ怖いかも」

 ホットな女神は無慈悲なまでに素直だった。だが、同時に微笑んでもいる。

「でも……そうか、分かっちゃってたか……参ったなあ」

つづく

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