Take Me Out to The Ball Game!! 第62週

 だがこれは現実だ。なんとか正気を保って、女神との会話を続けねばならない。

「ああ、うん……やっぱり球場に来たらこういうのは外せないでしょ?」

 透はやや虚勢を張るようにしてそう答えた。

「そうかもね。でも、どうせだったらさ……」

 それを聞いて、女神はいたずらっぽく笑いながら店の一角を指差した。

つづく

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