深夜の日高屋、東京より

6時39分、目の前で始発の扉が閉まった。絶望。

なんとか電車に間に合うように、荷造りを手伝い、駅まで送ってくれたお母さんに優しくすることもできず、ありがとうも言わず、イライラしながらバイバイした。

6時56分、思ったよりすぐ到着した次発の特急電車に乗った。
上着も羽織らず駅まで送ってくれたお母さんがずっと見送ってくれている姿を見て、あまりの情けなさに涙が止まらない。号泣。

覚悟を決めて取り組む仕事もうまくいかない。
焦りばっかり募る。さらに号泣。

27歳にもなって、家族に優しくすることもできない。新しい家族を作ることも考えてない。
仕事でも空回りして、無理して働いて心配ばっかりかける。

なんなんだ私。
泣きながら寝落ちして、博多駅に到着。

早朝の新幹線はまだ人も少なく、自由席でもじゅうぶんに座ることができた。
LINEでそう伝えると、「早起きの甲斐あったね、大阪でもいい仕事できたらいいね」とお母さん。
またちょっと泣いた。

東に進むにつれ冷静になる。
この人生、この生き方、決めたのは私だ。

無謀な目標を立てて無謀なスケジュールで働くことも、私が決めた。
誰にも頼まれてない。私が勝手に頑張っているだけ。
上手くいかなくて辛い思いをすることさえも、なんなら自分が望んだことだ。

仕事を通して、家族や友人を大切にしたいと思ったのも私。
それを手助けしてくれて、心配しながらも応援してくれる家族がいること、超ハッピーだ。

元気になってきた。
関西の友人は楽しい。
たこ焼きも美味しい。
元気に東京に戻ろう。

座りたくってこだまを選んで、のんびり東京。
紅白の東京タワーを見て嬉しくなる。
東京タワーはいつだって大好き。

会社に戻ると、灯りがついている。
同期がいた。新年早々、お互いお疲れ様だ。
散々喋ったあと、帰り際に「そういえばあけましておめでとう」と言って笑った。
東京は優しい。

しばらく会えていない友だちに電話した。
おかえりって言われて、嬉しい。
「頑張る期間は大事だから絶対尊重するけど、かほりさんが体調悪くするのは嫌だ」とメッセージ。
徹底的に優しい。

新年早々、感情が溢れかえってえらい1日だった。
それにしても、最高の人生。
ちゃんと忘れないでいようとこのnoteを書きながら、メトロの中でまた泣いた。


そして今、深夜の日高屋カウンター。
肉抜きの野菜炒めを頼んだら、いつもより野菜の量が増えていた。
やっぱり東京は優しい。

今年もよろしくお願いします。


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じやちゃん

コメント1件

素敵なノートですね!
優しさに敏感なじやさん、なんだか大人っぽくて素敵です!

今年もよろしくお願い致します!
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