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ご機嫌

母は月2回、先生をお呼びして市のカルチャーセンターのフリースペースを予約して編み物を習っている。

特に仕切りもなく団体名が記された札がテーブルに立てられるのみだが、無料で借りられることもあって人気で、月初めの午前9時が予約する日なので、母はその日は電話の前でスタンバッて予約に奮闘している。
フリースペースの延長線上に自習できる小机も置いてあって学生さんも利用できて、私も韓国語の勉強するために利用したことがある。

編み物の先生の都合により、いつもと違う曜日を予約した母。
教室から帰ってきた母から話を聞くと、どうやら楽しそうに話をしながら作業する団体さんと一緒だったようだ。
私もその団体さんは何度か一緒になっているので知っている。

母は今、私をはじめ、姉、妹に龍の編みぐるみを製作中だ。
編み物教室で、角、目、頭の後ろから背中の辺りにあるギザギザしたものを
(名称分からず…)教えてもらいたかったようだが、楽しそうな団体さんに
「“かわいいぃ〜“ “こんなにたくさん作ったの、すごいわねぇ〜“
“私も欲しいわぁ〜“と、入れ替わり立ち替わり話しかけられて、出来なかったのよ」と母。
「それは大変だったね…お疲れ様でした」と私が言ったら「そうなのよぉ〜」とまんざら嫌ではなかったのか明るい声で言われました。


これが私のために製作中の龍…うつ向き加減なのはなぜだろう?
多分小さい頃、気付けばよく寝ていて口癖が「眠い…眠い…」だったからかな?

晩御飯に久しぶりのカキフライを見て、やっぱり機嫌良かったんだなって悟りました。逆に皆さんに褒められて嬉しかったのかな🤭

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