ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ：レジェンド・ドレジャー・オブ・ネオサイタマ
久しぶりにソロTRPGしてみたら趣深いサンシタ物語が生まれたので、リプレイにしてみました。
サクサクとしたサンシタ短編をお楽しみください。
キャラメイクから最後まで掲載しているので、実際のプレイ感を見るのに最適です！
※ダイスロールはそのままですが、文章は推敲を加えています。
はじめに
プレイしたシナリオはこちら（自作ですが…）。
また、ダイスロールは自作ダイスbot「天狗ダイス」の機能を使用しています。
「天狗ダイス」が初めての方へ：
「/nd （ほにゃらら）」と書かれている部分でサイコロを振っています。
便利そうだと思ったらぜひDiscordで使ってみてくださいね。
キャラメイク
サクッと終わる短編なので、キャラメイクもその場の勢いでやることにしました。
まずはダイス４つで主能力の決定から。
/nd 4d6#カラテ～ジツ
カラテ～ジツ：4d6 = (3+2+1+2) = 8
※左からカラテ、ニューロン、ワザマエ、ジツ。ただしジツは出目-3（下限値0）。よって３，２，１，０となる。
うーん平均以下！いいサンシタだ！
スキルの選択に移ろう。もちろんランダム。
/nd 初期アイテム
初期スキル：1d6 = (1) = 1
◉常人の三倍の脚力：【脚力】+1、連続側転難易度−1
この強化系スキルを持つ者は【脚力】が+1される。
また『連続側転』難易度が−1される。
初期作成時は、キャラクターシート上で「N」と書かれた『連続側転』難易度を「E」に書き換えること。
うーん、ますますサンシタ！
続いてアイテムを探そう。
/nd 初期アイテム
初期アイテム：1d6 = (1) = 1
家族の写真：【精神力】+1、その他使い切り効果あり
【精神力】+1。以下のいずれかのタイミングで、「瞬時使い切り」の回復アイテムとしても使用できる（そのように使用すると失われる）：
・【DKK】獲得直後、または『Wasshoi!判定』の直前に使用し、現在の【DKK】をゼロにする。
・【精神力】を瞬時に4回復する。
そうか、家族の写真があるのか…。
きっとニンジャになる前は中流家庭とかだったんだろう…。
いいぞ、少しニンジャの形が見えてきた！
シナリオでは使わないけど一応知識もみてみよう。もしかしたら中流家庭とかじゃなくなるかもしれないが…。
/nd 初期知識スキル
初期知識スキル：1d36 = (18) = 18
36:オイランドロイド ：ドロイド、人工知能、アイドル、ショウビジネス、ヘンタイなどについて
意外とインテリ系かもしれない。うむ、（人工知能系の）エスイーだな！
※身につまされる思いだサイバネは…一応入れておくか。
生体LAN端子が出たら完璧だが…？
/nd 初期サイバネ
初期サイバネ：1d6 = (4) = 4
生体LAN端子LV1：【ニューロン】判定でダイス+2個、イニシアチブ+1
イニシアチブ値+1。
【ニューロン】のみを使用する全ての判定（『知識判定』『ハッキング判定』など。『ジツ発動判定』は【ジツ】値も使うため不可）において、ダイスが+2個される。
電脳化を前提とする電子ドラッグや能力を使用できるようになる。
【精神力】は増加しない。
完 璧
※ヤラセかと思うくらいバッチリハマりました。これもダイスブッダの思し召し…さて、最後は名前と設定を少し考えよう…。
…
……
………
よし、できたぞ！
◆ブラックベルト （種別：ニンジャ） DKK：０ 名声：0 所属：なし
カラテ ３ 体力 ３
ニューロン ２ 精神力 ３
ワザマエ １ 脚力 ３/E
ジツ ０ 万札 ０
◇装備や特記事項
・生体LAN端子LV1
・家族の写真（精神力反映済み）
・常人の３倍の脚力（能力反映済み）
会社を突然解雇された末端エスイー（タイピング労働者）に突然ニンジャソウルが憑依。
モータル時代に嗜んでいたカラテで社長を惨殺し、カネを奪って逃走した。
妻と子供には解雇されたこと、ニンジャになったことは内緒である。
背広を着て毎日をごまかしながら生きるものの……これでニンジャの完成！
末端エスイーなのにニューロンが２の時点で職能はお察し…。
シナリオ本編：プロローグ
今、君はひたすらにカネがない。ふわふわローンの返済期限も間近であり、このままでは君はニンジャでありながら、タマ・リバーの底に生きたまま沈められ、バイオワニやピラニア達のご馳走となることになるだろう。
どうすればいいのか。進退窮まる君の目は、家電量販店のテレビにたまたま映った番組に釘付けとなった。
「トクガワ埋蔵金伝説」を追いかける特集番組。追い詰められ、危険なまでにニューロンがスパークしていた君は、血走った目を見開き、こう叫んだのだ。
「これしかない！」と。
返済期限は１週間。
君は家電量販店を飛び出し、重金属酸性雨の雲に包まれるネオサイタマの闇に消えた。
ビルに取り付けられた広告用ディスプレイには、「不如帰」の文字が赤々と点滅していたーー。
（まずいまずいまずい…！）
タマ・リバーのほとりにある公園で、ブラックベルトは絶望的な現実に打ちひしがれていた。
突然解雇しやがったクソ社長を突如目覚めた力で惨殺し、当座のカネを奪うことに成功した彼であったが、そのカネはもはや風前の灯。来週には生活のために借りた『ふわふわローン』の返済期限だ。
もちろん彼と、彼の妻の口座に返済できるカネは残っていない。
（今までは秘密口座から移し替えて給料が振り込まれたように装ってきたけど、もう無理だ…！生活できなくなったら、妻と子供はどうしたらいいんだ…！）
彼は家族の写真を震える手で眺めながら、ひたすらに脂汗をかいていた。
その極限状況は、彼の心に更なる邪悪を呼び込んだ。
ゆっくりと、しかし確実に、彼はニンジャの魂に侵され始めていた。
（やるしかない…！やるしかない！どんな手段を使ってでもカネを…カネを…！！）
ブラックベルトは目を血走らせながら、どこにあるともしれぬ財宝を探すため、ネオサイタマの闇へ飛び込んだのだった。
ルール概略
・７日間で財宝を探す。「情報ダイス」という本シナリオ独自のダイスルールを使う。初期情報ダイスは１つ。
・４日目までは情報収集。出た目に応じて適当なモータルにインタビュー（拷問）を仕掛けるなどを行い、情報ダイスを増やす。
・５日目以降は情報ダイスを使って財宝の発見にチャレンジする。
※細かい出目のルールなどは上にある記事を読んでね！
１日目
/nd d#１日目
１日目：1d6 = (1) = 1
モータルへのインタビューだ！
君はなりふり構わず、大学教授のような知識人の研究所に乱入し、その教授にインタビューを始めた！※インタビューを決定した時点でDKK＋１。
「イヤーッ！！」「アイエエエエエッ！？」
「財宝の在り処！ヨコセ！」「アイエエエ狂人！？」
インタビュー時は好きな主能力を１つ選択し、難易度HARDでダイスロール。成功数だけ情報ダイスが手に入る！
ただし、出目６があるとその数だけDKKも手に入ってしまう！
では…えぇと、一応ルール的にはニューロン選ぶといいのか。
生体LAN端子Lv1で【ニューロン】ダイス＋２だから合計４つだな…。
/nd h4
4d6>=5 = (6,3,3,4 ：成功数：1) = 1
結果：情報ダイス＋１、DKK＋１
合計：情報ダイス２、DKK２
ブラックベルトは生体LAN端子を目にも留まらぬ速さで伸ばし、教授の端子に直結！
「情報を！見せろ！」「アイエエエエッアバーッ！？」
乱暴な論理タイピングで脳内領域をハッキングし、財宝伝説の概略を得た！
大学教授は負荷に耐えきれずフラットライン！
「あ…し、死んじまった…そ、そうか…ヒヒッ…死んだらカネはいらねえよなぁ…ヒヒ…」
ブラックベルトは教授の死体を物色し、金目の物を盗んで逃走した。
※任意で拷問したモータルを殺害し、万札２を取得できる。
ただし、追加でDKK＋２。
合計：情報ダイス２、DKK４、万札２
２日目
/nd d#２日目
２日目：1d6 = (2) = 2
モータルへのインタビューだ！
君はなりふり構わず、大学教授のような知識人の研究所に乱入し、その教授にインタビューを始めた！「イヤーッ！！」「アイエエエエエッ！？」
「財宝の在り処！ヨコセ！」「アイエエエ狂人！？」
/nd h4
4d6>=5 = (2,3,1,2 ：成功数：0) = 0
しかし、そのモータルからは何の情報も得られなかった。
「お前それでも知識人かバカ！！」「アイエエエアバーッ！？」
「お前みたいなエセ野郎にはお仕置きだ…ヒヒヒッ！」
ブラックベルトはエセ野郎の死体を物色し、金目の物を盗んで逃走した。
合計：情報ダイス２、DKK６、万札４
※インタビュー開始時のDKKを足し忘れていますが、気づかなかったのでこのまま続行します。
３日目
/nd d#３日目
３日目：1d6 = (2) = 2
モータルへのインタビューだ！
君はなりふり構わず、大学教授のような知識人の研究所に乱入し、その教授にインタビューを始めた！「イヤーッ！！」「アイエエエエエッ！？」
「財宝の在り処！ヨコセ！」「アイエエエ狂人！？」
/nd h4
4d6>=5 = (5,4,2,3 ：成功数：1) = 1
結果：情報ダイス＋１
お、拷問が程よいのでここは殺さずに逃走しよう。
「情報を！見せろ！」「アイエエエエッアバーッ！？」
乱暴な論理タイピングで脳内領域をハッキングし、新たな情報を得た！
知識人は目と耳から出血し気絶！
「この情報は有力そうだ…ありがとよ！イヤーッ！」「ア……アバッ……」
合計：情報ダイス３、DKK７、万札４
４日目
/nd d#４日目
４日目：1d6 = (5) = 5
大学や図書館といった情報機関に侵入し、新聞を漁ることで情報を得た。情報ダイスを２個得る。ブラックベルトは先日得た情報から、エド博物館の地下金庫にあるとされる秘密のマキモノを入手することにした。
持ち前の脚力とニンジャの身体能力を駆使し、見事にマキモノを盗んでみせたのだ！
「お、大金持ちまであと一歩…！ま、まっててくれよ…！ちゃんと養ってやるからなァ…ヒ、ヒヒ…ッ」
焦点の合わない目を揺らしながら、彼は闇夜へ消えた。
果たして自我はいかほどに残っているのだろうか。
合計：情報ダイス５、DKK７、万札４
５日目
ここからは財宝探索を開始する！
情報ダイスを使い、出た目によって以下の通りの結果となる。
「情報ダイス」をすべて振り、その中で出目６が出た数によって、以下のように行動が決定される。
０個…捜索の成果なし。必要ならばインタビューを実施できる。
１個…探していた財宝ではないが、道端に万札が落ちていた！【万札：２】を獲得。
２～３個…Wasshoi！判定→ニンジャスレイヤーとの戦闘（後述）後、捜索は中断される。Wasshoi！判定を回避できた場合はインタビューを実施しても良い。
４個以上…財宝発見！（後述）
さぁ、ブラックベルトの運命やいかに。情報ダイス５個しか無いけど！
/nd u5#５日目
５日目：5d6=6 = (6,6,5,2,6 ：成功数：3) = 3
Wasshoi判定！
/nd wasshoi7
Wasshoi!判定! = (3+2) = 5<=7 判定成功！
このままではニンジャスレイヤーに惨たらしく殺されるが…？
あ、家族の写真を使おう！
ただ、Wasshoi判定振った後だし、更にDKK０にするのは強すぎるので…
今回はWasshoi判定を１度無効化する、という効果にしておこう。
※NMはルールブックを超越してOKだぞ！
ただし、みんなで遊ぶときは全員が納得できる裁定にしよう！
「財宝、財宝はどこだぁ…！」
口から泡を飛ばしながら、まるで獣のようにネオサイタマを飛び回る。
ブラックベルトは既に見境がなくなっていた。
その胸元から、彼が後生大事に抱えていた紙切れが落ちた。
だが、もはやそれが顧みられることはない。
ということでWasshoi判定を無効化し、インタビューを実行しよう。
君はなりふり構わず、大学教授のような知識人の研究所に乱入し、その教授にインタビューを始めた！「イヤーッ！！」「アイエエエエエッ！？」
「財宝の在り処！ヨコセ！」「アイエエエ狂人！？」
/nd h4
4d6>=5 = (2,2,1,4 ：成功数：0) = 0
ちぇ、湿気てる…カネ奪ってかえろ…
「お前それでも知識人かバカ！！」「アイエエエアバーッ！？」
「お前みたいなエセ野郎にはお仕置きだ…ヒヒヒッ！」
ブラックベルトはエセ野郎の死体を物色し、金目の物を盗んで逃走した。
合計：情報ダイス５、DKK１０、万札６
６日目
一度Wasshoi判定を踏み倒し、ニンジャソウルに呑まれたブラックベルト。
その運命はいかに。
/nd u5#６日目
６日目：5d6=6 = (6,5,1,1,6 ：成功数：2) = 2
Wasshoi判定！
/nd wasshoi10
Wasshoi!判定! = (5+5) = 10<=10 判定成功！
「財宝は…ここかァ！」
秘密のマキモノに記された暗号を解いたブラックベルトは、それが指し示す場所へ向かうのだった！
ショウナン城跡。かつてエド戦争で東軍の補給基地として機能した小さな城の跡である。
崩れ果てて久しく、手入れもされない城跡に、人の姿は一切ない。
「ヒヒ…こ、ここにお宝が…！」
「残念ながら貴様の求める宝はない。私が欲するものであれば、ここにある」
誰もいないはずの寂れた城跡に、ジゴクめいた声が響き渡る。
「だ、誰だ！？」
石垣の上に人影！
その赤黒い影、口元には「忍殺」のメンポが輝く！
「すなわち、貴様の命だ。ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
圧倒的な殺気に、ブラックベルトはたちまち気圧された！
「ド、ドーモ、ブラックベルトです…な、何の用だ！？」
「ここ数日で起きた大学教授連続殺人事件…貴様の仕業であることはすでに調べがついている」
「だ、だったら何だって言うんだ！？マッポにでも突き出すか！？ヒヒッ、お、俺はニンジャだぞ！」
「無論、貴様を殺す」
◆戦闘開始◆
◆ニンジャスレイヤー （種別：ニンジャ）
カラテ 13 体力 13
ニューロン 7 精神力 9
ワザマエ 10 脚力 7/N
ジツ 0 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 13/10/7/7
回避/精密/側転/発動 14/10/10/-
回避難易度修正： 対近接攻撃（難易度−1/ジュージツ）、対スリケン射撃（難易度−1/見切り）
ダメージ修正： 出目【６】を含んで成功した『近接攻撃』は、『痛打+1』を得る。
◇装備や特記事項
家族の写真、パーソナルメンポ、伝統的ニンジャ装束、
『●連続攻撃3』、『●連射２』、『●時間差』、『●マルチターゲット』、
『◉ランスキック』、『◉◉憎悪：ニンジャソウルの闇』、
『◉ヘルタツマキ』、『◉ツヨイ・スリケン』、『◉ナラク・ウィズイン』、『◉即死耐性』ニンジャスレイヤーの攻撃：連続攻撃３（カラテダイス１３）！
/nd n5,4,4[s]
5d6>=4[=6]+4d6>=4[=6]+4d6>=4[=6] =
(2,4,5,3,6 ：成功数：3 , サツバツ！[=6]：1) +
(2,3,3,5 ：成功数：1 , サツバツ！[=6]：0) +
(3,6,5,1 ：成功数：2 , サツバツ！[=6]：1) = 8
全成功、サツバツなし。ブラックベルトの回避（残り回避ダイス３）：
アドレナリンブースト！（回避難易度－１（EASY）、戦闘中１回のみ）
（は、速い…！？死…ッ！？）
瞬間、彼の視界は飴のように歪み、スローモーションになった。
死地においてニンジャアドレナリンが過剰放出され、彼のニューロンが限界以上に閃く！カジバヂカラである！
/nd e1,1,1
1d6>=3+1d6>=3+1d6>=3 =
(2 ：成功数：0) +
(3 ：成功数：1) +
(3 ：成功数：1) = 2
１発命中！体力３->２「イヤーッ！？」「グワーッ！？」
目で捉えられぬ程の３連撃を紙一重で全て回避……
否！ボディブローが突き刺さっている！
（は、反撃しなければ！）
「イ、イヤーッ！」
ブラックベルトの攻撃：
集中（攻撃難易度-1、EASY）から、近接攻撃！
/nd e3#素手近接攻撃
素手近接攻撃：3d6>=3 = (5,6,5 ：成功数：3) = 3
ニンジャスレイヤーの回避（残り回避ダイス１４）：
『タツジン：ジュージツ』により回避難易度－１（EASY）！
/nd e14#回避
14d6>=3 = (6,6,6,2,4,5,3,2,4,5,6,1,4,3 ：成功数：11) = 11
カウンターカラテ！回避ダイス０のため回避不能！
ブラックベルトの体力：２ -> １苦し紛れのブーメランフック！
しかしニンジャスレイヤーはすでに懐へ潜り込んでいる！
「イヤーッ！」「グワーッ！？」
強烈なアッパーカットがブラックベルトの顎を捉えた！
ニンジャスレイヤーの攻撃：連続攻撃２（攻撃ダイス１３）！
※サツバツが決まるときれいな決着になるので狙っていこう。
/nd n7,6
7d6>=4+6d6>=4 =
(1,1,2,2,1,4,1 ：成功数：1) +
(2,6,4,4,6,2 ：成功数：4) = 5
両方成功、片方サツバツ！
ブラックベルトの回避（残り回避ダイス３）：
※できることはもはや無し。ダイスロールにかけるのみ！
/nd n1,2
1d6>=4+2d6>=4 =
(3 ：成功数：0) +
(2,6 ：成功数：1) = 1
通常１発命中。ブラックベルトの体力：１ -> ０「ア、アバ…」
ブラックベルトは白目を剥き、ぐるぐると縦回転しながら空高く無防備に打ち上げられる！
ニンジャスレイヤーは振り抜いた右腕の推力をベクトル変換し、地面を削りながら高速回転！
「イィヤァァァァァッ！」
昇り龍のように飛び上がり、追撃の対空アッパーを叩き込んだ！
「アバーッ！？サヨナラ！！」
…
……
………
エピローグ
博物館で手に入れた秘密のマキモノはダミーであった。
サンシタニンジャによる衝動的な殺戮であることを見抜いたニンジャスレイヤーは、ナンシー・リーの協力を得て囮の情報を撒いたのだ。
果たしてそれに掛かったブラックベルトは、嘘の情報に踊らされ、最後には為すすべもなく爆発四散した。
「……」
ニンジャスレイヤーの手元には１枚の紙切れがあった。
やや頼りなさそうな、背広を着た一人の男性と、それに笑顔で抱きつく幸せそうな女性と子供。
わずかに残る爆発四散痕にそれを突き刺すと、赤黒い影はどこかへと去っていったのだった。
◆レジェンド・ドレジャー・オブ・ネオサイタマ 終わり◆
ニンジャスレイヤーTRPGを盛り上げるために、もしよろしければドネートを…！聖戦の継続の為に…！