博報堂辞めて1ヶ月経ったので、まずは総合系アドマーケッターの「事業会社転職の壁」をまとめてみた。

初noteです。

2018年9月末で新卒から約6年働いていた博報堂を退職しました。

◆つーか、あんた誰よ?何してたの?

こぱんと言います。
ダイビングと太鼓が趣味です。

簡単にキャリア説明すると、在籍中はずーっとマーケティング職(ストラテジックプラニング職と呼ばれている)でした。
基本的なブランドのSTP開発に始まり、プロモーション企画・クリエイティブ開発までを約3年。
その後は会社内出稿でメディア業務が増え、新規事業立上げ・運用と、マス×デジタルの統合マーケティング設計、バイイング支援をガッツリやらせていただき、今はアパレル会社でデジタルトランスフォーメーションおじさんをやってます。
(カタカナ多いですね)

◆一応聞いてやるよ、辞めた経緯。

さっくり言えば、
「"マーケティング"は、企業の売上や利益を作れる(レバレッジする)」
という価値をもう一度信じたかったから、っていう感じです。

色々言われがちな業界ですが、業務以上に人に恵まれたおかげで、労働時間と業務難易度の理不尽なハードさも含めて結構楽しめていた方だと思います。
ただ、先人のイケてるマーケターの皆様が皆一度は痛感してらっしゃるであろう「この数値遊びに何の意味があるのか…」と思うシーンを繰り返すうちに、マーケティングという行為の価値そのものを疑い始めてしまった…というのが正直な所です。

中でも、媒体社と一緒に共同事業としてゼロベースで事業を立ち上げ、キャッシュフローレベルで事業を追いかけ回してグロースをひたすら考える仕事があったのですが、そういう「尻に火が付く経験」よりも

・誰もやったことがないことを「とりあえず」やってみた業務
・見かけが派手なだけで、売上も利益も鮮血に染まった業務
・アワード狙い満載で、メディアリーチとか誰も気にしてない業務

が評価される瞬間に「あ、もう無理かも」と思ったのを鮮明に覚えています。

◆で?今日は何を書き殴ったわけ?

そんなコテコテの総合系アドマーケッターが、事業会社で本当に全方位型のマーケティング業務に従事するようになって1ヶ月経った中で気付いたことをメモ程度に書きます。
特に今回は、僕のように事業会社に居場所を求めて転職を考えている方に、転職市場で意外と融通の利かないアドマーケッター転職の参考になりそうな情報を書きたいと思った次第です。

◆早く書けよバカ野郎。

はい、書きます。
色々あるけど、転職市場で考慮すべき点を3つくらい書きます。

①総合系"ブランドマーケ"の事業会社転職バリューは実質ゼロ。
厳しいですが、最初にこれだけは絶対理解した方がいいと思います。

何故か?

理由は簡単で、「基本的に転職市場の求人にそんなポジションはないから」です。

前職を鑑みると、総合系代理店のブランドマーケッターって本当に頭よくて優秀な方多いなーっていう印象ではあるのですが、転職市場になった瞬間にその優秀さと市場価値が全く比例しません。
広告代理店の人間が表号するブランドマーケは得てして「ブランドという得体の知れないものを、色々な情報で俯瞰・把握するチカラ」に偏りすぎていて、面接時に「事業を背負う」というニュアンスの認識が見事にズレているケースが多いです。

なので、「俺がやればブランドはもっと成長する!俺は事業会社のマーケッターになる!(ドンッ!)」とお考えのブランドマーケの皆様は、拝み倒してでもいいので事業会社に染まったマーケッターにきっちり話を聞いて言語感覚を合わせることをオススメします。

②「経営企画業務をやりたい」と思っているアドマーケッターは、デジタルトランスフォーメーション業務を触る以外選択肢はない。

僕自身もそうでしたが、総合系でアドマーケッターやってると「経営企画」という響きが甘美なことばに聞こえてきませんか?

そんな「次のキャリアは、マーケッターじゃなくて経営レイヤーに…」とお考えの皆様は、
今すぐその幻想を捨てるかデジトラ業務を触る決意を固めましょう。
例外を除いてほぼ叶いません。

これも単純な話で、「総合代理店の人間で、ファイナンスとアカウンティングが同時に出来る人間がほとんどいないから」ということに尽きます。
総合代理店は頭いい人多いし数値の話に強い人も多いのに、財務と会計になった瞬間にダンマリという方は年配の方でも多いですよね。

ただし、それをやるとほぼ確実に「あ、こいつビジネス全然わかってないな」という評価が下ります。
そうなると、今まで語っていた素敵なブランド戦略が一気に薄っぺらくなり、面接の場での評価が一気に下がります。

じゃあどうしたらいいの?という話ですが、ほとんどの総合系アドマーケッターが考えている内容に近い業務は往々にしてデジトラ部隊が担っていますので、デジタル業務を毛嫌いせずに視野に入れることをオススメします。

その際、デジタル広告メインなのか、DB型の顧客データ活用なのか、PL作成レベルまでデータシンクするのかなど、どんなタイプのデジトラ業務を担っているかも併行して調べましょうね。
スキルセット次第では地獄を見ますので。

③英語抜きで年収アップはコンサルとFR以外ほぼ無理。
※FR=ファーストリテイリング

最期の夢は「見込み含めた残業代で給料高いけど、事業会社でも転職するならやっぱ年収上げたいし、せめてキープしたい」だと思います。

これも仕方なしですが、「英語できないで年収キープ・アップは別の特殊スキルがなければほぼ達成されない」のが現実です。

一部のバブリー企業はその待遇で雇ってくれるケースもありますが、基本的に100万単位で下がることは前提と考えた方がいいです。

もし余力があるなら今すぐ最低限でも英語をやりましょう。
そうでない方々は「どこまでなら下げられるか」のラインを決め、その中で年収を下げてでもしたい仕事があるかをよく検討した方が後々幸せだと思います。


◆おわりに
こんな感じでゆるゆると役に立ったらいいなぁというお話を書き殴っていきますので、興味が湧いた方はフォローしてくださいませ~。

今後は、マーケティングスキル系のお話全般を中心につらつら更新します~。


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Kopan

ジャムおじさんがあの日焼いたパンの名前を僕は知らない

ちっちゃくたって1人前を目指したいパン系マーケッターの発酵履歴です。
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コメント3件

ファネルの上だけだと、so wat?に対するROIにファイナンスというか、ビジネスの視点が足りなくなりますよね。
そうですねー。
自分はたまたまファイナンスを考えないと死んでしまうビジネス経験を得たのでよかったですが、ここの経験の有無で言語感覚がすごいズレる印象はあります。
すごいその気持ちわかります。
抽象度のレベルの前提が違うままの会話になるので、すごいズレます。
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