物理的にも気持ち的にも重たい荷物を携えて帰る出張帰り。飛行機は1時間遅れで飛び、家には何時に着けるだろか。機内モードにする前に聴きたい音楽をダウンロードしておけば良かったなと、自分の計画性のなさを反省する。

雲ひとつない空の路からは、光量の強い満月と、遠く離れてジオラマのような街の明かりと、真っ黒がずっと見えていて。真っ黒はきっと海なんだろうな。隣に座る男性は肘置きを占領していて嫌だけど、私は私で窓側で満月を望めているからまあ許そうか。目で見ているその情景を伝える写真は、反射などもあって、とてもじゃないがうまく撮れない。晴れた満月のナイトフライトは美しいものだということを記憶しておきたいと思う。

今夜はとても月が綺麗です。そちらはどうですか、どうぞ。