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本日発売『いつでも転職できるを武器にする-市場価値に左右されない「自分軸」の作り方』【はじめにと目次 無料公開】

はじめまして。
人事・戦略のコンサルタントの松本利明です。

PwC、マーサー、アクセンチュアなどで26年以上、働き方や人事のコンサルティングをしてきました。国内外の大企業から中堅企業の600社以上、5万人のリストラと6500名を超えるリーダーの選抜と育成をしてきた結果、『人の「目利き」』と呼ばれることも増えました。

今は企業向けのコンサルティングに加え、ライフワークとして、これからの時代を自分らしく、認められ、欲しいとタイミングで欲しい分だけ稼げるようになるキャリアのアドバイスをしてきました。

ヘッドハンター、転職エージェント、キャリアカウンセラーのキャリアカウンセリングとの違いは2つあります。

一つは、キャリアカウンセリングや、そのバックエンドの個人向けのビジネスは一切していないので利害関係が出ません。ゆえに、客観的で本音のアドバイスができることです。

大企業からコンサルティング、研修、講演でそれなりのフィーをいただくので、個人のキャリアアドバイスをビジネスにしなくて大丈夫なのです(笑)

もう一つは、外資系大企業など、選抜されたリーダーの個別育成のノウハウを普通のビジネスパーソン向けに紹介しているので再現性を保証できることです。

実際、55歳以上のベテラン、ワーキングママ、20代の若手、就活生など、キャリアを相談してくる方々はいろいろです。例を出しましょう。自分の彼氏と一緒にキャリアアドバイスを求め、結果、彼氏の年収が3倍になり、さらに幹部候補として選抜され、国内外で活躍しているとか。その結果、無事結婚できたという声もあります。

55歳で大手企業のリストラにあい、50社以上書類落ちした人が2週間で成長著しい企業の幹部として年収2割アップで転職が決まったなど、自分らしさと打ち出し方を正しく知ることでチャンスを掴まれた方もいます。

一方で、いたずらにベンチャーに移るのではなく、今いる企業の中で、ある意味、会社と自分の活用方法を使むことで、自分らしく活躍できるチャンスを掴みまくっている方も大勢います。

今いる企業で活躍しながら、副業やNPOをはじめ、パラレルワークを楽しんでいる方もいます。

今回、このノウハウを書籍として上梓させていただけるようになりました。
『「いつでも転職できる」を武器にする -市場価値に左右されない「自分軸」の作り方』という書籍で、GW初日の4月27日発売になります。

今までのキャリア本や転職本に書いてある内容は一切書いてありません。

あなたらしく活躍し、認められ、やりがいを感じ、稼げるようになるコツばかりです。

今までの本に書かれていない内容ですが、誰でも自分事として捉えられ、
どう考え、何をすればいいかが掴めるよう、事例やちょっとしたワークも取り入れてありますが、そう言われると何か売り込みみたいでうさんくさいですよね(笑)

今回、出版社のKADOKAWA様のご好意で「はじめに」と「1章」を発売前にも関わらず全文公開させていただけることになりました。

早速、「はじめに」と「目次」を公開しますね。サラサラと読めるので一読していただけると嬉しいです。




          ____________

はじめに

 こんにちは、人事・戦略コンサルタントの松本利明です。私はPwC、マーサー、アクセンチュアなどの外資系大手のコンサルティング会社で、グローバル展開、M&A、事業再生、スタートアップを含め人事のコンサルティングに24年以上関わってきました。日系・外資系の大手企業からスタートアップ企業まで、その実績は600社以上です。

 その中で一貫して行ってきたことは、『人の「目利き」』で、5万人以上のリストラ、6500名を超える幹部の選抜と育成になります。
 さて、その私が、独立後、エリート社員だけでなく、普通の大学生から50歳を超えるベテランのビジネスパーソンと交流させていただく中で、とても驚いたことがあります。

「誰もが、このままこの会社にいていいか、モヤモヤと悩んでいる」のです。


 現在は「2人に1人が転職する時代」と言われていますが、職業人生のこの悩みはトラウマのように心に忍び入り、ことあるごとに脳裏をかすめるのです。
 でもご安心ください。その不安の正体も手の打ち手も明確なので、この本を書きました。
 早速解説しましょう。
 なぜ、不安やモヤモヤ感がなくならないのか。理由は簡単です。

 働くことに対し、「選択肢」が多すぎるから、選べない

からです。昔はシンプルでした。昭和は終身雇用。就職した会社でうまくやる処世術を知るのが正解。選択肢は一つ。
 そして平成は、勝ち組と負け組。「転職」が選択肢になりました。転職の中でもリストラなど、後ろ向きな場合と、勝ち組の大企業、外資系、ベンチャー企業へ移る前向きな場合ができました。
今からの時代はどうでしょう。

・正社員、副業、独立など働く身分も多様化
・日系、外資系、大企業、ベンチャー、NPOなど、働く組織も多様化
・都会、地方、海外など働く場所も、在宅勤務、週休3日など、働き方も多様化

そう、仕事や働き方の選択肢が一気に増えたことは素晴らしいことである反面、人は4つ以上選択肢があると意思決定が難しくなるのです。選択肢が「A案」「B案」「C案」の3案までであれば「これ!」と選びやすいのですが、100案もあったら選べないでしょう。これは脳科学でも証明されています。

 空前の人手不足なのに給与水準が上がらないことも閉塞感に拍車をかけています。
 しかも、転職など、「キャリアの節目」は突然現れ、短期間で判断させられるのです。

 そのパターンは2つです。
 1つが、職場環境から追い込まれるパターンです。会社からフラれるパターンです。

・リストラ宣告された。M&Aで会社がなくなった
・左遷させられた。希望した職場に行けなかった
・昇進したくないのに、昇進させられた
・あわない上司の下で、我慢の限界がきた
・同期や後輩の下で働く事になり、耐えられない 

など。もう1つは誘われるパターンです。言わば告白されるパターンです。

・辞めた同期から「一緒に働かないか」と誘われた
・上司から「辞めるので一緒についてこないか」と誘われた
・勉強会、飲み会、趣味の仲間から誘われた
・ヘッドハンターや人材紹介エージェントからコンタクトがあった

など。そう、転職は恋みたいなもの。一瞬で落ちてしまい、盲目になるのです。
 その上、意思決定までの時間がほとんどありません。告白された後はすぐに返事をしないと、ライバルに取られるか、相手に諦められるのと一緒です。人生の大事な決断を、ある意味、エイヤで決めざるを得ない状況に追い込まれます。この状態は極めて危険。ゆえに間違うのです。
 転職先で失敗しても、もう前の会社には戻れません。あなたが移るタイミングで、あなたの椅子には違う人が座ってしまうからです。逆に転職のチャンスを逃すと誰かがその椅子に座るので、その人が辞めない限り席は空きません。仮に席が空いてもまたチャンスをもらえるかは未知数です。

 相談相手も微妙です。会社の上司・先輩には相談できない。社外から声をかけてくれた上司や先輩は移る方向で説得してきます。ヘッドハンターや人材紹介はビジネスです。その会社にフィットしそうなら転職押しが当然です。家族は自分の主観で言ってきます。給料が下がる、ベンチャーに移るなどを相談しようものなら両親まで出てきて反対するでしょう。親世代ともなると年功序列の昔の価値観のままなので保守的です。

 そう、どの相談相手も自身の利害の視点で語ります。あなた視点の客観的な意見は貰えません。
 どうやってこれからの職業人生に関わる問題を判断していくか。頼りになる基準は「自分軸」におきたいものです。しかし、ここも迷いの源泉の一つです。
 「自分軸」とはわかるようで、実はわからないのが本音ではないでしょうか。
 やりたいことは、過去のただの情報でしかないのです。「憧れた」「かっこいい」「稼げそう」などの情報をもとに「やりたい」と感じたものではないでしょうか。
 「子供の頃、どんな大人になりたかった?」と聞かれたら、「プロのサッカー選手」「プリキュア」「仮面ライダー」などでしょう。大人になっても感覚的には大差ありません。
 これはいたしかたないことです。受けた教育の問題です。子供の頃から協調性を前提に育てられ、会社に入ってからも自分軸でキャリアや物事を考えることより、目の前の仕事を回す教育しか提供されなかったからです。髪型やファッションの違いなど、大勢に影響しない誤差範囲の小さな個性を活かすレベルしか教わっていないので、いざ、「自分軸」を打ち出そうとしても、誤差範囲の違いしか打ち出せないので悩むのです。
 ゆえに「自分に市場価値があるか」自信がないのです。根拠のない自信があったとしても、人材紹介のエージェントに現実を突きつけられると、ガラスのハートは飛び散るのです。人生に無駄はありません。確かな自分軸をもっていれば20代はもちろんのこと、50歳を過ぎても、自分らしく活躍し、キャリアの選択肢をつねにたくさん持てます。

 参考にする情報にも偏りがあります。「成功者の話を参考にしても、100%は当て嵌まらない」のです。成功が約束されていた人や、成功した後に説明するために後付けでつくられた話も多いのです。聞こえがよく、「なるほど!」と思っても、自分を当て嵌めることができなくて悩むのです。例を出しましょう。
 「100人に1人」の領域や実績をつくり、それを3つ掛け合わせると「1万人に1人」のオリジナルの存在になれるというキャリア形成の話はきいたことがあるでしょう。
 元リクルートの藤原和博さんが提唱され、キングコングの西野亮廣さんを含め、今、時代を動かしている識者が伝えているものです。
 たしかに、藤原さんや西野さんがご自身の例をもとにした解説をきくと納得感があります。しかし、普通の人がご自身の経験や実績からこの方程式で自分をブランド化しようとすると成り立たず、悩むのです。
ひとつやってみましょう。あなたが人材紹介のリクルートの営業だとしましょう。
 最初は普通に今の仕事を置いてみましょう。

営業 ×

経験や知見がある。相性がよさそうな分野「マーケティング」を掛けてみましょう。

営業 × マーケティング ×  

かなり、よさそうですね。最後に業界の「人材紹介」を掛けてみると、

営業 × マーケティング × 人材紹介 = 普通のリクルートの営業

とループしてもとに戻るのです。普通の人は3つ目に掛けるものが中々見つからないのです。
 なぜかというと会社は、今、あなたが担当している仕事を基本にして、できそうな仕事しかアサインしてくれないからです。なぜなら、毎回一から新しい仕事を覚えてもらうのは時間もかかります。会社はあなたに現場で成果を出してもらうことを第一に考えるので、どうしても関連した仕事を任せるか、よくて同じ仕事で昇進になるのです。

 それはどうしてでしょうか? 会社で必要とされて選抜される者は「全体の5%」程度です。その候補を入れても約10%。計15%の人材のみ、戦略的にジョブローテーションやアサインをして「育成する対象」になるのです。その候補も40歳までには白黒ついて外されてしまいます。
 残りの85%の人の異動や昇進は「玉突き」で決まったものです。今の仕事をちゃんとやって成果を出して会社を支えてもらう要員だからです。
 私は外資系、日系にかかわらず、次世代リーダー選抜と育成に600社以上かかわってきましたが、例外は1社もありませんでした。あなたも、職場で周りをみれば、それとなくわかるでしょう。

 さあ、自分の手で、自分軸で自分らしく、認められ、やりがいを感じ、稼げる職業人生を手に入れましょう。
 この本は、あなたの市場価値、やりがい、報酬に対して、長期に渡る不安や恐れを一掃します。
 これからの時代で、自分らしく、ビジネスパーソンとして成功するための本です。
 あなたもうすうす感じている通り、時代は既に変わってしまいました。
親が安心するように名門企業に入っても、不祥事や売れ行き不振でなくなる。
 気鋭のベンチャーも10年もたず勢いが止まる、売られる。
 そう、これまでは学歴、経験などを「ストック」していけば道はひらけました。
 今はフローで流動的で数年先は読めません。変化に対応していたら間に合いません。
 ゆえに、これからはストックではなく、「状況判断」で一発当てる。それも自分らしく、何回も確実に当て続けていく時代になってしまったことは肌感覚で摑んでいるでしょう。
 ですから、これからの時代「自分らしく当て続ける」ための「転職力」が必要です。

 転職力とは、一発当てると言っても「成りあがる」こととは限りません。
 自分の持ち味=自分軸を知り、活かすことで、

・好きなタイミングで欲しい値段で自分を売れる
・自分が好きなことで稼げる市場と仕事を知る
・出世に限らず、世の中で認められる
 
ようになる目利き力を持つことで「いつでも転職できる」が武器になります。
 転職力はあなた自身を守ることに繫がります。流動的な世の中でいきていく「安心保険」とも言えます。転職力は「自分で人事異動」できる力と言えます。
 「転職できる」を武器として持つことで、はじめて自由になれるのです。
 思い切ったリスクも平気でとれるようになることで、チャンスや経験値が逆にアップすることにも繫がります。後悔がなくなります。ラクに活躍の幅を広げられるのです。
転職力は社外に転職するだけではありません。社内の異動や昇進にも効くのです。

 転職力を身に付けるのに年齢は関係ありません。若い人は自分らしく可能性を拡げられるようになることは当然ですが、実は、ベテランにも美味しいのです。数多い経験の取り出し方と組み立て方がわかれば、どこでも活躍できる道がモーゼの十戒のように開きます。

 1章では、変化しすぎるこれからの時代の転職やキャリアの考え方を解説します。理屈っぽくならないように、あなたが素朴に感じる疑問に沿って解説しました。

 2章では自分軸で働く居場所について書きました。視点は2つ。1つは報酬水準。報酬水準の高低は、個人の頑張りではなく、利益がでやすいか否か、業界のビジネスモデルによるからです。同じ人事の仕事でもTV局なら年収1500万円、ガソリンスタンドなら372万円と、年収差は4倍になります。同じ仕事をするなら報酬水準が高い業界の方が得なので、それの選び方。もう1つは自分の資産にあって速くラクに成果が出せ、やりがいを感じやすい仕事の選び方です。「外資系エリートがベンチャーにいったら残りの人生がアドベンチャー」となることが起きるのは、自分の資産にあわないから成果が出せないのです。そうならいよう自分の資質にあった仕事選びのコツを書きました。

 3章は自分軸をハッキリさせるコツを書きました。人は遺伝子で資質の半分は決まり、20歳までに確定します。野球で二番、四番、ピッチャーの向き不向きは選手の資質で見極めるのと一緒です。自分の資質を自分で発見するノウハウを解説しました。

 4章は自分軸で強くなり、自分のブランドと価値を正しく伝える「大人の自己紹介」について書きました。会社名、役職名、仕事内容、趣味などの一般的な自己紹介ではチャンスはやってきません。就活の自己PRはビジネスの世界では通用しません、世界どこででも通じる「大人の自己紹介」はグローバルでは当たり前でも日本では意外と知られていないものです。「大人の自己紹介」でパーソナルブランドを確立し、チャンスがどんどん舞い込むきっかけを作っていきましょう。

 5章はチャンスに備えて身に付けておくことを書きました。チャンスが訪れるのは一瞬ですが、準備ができていないと摑めないからです。どんなに優秀なピッチャーでも、ちゃんと鍛え、ストレッチを行い、体調を整えておかないとマウンドに立てないのと一緒です。逆に言うと、無駄な準備は1ミリも意味がありません。どんな企業でも活躍するために最低限必要で最大限効果があることについて解説しました。4章と5章の内容を揃えれば、何があってもキャリアや働き方への不安はなくなることを約束します。

 6章はキャリアや会社を見切る判断基準について書きました。人は口説く時は綺麗ごとしか言いませんが、その裏は見え隠れするものです。その判断基準を書きました。ゲームで「隠れキャラ」があるように、職業人生にもそれがあります。一見、辞めた方がよく見えても、クリアするまで残った方がいい局面。昇進など、本来は嬉しい局面なのに、裏を確認しないとあなたを塩漬けにしてしまうケースがありますので、その局面や手口について書きました。

 最初に1章を読んでいただき、それ以降は2章、3章と順を追って読んでいただいても結構ですし、ペラペラとページをめくっていただき、興味関心があるところから読み進めていただいてもわかるように書きました。
 1回読むだけではなく、手元に置いていただき、転職が頭を過る時に気になるところをめくっていただけると、あなたの強い味方になることを保証します。
 特に6章は永久保存版としてチェックリスト的に使っていただけるように工夫しました。

 最後に一つお願いがあります。
 この本のノウハウに共感した、使えた、自分の仲間にも教えてあげたいと思っていただけたら、ハッシュタグ「#イツテン」をつけて、ツイッター、フェイスブック、インスタグラム、ノートなどでつぶやいていただけると嬉しいです。
 私は、それを全部みます。必ず返信・リプライします。あなたと一緒に、自分らしく活躍できることが当たり前の流れをつくっていきたいと思い、この本を書きました。
 さあ、早速ページをめくってみてください。

目次

はじめに 

1章 「日本の転職」の前提が全て変わってしまった

問① 売りになる強みや実績がみつかりません 
「ありがとうの方程式」であなたのキャラをハッキリさせる 
 あなたのキャラは20歳までに決まっている
 

問② 残るべきかが、わかりません 
 キャリアはアップではなくスライドで考えるといい 
 逆張りすると成功確率が高まる 
 チャンスの扉はあけっぱなしにする 


問③ 「やりたいこと」や「好きなこと」で稼げますか? 
 やりたいことは本心からでるとは限らない 
 向いていることをやることが一番
 

問④ 「自分の市場価値」はどうすればわかりますか? 
 市場価値そのものは「仕事の値札」 
 事業のライフサイクルで自分に向いているフェーズから出ると死ぬ 

問⑤ その会社で本当に活躍できるか自信がありません 
 資質がフィットしていれば仕事の成果はラクに速く出せる 
 企業カルチャーとの相性をYES/NOで引き出す 

2章 自分軸にあった市場を見極める

自分軸の「市場」はフェーズ× 場所で決まる 
 キャリアは3つの視点で考える 
 フェーズにより活躍できる人材タイプは異なる 
 フェーズ×場面でクリアするコツは全部違う 
 事業のライフサイクルで変わる「席」の数の変化とその兆し 

市場の見極め方を知る 
 業界×職種×会社を見切る 
  ① 業界の報酬水準と実態は、その業界の人に聞く
  ②市場が伸びている業界はライバルも伸びているかを調べる 
  ③職種別のキーとなる最低限の資質は聞くのがはやい

場所別、市場価値のあげ方はこれだ 
業界内でオリジナルになるには王道×一番弱い職種 
職種に絞る場合は、規模を意識する 
会社に絞る時は利用しつくす 

3章 自分軸で売れるキャラを確立する

「自分のキャラ」の組み立て方を知る 
 「ありがとうの声」を集めるとキャラが見えてくる 
  資質を具体的に洗い出し、ダークサイドに光をあてる 
 「いい意味で」で瞬時に視点を切り替える 

キャラの「素」を組み合わせよう 
 資質は掛け算ではなく「足し算(AND)」で魅力をあげる 
 ライフラインで振り返ることで提供価値に厚みを加える 
 親に植え付けられた価値観を本当の自分の資質から切り離す 

4章 自分軸で市場価値をつくれるようになる

「大人の自己紹介」があなたの市場価値をあげる 
 「得」になるか「損」を避けるか、その根拠を示す 
 「過去・現在・未来」で整理する 

オリジナルな提供価値は資質に沿って設定する 
 アラフィフでも自分の価値の取り出し方がわかれば「売れっ子」 
  ① 相手が喜んでくれそうなこと、困っていそうなことを30個書き出す 
  ② 該当しそうな実績を書き出す
  ③ 根拠となるようノウハウを整理
  ④キャラや資質と照らし合わせる
  ⑤過去、現在、未来でまとめる
 
実績が十分でない時は、「やれそうだ!」という安心感を醸(かも)し出す
 過去から一貫性のある意志や意欲を未来として伝える 
 相手の頭の中を考えるとピッタリの自己紹介ができる 
 スラッシャーとして人生の局面で自分のカードを組み替える 

5章 自分軸で強くなる
 ││転職しない時にやり続けること

スキルは3階建てで組み替える 
 「ポータブルスキル」の習得からは逃げられない 
 ポータブルスキルはあなたの会社の評価項目 
 ポータブルスキルを身に付ける賞味期限がある

ポータブルスキルの身に付けかたを知る
 慣らし運転をする環境を整える 
 社内で教えてくれる人がいない時は社外OJTを受ける 
 モノマネをすることで他人の思考回路を手に入れる 
 目標設定は「タニモク」で行う 

6章 永久保存版 自分軸で活躍する判断基準を身に付ける

転職先を見切る基準を知る 
 アルムナイがない会社は社員を潰す 
 辞めた社員がどれだけ活躍しているかで成長チャンスがわかる 
 「仲間」を強調する会社は給料が安い上、成長チャンスは微妙 
 社員の離職率と幹部の割合で見切る 
 退職金制度がない会社は社員を使い捨てにするリスクがある 

タイミングを見切る 
 「できるところまで頑張ろう」と思うと賞味期限が切れる 
 昇進や特別な役割に任命された時 
 上司と全く合わない時 
 辞める上司や先輩に「一緒に転職しよう」と誘われた時 
 辞めた同僚から「うちにこないか」と誘われた時 
 仕事で大失敗をしてしまった時 
 複数のオファーが同時にきて選べない時 
 会計監査の時期でもないのに公認会計士、弁護士が会議室に籠った時 
 使い捨て組組を見切る 

おわりに  




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