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3.11と向き合って


2023年3月11日に福島県を訪れた。


震災遺構を巡る旅にした。


あの14時26分の地震と津波で何もかもが変わった。
何も変わらずご飯を食べていたあの日。
学校に一緒に行っていたあの子。


自分にとっては殺風景になった場所、
仮設住宅のようだが、

ある人にとっては思い出が蘇る大切な場所、
思い出したくも見たくもない場所、
帰りたい場所、
あの日あの時、あの子との場所、


言葉にしないと、素通りしてしまう。
記憶が薄れてしまう。
自分のことばで伝えたいと思って書いている。



たくさんの失われた町の思い出を見た
そこには想像もしないほどの暗闇があったけど
たくさんの希望の光もあった。



自分には東京よりも輝いて見えた。
人のつながりほど硬く強く、にぎわうものはない。


失われた命、モノ、コトも多いが、
守れた命、今につながった命、モノ、思い出がたくさんあることも忘れてはならない。



先が見えないけど、
生きていかなければならなかったあの日々。
こんなことになるなんて聞いてない。
もっと話したかった、
もっと親孝行しとけばよかった、
もっと、もっと、、、、


心がぽっかりと空いた深い穴



だけど、



毎日太陽が昇り続ける。
立ち止まりたいけど、前を向いて歩くしかなかった

気持ちの整理するヒマもない、
社会がどんな状況かわからないまま。

世の中はどんどん進んでいく。


立ち止まる、振り返る。また、歩き出していく。


みんな口々に言う
「みんなに助けられて今がある」


あなたは1人じゃない。
頼っていいんだよ。


素敵な笑顔に思わず立ち止まった。

生きていくしかない。
生きることが希望であり、つながりでもある。

1番の衝撃は、
誰もが今を生きていたこと。


たとえ、
どんなに大切な家族を失っても、
どんなに寒く食料がない中で何日間も過ごさなければならない日々でも、
家がなくても、
日常が奪われたとしても、
一切の情報がなくても、。



これまで自分は関係ないと、
これまで別世界としてみていた。
しかし、もう違う。


震災を教訓にしなければならない。
失われていい命などない。
予期せぬことがこの地球上で起こってしまう。



だからこそ、
今できることは、
思いを、ことばで、相手に、伝えること

だと思った。



自分を"愛"して、
自分の声のことばを大事にして、
今の思いと向き合って、
一緒に過ごしている相手との時間を
かけがえのないものに。




".愛"がある世界を。


一生かけてつくりたい。



3.11で亡くなった方の
ご冥福をお祈りします🕊


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