社会に通じる「継続力」のお話

自身の筆の重さを痛感しています。
忙しさを理由にやらないのは、やるほどの理由がないから
理由は作るもんなんだよ!ってそれ一番言われてるから!


さて、継続力。

皆さん、何か続けていることってありますか?
楽しくて続けてること、続けざるを得ないこと、意識せずにやってしまうこと。

日本では、慣習的に継続することを求める傾向があると思っています。
まあ、要するに「我慢しろ」って言われること多いねって話なんですけど。

私自身の話で、実は一昨日からウォーキングを始めました。
三日坊主の私が、今のところ2日は続いているので今日頑張れば三日坊主を達成できそうです。(おい

で、そういう自分が分かっているので
なんか良い継続のための方法ないかなーとネットの検索窓に
継続力」って入れてみました。

約 157,000,000 件 (0.40 秒)

1億5700万を超える大量の検索結果。
もはや後ろの方のページなんて見る気力も起きません。

この1億何某(なにがし)の
第1ページ目の第1項目を飾っていたページの書き出し文言がこちら。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

物事を継続して続けた結果、自身がどのように成長したか、
どんな力を身に付けたか、どんな成果につながったかもまとめます。
応募書類には成果まで記すことで、プラス評価につながりやすくなります。20XX/XX/XX

自己PRで「継続力」はどうアピールすればいい?【例文つき ...
 
引用: https://www.r-agent.com/guide/article2647/

一部日付のところだけ修正しています。(なんとなくですが。
リクルートエージェントさんが提供している就活アドバイスのコラムの1つになります。

個人的には、この文章だけを見ても解釈には2つのパターンがあると思っていて

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1. 継続した結果を外向的視点で捉えて、職務自体をいかに全うしたかを説明するパターン

2. 継続した結果を内向的視点で捉えて、行ってきたことが結果的に周囲への良い影響になったのだと説明するパターン

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になるかなと思います。

社会で求められている継続力というのは
1に捉えられがちな気がしていますが、欲している能力は2でもあるというちょっとしたチグハグ感があります。

では、外向的、内向的とは一体どういうことなのでしょうか?


外向的継続力とは?

先ほどの文章を穿(うが)った見方で読むと
『「我慢ができます」という意思表明は評価が高い。』
と読めるかもしれません。

要するに、我慢することをポジティブに捉えると継続力と言えなくも無いということです。


世の社会人の方々って、凄いなって思うことがあって
我慢するのがめちゃめちゃ上手いんですよね。

かく言う私も我慢教育を施されてきたので、我慢してしまう方です。
(最近、そうやって我慢することにあんまり意味を見出せなくなってきていますが。)

故に、継続力と言えば「人のための我慢」として捉えることが現在でも多いのではないかなと思います。

自分のためではなく、人のため、上司や部下やお客様や取引先や友人や親戚や家族のために粉骨砕身してきたことで

私は社会常識を培い責任感のある大人として行動できます。
御社でもその姿勢を貫き、職務を全うします!

というアピールに繋がる姿勢は
外向的継続力と呼べるのではないかと思います。


内向的継続力とは?

一昨日から始めたウォーキングの中で、ただ歩くだけでは物足りないので何か勉強しながら歩こう思い立ちました。
なので、ウォーキング中にVoicyを聞くようにしています。
(Voicyとは「日常をちょっと豊かにする音声を聞けるサービス」になります。詳しくはリンク先をどうぞ)

普段の運動不足を解消するという主目的に対する副次的効果に知識を得るを乗っけてみたわけです。

男女関係もそうですが、同じ刺激ばかり与えられると
やはりどうしても飽きる時期は訪れます。

私の場合、ものすごい飽き性なのでこの刺激に対する「慣れ」が極端に早いのです。

少しでも慣れさせないために、何か別のことと混合して新しい刺激を常に与え続けなければなりません。
でも、結局新鮮な刺激を受け続けられるので何だかんだ続いてしまう。
こういうサイクルに入ると「継続すること自体」が目的になるので、個人としては続けていき易くなります。


恐らく、こういう創意工夫の部分。
自分でやってみた結果、なぜそうしたのか、それでどのような結果になったのか、今後どうするのか、どうなると思われるか。

というアピールに繋がる姿勢は
内向的継続力と呼べるのでは無いかと思います。

ウォーキングを継続することで、結果的に運動不足が解消されて日中の仕事の能率が向上したり
その話を元にしてnoteを書いてみたり。

自分のためにやってたことが、結果人のためになってた。
なんてのは、今や珍しくもない話ではあります。


これからの継続力

外向的でも内向的でも継続するのは素晴らしいと思います。
ただ、継続しさえすれば良いというのも、また違うのかなとも思います。

ブラック企業だったらそんなことよりも使い潰せそうかどうか
みたいなのが判断基準になるので、あんまり継続力とかは重視しなさそうではありますが。。。(世知辛い世の中やで。


ちょっとした製品。例えば、今まで売れ続けていた抜群の商品がなんでか売れなくなっている話は、各所でちらほらと耳にするようになりました。

江戸末期から昭和や平成に掛けての時代の寵児たちの創意工夫によって作られてきた商品達。
時代は令和になり、また新しい形に変化を遂げていく必要に迫られているのだろうと感じています。
そしてまた、新たに生み出されていく商品も巨人の肩に乗っていることを忘れてはいけません。


内向的継続力によって生み出されてきたものを、外向的継続力によって紡いでいく必要があると思っています。

どちらかで良いというわけではなく、どちらも必要な、それもとても過度に重要視される時代になっていくと思います。
特に、これからは少子高齢化の時代で生産人口が急速に減っていきますし
一人当たりに求められる能力が過大になっていくのは避けられない事実として、のしかかってきます。

そう考えるとAIによる外向的継続力の代替というのは、我々日本人にとっては非常に有益であろうとも言えます。
(単純作業は機械にやらせようという話)


お腹は空くし、喉は乾く、眠くなる。

人間の体は、エネルギーが常時消費されていきます。
なのでエネルギー摂取は必ずしなければならない概日リズム(*1)の一環です。

飯を食い、水を飲む、寝る。

当たり前すぎて「継続」と言う概念からは抜け落ちがちですが
究極の継続力だと思います。

例え、1日飲まず食わず寝ずとも人間は問題ないようにできています。
しかし、数日に伸びると様々な弊害が出てきます。

ウォーキングだってやらなければやらないで特に問題はありませんが
数年後、雲泥の差ができているのは何となく想像できます。


そうは言っても、中々続けられないのが人の性。
そんな方に送る懐かしの名曲がこちら。



さっ、今日もウォーキング続けるぞー!



【補足】

*1: 概日リズム(体内時計とも言う)と食事について、もしご興味がある方がいらっしゃいましたら、この論文を読んでみると面白いかもしれません。

ざっくりとまとめると
「飯を食うと体内でどんなことが起こるのか、それがどんな病気と関係してるのか、体内時計との関係性も踏まえて紹介するよ。あと、腹時計は経験則で会得するものだから人によって違うよ。」ってことが書いてあります。


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