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非大手でキラキラしてないVTuberのインタビューが読めるのはnoteだけ?萌えみのりインタビュー

note公式が心に今年いちばん残っている記事を募集しているとのことなので、乗っかってみたいと思います。個人的には、noteはVTuber関連の情報を得るのにしか使っていないのですが、多くはファン側が推しを紹介したり、感想を述べたり、時には運営の問題を指摘したりと言ったnoteが多く見受けられるように感じます。

そんな中、ミスiD2021ファイナリストが自ら企業VTuberに長時間インタビューし長文でnoteにアップするというこの記事は、内容の熱量、面白さ、他の媒体での読めなさ、どれをとっても今年一番の推しnoteに相応しいです。

VTuberのインタビューって、やはり大手のにじホロ所属で、楽曲のメジャーリリースに寄せて行われたインタビューで、これまでの輝かしくもジェットコースターな実績を聞く、というものがありがちじゃないでしょうか。

もっと黎明期の頃は、混沌とした文化の萌芽の担い手としての、いい意味で怪しげなVTuberが語り手であったように思います。

それが、特に2020年は一気に経済規模も拡大し、華やかな世界に変わりました。

そんな華やかな世界に置いていかれた地下アイドルのような世界に棲む「萌えみのり」というVTuberが放つ魅力については、自分も過去に記事化しました。

藤林檎のインタビューは、そんな彼女の来歴を丁寧に紐解き、普通は気を遣って聞けない事務所との関係性や、札束タワーバトルで札束を積まれる側の思いなどに切り込みます。

素顔を見せずに、心をさらけ出していくVTuberという職業が切り拓いていくものが何なのかは、まだ誰にもわかりません。ですが、その文化の初期に、自分自身に向き合った結果、

すごく色んな事を考えた時に、「萌えみのりでいてもいいや」って思えたからここにいる

そう語れるVTuberが確かに存在した、ということを忘れずにいたい、そう思ったのが自分にとっての2020年だったと思います。

#2020年の推しnote


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