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散歩のひと  ソロ・フリスビー(フライングディスク)で遊ぶ

フリスビー
 1970年代
アメリカから若者の新しい遊びと文化が大量に日本に入ってきた時代。
この種の情報を得るには雑誌か現地に行くしかなかった時代。
少ない情報を使い捨てにできない時代だった。
その時に入ってきた、スケボー、フリスビー、モトクロス、MTB、サーフィン、音楽、ファッション、アウトドア、ライフスタイル。
雑誌としてはPOPEYEが1976年夏に創刊された。当時は季刊誌だった。

POPEYE

 当時からスケボーと一緒に常にフリスビーは1個程度持っていた。
大学生の頃、気の合った友達とフリスビーを投げ合うのが楽しかった。
場所は近くにあった芝生がある広い野川公園だ。ここでアメリカの大学キャンパスみたいな気分を味わった。もともとICU(国際基督教大学)のゴルフ場だったので、公園の植栽やレイアウトがアメリカの公園のようだった。
今でも公園で暇潰しにフリスビーを投げる。風の影響もあるけど、それはそれで面白い。

冬の野川公園 大学生のサークルがフリスビーの練習をしていた

さて散歩する
 2022年コロナ禍。真冬にフリスビーを持って散歩に行く。場所は野川公園だ。
この公園、40年過ぎても変わらない。広々として気持ちいい。
極寒なのに公園内は人が多い。蔓延防止で学校、保育園などが休校、休園、子供は暇だし、それにつき合う親も大変だ。
「さて、遊ぶぞ」
今日は一人用のフライングディスク(フリスビーの正式名)を持ってきた。

 今回持ってきたのは、*1 ファーストバックタイプのフライングディスク。
真ん中が盛りあがっていて、そこに空気がたまるので滞空時間が長くなる。ドックキャッチにも使うディスクだ。

ファーストバックタイプ

 自分で投げて自分でキャッチする*2 MTA*3 TRCをやってみる。
なかなか体力というより心臓に来る。10本ほどで止めるが、まあまあ心臓は回復している。
ただ、心筋梗塞でステントを入れた後に飲んでいる薬の副作用か、最近冷え性だ。足の指、耳が冷えて霜焼けになる。
それだけ寒いだけか・・。
爺さんが一人きりでフリスビーを投げる姿も寒い。
冬の散歩は寂しい。

上に投げる
投げる
浮遊する

*1ファストバック (Fastback)
MTAまたはフリスビードッグ用。95グラムから145グラムぐらいまで幅がある。小ぶりで軽く、柔らかいディスク。富士山のような特徴的な形状により、飛行性能が上げられている。
手軽にキャッチアンドスローを楽しめるが、きちんと回転をかけないと安定してくれないので、そういう面での練習にも良いい。
ちゃんと投げれれば、けっこうな距離を飛ばせる。
MTA(斜めに投げ上げて、自分でキャッチ)という一人遊びでは、伝統的にこのディスクを使う。

*2マキシマム・タイム・アロフト[MTA]
(Maximum Time Aloft)
ディスクを投げてから、キャッチするまでの滞空時間の長さを競う競技。
高くフリスビーを投げ、対空時間を稼ぐが、キャッチしないと失格なので、ブーメラン投げをする。
ゆっくり戻って来るように投げる。

*3スロー・ラン・アンド・キャッチ[TRC]
(Throw Run and Catch)
直径4mのスローイングサークルの中からディスクを投げ、自ら走ってそのディスクを片手でキャッチした地点までの距離を争う。
これは飛距離と高さを考えて投げる、当然対空時間が長くないと取れない。ともかくダッシュ!


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