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多摩川は海だった

三鷹大沢の国分寺崖線、鯉のぼりがはためいている。

私は散歩しながら色々と観察をする。それは自然観察から地理・地形までにまで及ぶ、興味はさらにおもむくままに広がって妄想する。

主に散歩している場所は、三鷹、調布、府中、小金井などの武蔵野地区だ。今回は地形の話、ここは面白い場所だ。
特徴として、この地域には崖が多い。
国分寺崖線、府中崖線、立川崖線。
崖は基本何らかの地殻変動の結果だ。もしかして古代の武蔵野地区は海が迫っていたのではないか、ちなみに昭島市の多摩川の河原で鯨の化石も発見されてもいる。

早速、調べてみたら、なんとこんな地図が出てきた。
やはり多摩川は海だった。

丸が散歩地域

武蔵野台地と海
私の生活圏 三鷹、深大寺(調布)のある武蔵野台地は古代多摩川の扇状地だ。武蔵野台地は川越辺りで古代の海となり、その先に大宮大地がある。

この時海だった場所は、氷河期に海面が下がり、今は土地となっっている。
実際、現在の地球は氷河期にある。
氷河期はとても寒い時代の氷期と少し暖かくなる間氷期にわけられ、現在は間氷期にあたるそうだ。
定説では温暖化より怖いのは氷期だという。動植物はほぼ死滅する。

それでも温暖化しているのだろうか、ここはよく分からない。
もし温暖化なら、雨が多くなり、あと何百、何千年後に、また海が出現する。新海誠さんのアニメ「天気の子」を思い出してしまう。

国分寺崖線と府中崖線
この崖線はどうやって出来たか。多摩川が氷河期の影響で段階的に扇状地を作っていったのだろう。

古代の多摩川による扇状地が武蔵野台地だ。

ちなみに崖線の下は湧き水が出ている。よって昔から人が住んでいる場所とな。
三鷹市野沢の国分寺崖線の斜面には古墳群がある。現場には人骨のレプリカが展示されている。

湧き水
三鷹の古墳

私も、小学生の頃、沢山の土器のかけらとか化石を拾っている。
今は滅多に拾うことはない。50年以上昔の話。

縄文土器のかけら

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