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長崎の旅2日目 西海市のしりくさり海岸とウチワエビから話は始まる

 2日目行程
7.長崎市 8.西海市「尻久砂里海浜公園」(しりくさり) 9.伊ノ浦瀬戸海峡 うず潮 10.西海市魚市場 11.いわした(お菓子)12.お魚バス停西海市蛎浦島 13.1本鳥居山王神社

長崎工程1

2日目は、朝4時半から活動していた1日目の疲れも多少あったので、ゆっくりと過ごすことにした。
まずは娘1の運転する車で、西海市「尻久砂里海浜公園」(しりくさり)へ向かう。

西海市に入り、狭く急な下り坂を下りると綺麗な海岸が目に飛び込んできた。
しりくさり海浜公園、海水浴場ではなく、キャンプも出来る公園のようだ。

しりくさり海岸、かなりへんてこりんな名前の海岸だが、とても綺麗な海が広がっていた。
そもそも名前の由来は「あまりの美しさにお尻が腐るほど眺めていた。だからしりくさり海岸」なのだ。しかし、当日は曇り。それほどの美しさは想像するしかなかった。

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シーズンオフの平日の午前中、釣り人さえいない。
「いいねぇ、プライベートビーチだ」
波の音と鳶の鳴き声しかしない静かな浜辺。
「コーヒーでもいれようか」と言い、娘1がシングルバナーを取り出した。
登山やシーカヤックをやっている娘1なので、こんな時に何をすればいいのか、分かってらっしゃる。コーヒーの香りとまったりした時間が過ぎ去っていく。

海に入るには寒すぎるので、砂浜を歩く。するとなんか変な感じだ。砂浜がなんだか柔らかい。歩くと5cm程沈み込む。気持ちが悪いけど、足跡が続き面白い。普段からこんな状態なら相当変わった砂浜だが、初めてきたのでよく分からない。
「砂浜に座り込んだら、尻が沈み込み、脱出できない。だから尻が腐る」これが、しりくさりの本当の由来ではないかと思ったりした。

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浜の左側は溶岩が海岸まで流れ込んだ様な岩場であった。地層的に面白そうではあったが、ネットでもジオパーク的な情報はなく、よく分からない。また、地形的に崖下にあるのでキャンプをすると、月明かりが少ないので夜はな長く暗いと思う。だから夜は少々怖いかもしれない。
でるかもしれない・・・。ちなみに妻は過去に、シーカヤックで沖縄の無人島へ行ったとき、白骨死体を見つけている。

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次に向かったのが、うず潮の海峡
長崎でうず潮とか少し不思議だが、島や海峡も多いので、そんな現象もあるだろう。
大村湾の潮の僅かな出入口となる伊ノ浦瀬戸海峡で、うず潮が発生するそうで、佐世保市と西海市を結ぶ西海橋にある長崎県立西海橋公園で見ることができる。
潮かげんで時間的にちょうどよくうず潮が見られた。これは見応えある。お勧めだ。

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どんなにいい景色でも10分で飽きる。
その後、近くにある魚市場を見学に行く。
アラカブ(カサゴ)と漁が解禁となっていたウチワエビが沢山いた。ウチワエビは伊勢エビより美味しいと言われおり、これは後に美味しくいただくことになる。

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その後、妻の希望で、西海市蛎浦島にある「さいかい交通」お魚バス停にも行く。
そのまえにお魚バス停のケーキを売っている「いわした」へも寄った。
長崎の女性受けする場所だ。

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お魚バス停、ここにはインスタ映えするアラカブのお魚バス停がある。妻と娘1が写真を撮り楽しむ。
そこで何枚も写真を撮っていると、3時にいきなり、ラジオ体操第一が町中に響きわたった。妻は保育園勤務の条件反射なのか、体操をしだした。
すると、自宅で留守番している、娘2からLINEが入る。
「今、母から電話きたんだけど、出たらラジオ体操の音楽が聞こえるだけで、なにも返答なし!」
「何やってんの!!」
どうやら体操中に誤動作で電話をかけてしまったようだ。身内では大受けだったね。

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お笑いラジオ体操電話後、長崎市に戻った。
まだ夕暮れ前だったので。徒歩で原爆遺産の山王神社の一本鳥居を見に行く。
戦後75年だが、神社内の被爆楠(くすのき)はまだまだ健在であった。その生命力と迫力、まさに神木だ。楠には、平和の祈りを込めた折り鶴が捧げられていた。
社内で、うろうろと写真を撮っていると、目つきの悪い猫がよってきた。ごろごろと身体をなすりつけてくる。目つきが鋭い、余り可愛くない猫だが、愛想はいい。

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神社に隣接する保育園からは、子供の受け取り時間なのか、子供達と母親の声や笑い声が聞こえてきた。この楠と平和な日常の対比がなんとも感慨深い。
近くに建つ長崎医科大病院。ここで「長崎の鐘」の作者の永井医師は被爆したことになる。「祈りの長崎」と言われるが、未来に希望を託して、私も神社にお祈りをした。

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さて、夕食だけど、長崎大学病院の前にある。イタリアンレストラン「 ババール(BaBaR)」を予約した。普段、夜は満席の人気のレストランだが、このコロナご時世で、空いていた。
ここで、昼間水槽を泳いでいたのと同じウチワエビのパスタを戴く。グレのカルパッチョなどなど長崎の地の食材を使ったイタリアンはとても美味しい。ワイルドターキー(バーボン)のハイボールが何故かあう。おなかいっぱいフードファイトを続けてホテルへ戻る。
世間はコロナ禍とは言え、長崎は美しく、食べ物も美味い素晴らしい1日であった。

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