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2020/01/31 日記

ハライチのターンを聴きながら出社。岩井が立石の名店もつやき屋「宇ち多"」の話をしており羨ましかった。行ってみたいが経験者とじゃないと行きづらい店No.1よ…

仕事終わりにハバナイのライブに行こうと思って一応買ってたはずとLINEチケットのマイページをチェックしたらなんと買ってなくて行けないことに。ウケるね。なのでかぶってて行けないと思ってたWWWの田島ハルコのワンマンへ。これはこれで行きたかったのでラッキーだった。

そんなこんなで無事19:35ごろにはWWW内へ。にょろと会ったりして乾杯しつつ話してたら45分すぎに開演。出てきた田島ハルコとバックDJ、DJののの。のののさんが入る前の完全ひとり体制の田島ハルコも数回みてるけど手際とかもろもろを考えると完全に入ってよかったね。これによっていわゆるDJ的な手法で彼女の歌を繋いでいけるようになったことは「ステージを見せる」という意味ですごく大きい。

田島ハルコはプレイヤーとしての能力よりもプロデュース能力のほうが高い人だと思っていて、作り手思考のアーティストなんですよね。だから自身が作っている音楽のレベルにステージでの振る舞いがまだ追いついていないというか、そういうチグハグさが出ているのも愛おしいな、なんて思ったり。

とはいえとにかく曲ですよ。とにかく曲がめちゃくちゃ好きで。よく言われる女性をエンパワメントする、というテーマも結局は「ギャル」に集約されるんじゃないかな。ギャルが無敵なのはやっぱりその自己肯定感の高さをさらにエンハンスする言動がギャルカルチャーの振る舞いとして含まれていることだと思う。それを田島ハルコは”模倣”する。

↑ばら撒かれたお札

そして最後の不器用だけど真摯なスピーチがとても心に刺さった。

「キラキラしたステージに出していいのか自分でもわからない。家で寝てるときとか人間として終了している。生きてるのかわからない。みんなそうじゃないですか?そういう自意識とかも発露しないプレーンな状態はすごいリアルで。派手な格好を今はしていても結局根っこはそこにあるというか。今日、最後は”魔法”を解いて終わりたいな、と思います。だから最後はその曲をみんなで聴きながらお家に帰って、寝る。そしてまた嫌なことがあるみたいな。ほんとに。だって私がこんなポジティブな歌を唄うなんて全部まやかしというか、気の所為みたいなのがないと生きていけないじゃないですか。人間の形を保てないじゃないですか。だから最後は歌いません。みなさんあとは帰るだけ。盛り上がりません。もうアンコールはありません。でもまた絶対に遊びましょう。」

不器用だけど、心が暖かくなった。自分が作った歌だってまともに歌えないステージでどう振る舞ったらいいかよくわからない一人の女性がつづる渾身の言葉だ。素晴らしいWWWだった。聴いて。


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