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20代最後の夏。私の退職エントリー

2018年7月15日。
私は10年間働いていたスターバックスを退職した。
いろんなお店を転々としてきたが、最後の店舗は約1ヶ月ほどしか働いていない。
でも自分の心と体が限界だったのだ。
最終出勤日。
私は誰にも言わず、その日の朝、働いているPTRに最後の挨拶だけして辞めた。
逃げるように辞めたと言った方が正しいだろう。
実は退職は今回が初めてではない。
正確に言えば3度目の退職だ。
いつも退職の度に後悔してまたスターバックスに戻ってきてしまうのだ。
少し軌道に乗るとまた持病が再発し、退職。
戻ってきてしまう自分にさすがにうんざりしていた。
でも自分にはもうここしか働ける場所がないと思ってた。
だけど今回は違う。
本当に全て「やりきった」感がある。
ここで学べることは全て学んだ。
緑のエプロンをつけて働いている子はもうほとんどが後輩だろう。
店長ですら私より後輩ということも珍しくなくなってきた。
店舗で働いているPTRを見て心のどこかで焦る自分も今回はいない。
本当の意味で「卒業」できたのだ。
私の心のコンパスは、正直どこを指してるか検討もつかない。
でも、私の中で何かが動き出したのは確かだ。
緑のエプロンを脱いだその先。
一体何が待ち受けているのだろう。
ここから先は自分で漕ぎ出さなければ。
平成最後の夏。
20代最後の夏。

私の旅は、ここから始まる。

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