奈良崎コロスケ

映画・漫画・ギャンブルの3本立てライターです

奈良崎コロスケ

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『音楽とおじさん』第1話

    • I Melt With You

      ドラマ「マニフェスト」シーズン4を観ていたら、カラオケバージン(劇中のセリフ/こういう表現をするらしい)のカルが気になる女性に連れられてカラオケボックスへ行き、初めて歌う曲がモダン・イングリッシュの「I Melt With You」だった。このシーンがとてもいい。 Modern English - I Melt With You (Official Video) (youtube.com) 大半の人生を失ってきたカルが自分を笑顔を取り戻し、本当の自分に戻り、初めてキスをす

      • フリーライター廃業までのカウントダウン⑦

        10年近く長く続けてきた漫画仕事、終了のお知らせを受ける。毎月新刊を20作ほど読んで次々とレビューしていくのはかなりしんどかった。ただ、常に漫画の最前線にアンテナを張り続けられたし、他の仕事へつながったことも多数。 この仕事が終わったことで書店の新刊コーナーを物色する頻度が落ち、あまり好みではないジャンルの作品などを一切読まなくなることで、ライター廃業へ加速がつくのではないか……。そんな複雑な想いを抱きつつも、今はほっとした気持ちが勝っております。

        • 実写化の幸せな形はどこにあるのか

          以前、浅田次郎さんに取材したときの話。 僕が宝島社でアルバイトをしていた20代後半、まだ浅田さんはブレイク前夜だった。僕にとって浅田作品との出会いは別冊宝島197『裏ギャンブル読本』(1994年刊行)に掲載されたポーカーゲーム屋を開いたときのエッセイだった。それがもう面白いのなんの。その後、競馬読本シリーズの担当編集者・黒須田守(現ボートボーイ編集長)に勧められて『プリズンホテル』を読んでずっぱまり。 それから20年以上の月日が流れ、ようやくお会いできたときはホントに嬉し

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        『音楽とおじさん』第1話

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          誰かの味方ヅラして誰かを叩きたいだけの人たちに辟易する日々

          20年くらい前、お笑い芸人系の雑誌に寄稿していたころ、プラスマイナスがハリセンボンやオリラジと一緒にレギュラー出演していた「10カラット」という番組の現場に入っていた。 当時から岩橋さんむちゃくちゃ面白かったよ。でも人気面では完全に出遅れた。それだけに40を超えてから充実期を迎えた今、こんなことになって本当に残念だ。 それでも。岩橋さん側に寄り添って、弱者側に立った体で人気タレントや吉本を嬉々として詰めるバカの多さに反吐が出る。彼が一方的にコメントすることを1から10まで

          誰かの味方ヅラして誰かを叩きたいだけの人たちに辟易する日々

          猫の日に大杉漣さんを想う

          猫の日がくるたび大杉漣さんのことを思い出す。2018年の2月21日に漣さんが亡くなってから、もう6年も経つのか。もともと大好きな俳優だったけど、取材するたびに人間としてもっと大好きになっていった。 最初に単独でインタビューしたのは園子温監督の『エクステ』(2007年)かな? 当時、漣さんは56歳。今の僕と同じくらいか…。僕は1度目の結婚直後で、「妻が漣さんの大ファンなんです」と話したら色紙を書いていただけて、大感激。元妻も泣いて喜んでいた。 2008年に映画『ネコナデ』絡

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          漫画家よりも映画監督のほうがえらいのか

          ふいに思い出した。10年以上前のことだ。とあるトークイベントの壇上でS監督が日本映画に漫画原作が増えている…という話をふられた際の答えは……「漫画家ごときが口を出してくるのが本当に嫌。だからやらない」。 その後知名度が上がり、自分の映画を撮るための金稼ぎのためにと割り切り、あれこれと漫画実写化仕事を引き受けていったS監督。もちろん当時はトーク相手に乗せられての悪ノリだったとは思うが、漫画よりも映画のほうが上というような言い方を何度もしていて、いい気分はしなかったな。

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          テレビ番組と半世紀前の記憶

          自分が能動的に観ていたテレビ番組の最古の記憶は「トリプルファイター」で、今WIKIで調べてみたら「1972年7月3日から同年12月29日まで、毎週月曜日 - 金曜日17:30 - 17:40に、TBS系で放送された」とのこと。3歳から4歳になるころか。ちなみに当時の我が家はまだモノクロテレビだった。 https://m-78.jp/videoworks/triplefighter/?fbclid=IwAR3q78009DkFB_fX_GArz_grkewbjYl3uSrvA

          テレビ番組と半世紀前の記憶

          今年の流行語大賞決定か

          とうとう出たね これを超えるもの、あと11ヵ月で出てきますかね? それにしても、歴代のおバカな流行語大賞を年代順に並べると、なんかムズムズしてくるな。「ー」と「~」と「!」のオンパレードだわ。 だっちゅーの おっはー なんでだろう〜 チョー気持ちいい グ〜! ワイルドだろぉ 今でしょ! じぇじぇじぇ ダメよ〜ダメダメ そだねー 

          今年の流行語大賞決定か

          初めて覚えた漢字はなんですか?

          4歳の娘は平仮名を9割ほどマスターし、今度は漢字に興味が出てきた。そんな彼女が完璧に読めるのが「読み込み中」。色々なゲームで頻出するから。 まぁ「読」「込」「中」を単独で読めるのかは疑問だが、初めて覚えた漢字が「読み込み中」ってのはDLゲーム世代の令和キッズならではだわ。

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          このマンガがすごい!2024

          てなわけで『このマンガがすごい!』、今年のランキングが発表されました。 あのちゃんが手にとっているようにオトコ編は「ダイヤモンドの功罪」、オンナ編は「うみべのストーブ」が1位です。一応本誌は13日発売。ドタバタで作った最初の2006年版から数えて18年目! うひ~。ぜひ買い求めください。

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          思い出のコンサートホール

          妻は板橋の志村坂上出身。義実家があるので僕もたびたび訪れるが、本当に殺風景な街だ(地元の方、すみません!)。一応“志村銀座”なる商店街的な通りもあるが、閑散としている。そんな街で育った少女時代の妻だったが、ある日、「コンサートホールが出来るんだよ」と大人から聞いてびっくり。 「志村坂上にコンサートホールが!? ステキ~! ああ~ いったい、どんな歌手がステージに上がるのかしら」 それはそれは夢見心地で、小躍りして喜んだそうだ。 ところが出来上がってみると… なんとそれ

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          ライターが主戦場にするジャンルについて

          ちと仕事が一息ついたので、今回はライターが主戦場にするジャンルについてちと考察。僕は博打、漫画、映画の3本立てライターを名乗っておりますが、ここ1年の割合は漫画7、映画2、博打0.5、その他0.5ってな感じです。 ライターを始めたきっかけは競馬ブーム。競馬のムックが飛ぶように売れていた時代、書き手が極端に不足しており、僕のようなド素人でも参入の余地があったのです。オンボロのワープロでどうにか仕上げた名馬物語が別冊宝島に採用され、そこから僕のライター人生はスタートしました。

          ライターが主戦場にするジャンルについて

          改名したい

          僕がコロスケを名乗り始めたのは1998年発売の別冊宝島『気持ちのいいクスリの作り方』。長野の山奥で行われたマジックマッシュルーム会の潜入記事が最初です。 以来、四半世紀。コロナ禍以降は名乗るのが苦痛になってきましたが、トドメに煉獄ナントカとかいう40歳の迷惑系が出現。今さらですが本気で改名したいです…。彼、逮捕を機を解明してくれないかな。懲役太郎とかに。

          もう店じまいしたい

          5憶年ぶりの更新になります。 10月は本当に激動オブ激動でした。チンペイ~もんたの死に愕然とし、山崎まさよしのメンタルを心配していたら、あっちゃん急逝の報。4歳半の娘は2度インフルになり、妻と僕も感染。その間に新作マンガを大量に読まなくてはいけない『このマンガがすごい!』の季節が到来し、合間合間にイベント事が3度。もうすでに何も覚えていないくらい、ひっちゃかめっちゃかでした。 でもって昨日(11/8)のことです。4歳児クラスの遠足の日でした。雨予報もあったけど、晴れてよか

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          リメイクブームを一刀両断

          四海鏡くんとタッグを組んで、“令和の今、この世に送り出すべきリメイクを考える”という企画であれこれしゃべりました。ぜひご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=TwIO_wc2rts 「マジでこの企画いけそうじゃね!?」と思った業界の方は、ご連絡ください。そしてお金ください。

          リメイクブームを一刀両断